知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

アメリカ パリ協定離脱。

2017年06月04日 | 国家論
グローバリズムから、保護主義へ。

グローバリズムは仕事が人件費の安い国に流れるため、
 先進国は失業者が増える。

また、先進国では、きつい仕事につくくらいなら、
 生活保護をもらっていた方が楽である
ということで、
 飲食、土木などきつい仕事は外国人労働者が担うようになる。

そのため、社会保障費が増えていき、国家の財政が厳しくなっていく。

先進国では、
 子供の教育に力を入れる。
そうなると、
 給料が安く、きつい仕事に就きたくない
ということで、
 就職しない人が増える。

 自分が就職できないのは、外国人労働者のせいだ
という思いが強くなる。 

不満は、
 グローバリズム。

そういうときには、
 自国の利益を優先します
という保護主義的主張が支持を集める。

ただ、すべての国が保護主義に走ると、
 戦国時代
のようになっていく。

自分と同じように、相手も自分のことを優先する。
そうなると、合意ができない。
合意は、相手のことも配慮し、譲り合う必要があるからです。

合意ができない場合には、
 威嚇。

そのため、経済力、軍事力が必要となる。


アメリカはすでに経済力、軍事力をもっていることから、
 自国の自由を縛るパリ協定から離脱した
ということです。

ドイツは歴史的に環境保護を重視する国家なので、
 パリ協定からアメリカが離脱することに対し許せない
思いだと思います。

パリ協定は地球規模の問題なので、
 公共の利益
に関することです。

公共の利益をないがしろにし、自己の利益しか考えない人を
 他の人は尊敬しない。

 アメリカ(トランプ)はパリ協定の離脱で、自国の利益しか考えていない
と見られるようになりました。

そのため、権威は失墜していきます。

今後、
 税制などで保護主義的な政策を打ち出してくる
可能性が高く、
 世界中が懸念している
はずです。

こうした動きは、
 世界の警察官の役割を担ってきた20世紀のアメリカ
とは性質を異にします。
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