知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

時代に合わせたスキルアップ

2016年09月09日 | スキルアップ
インターネットは歴史上最も大きな変化をもたらしたと、
100年後の教科書には書いてありそうです。

三大発明は、
 火薬
 羅針盤
 活版印刷
と言われています。

15世紀から16世紀の急激な変化をもたらしたものとして、
 火薬は土木技術や戦争を一変させた。
 羅針盤は大航海時代を支え、世界の一体化へと向かわせた。
 活版印刷は「本」の大量生産による「知」の伝承を可能にした。

インターネットは、
 サイバー攻撃や遠隔攻撃を可能にし、戦争のあり方を一変させる
 通信、画像、音楽、動画(情報)、金融を含め、世界の一体化を加速させる
 「知」の伝承を即時、グローバルに可能にした。

新たな技術により、産業が誕生したり、衰退したりする。
今は、流れの中にいるため、あまり実感は沸かないですが、
 急激な時代の変化に自分の会社や業界は、今後、生き残っていけるのか
と不安になります。

ただ、業界や仕事がなくなりそうになったら、
 元気がよいところに乗り換える
ことで対応できるので、スキルを磨いておけば、
 それほど、心配になる必要はない
とも思います。


現に、企業ではそうやって、生き残っているところも多い。
時代に合わせ、
 お金の稼ぎ方を変える
というわけです。

繊維の会社が、
 工場の敷地の一部を大型ショッピングモールに貸して、
 そのお金を元に、都心部にビルを買い、
 賃貸収入でかなり稼いでいる。

この場合、決算書では、
 本業である営業利益
よりも、
 副業である営業外利益
の方が大きくなっています。

これは、
 繊維業界の衰退→大型ショッピングモール全盛の時代
という時代の流れに合わせた、資産(不動産)活用というわけです。

現在は、ショッピングモールが衰退しているので、数年後には
 アマゾンの配送センター
になっているかもしれません。


これは、個人のスキルアップにも活用できると思います。
時代に合わせて、
 自分のスキルを変化させていく
ということです。

かつては、
 上司に絶対服従→引き上げられて出世→会社内での安泰
というのが、出世コースでした。

会社も右肩上がりなので、そのまま、会社の方針に従って、
 出世ラインから外れないようにしておけばよかった。

今後は、
 会社がなくなるおそれ

 会社が買収されて、上司が一変するおそれ
が高くなります。

時代に合わせて、評価基準が変わったり(成果報酬というのも一時期言われました)、
 経営者が変わったりする
ので、
 社内の権力闘争に荷担するエネルギー
を、
 自分のスキルを高めるために使っていった方
が得となります。

もちろん、上司に嫌われたり、敵を作ったりするのは、
 足かせとなる
ので、
 上司に好かれつつ、能力も高めていく
のがベストです。


「能力が高ければ、コミュニケーション能力が低くても大丈夫」というような絶対成果主義的な考え方では、
 うまくいかない
と思います。

 社内でのコミュニケーション+能力
という両輪をうまく回していく。

能力が高くて、やることをやっているからいいだろ、という態度でいると、
 社内で浮いてしまい、上司に嫌われ、会社に居づらくなり、転職か独立。

転職の際には、
 中途採用者が会社の輪を乱すことを嫌う
ので、
 感情的になりやすいなど、コミュニケーション能力に問題がある人の採用は控える傾向にある。

さらに、独立しても、
 お客に気に入られるというのは、コミュニケーション能力が不可欠である
ので、
 いくら優秀でも、お客が付かない。

こうなると、いくら優秀でも、
 能力を発揮する場所が与えられず、能力がどんどん廃れていく。


大切なのは、
 スキルのみならず、
 周りとうまくやっていくコミュニケーション能力
を日々高めていくこと。

そうすれば、
 仮に会社がだめになっても、
 別の会社から声がかかったりする。


インターネット全盛の時代には、
 対面的なコミュニケーション能力を磨く場が減っていく
ので、
 会社という場所においては、コミュニケーション能力が高い人が重要となります。


上司や同僚とのやりとりをメールですます時代でも、
 挨拶がしっかりできていたり、ちょっとした気遣いができたりする
と、
 評価が高まります。
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