知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

子供の貧困を防止する戦略。

2012年02月26日 | スキルアップ
OECDの報告では、日本人の7人に1人が
 相対的貧困(同じ国の大多数よりも貧困状態にある)
とのことです。

特に、深刻なのが、
 若年層
の貧困です。

若い世代は、貧困状態になりやすい。

僕は、子供の貧困は、
 生まれた瞬間に、貧困としての人生が決まってしまう
ということで、  
 奴隷制度の復活と変わらない
と考えています。

そのため、そういう子供が、
 平穏に暮らしていけるようにする
ためには、どうしたらよいかを考えています。

現在は、毎年の寄付とボランティア活動への参加程度ですが、
50歳くらいになったら、NPOを設立して、
費用がわずかですむような塾を開いたり、コンテンツを作って、
ソーシャルビジネスとして行えたらよいと思っています。
このブログも、そのための準備といえます。


子供の貧困を解決するための方法の一つは、
 知的に成長する
ということ。

そもそも、貧困世帯に生まれた場合、
 生まれた瞬間に、ハンディーを背負っている
ということを自覚して、
 そのハンディーを工夫して埋めていく
ようにしなければなりません。

この過程で、「知」が必要となります。

普通の人が2時間で理解することを、
 効率よく1時間で理解できれば、1時間をアルバイトにあてることができる
わけです。

そのためには、戦略を立てることが必要です。

おそらく、よい家庭教師に巡り合えたことがある人は、
 効率的な勉強方法を教えてもらって成績が伸びた
という経験があるはず。

勉強よりも、勉強方法のほうが大事なわけです。
これが、戦略。

資格試験で、大学以外に、予備校に通う人が多いのも同じ理由からです。

貧困世帯の子供が、
 戦略の重要性
を学んだあとで、
 フリーコンテンツの利用し、知的な成長
を継続していく。
 ・インターネット
 ・図書館

あとは、本人の努力で、
 貧困から脱出する。

僕は、結果の平等は、不平等であるため認めるべきではないが、
 機会の平等は認められなければならない
と考えています。

今の政策は、頑張って努力して稼いだ人から多額のお金を徴収して、
 努力していない人にも分配する
ということで、結果の平等を実現しようとしています。

その一方で、機会の平等については、あまり考えられていません。
親に生活保護を渡しても、子供の教育費に回る確率は少ない。



低所得者の特徴は、
 低賃金で、かつ労働時間が長い
ということです。

フリーターから抜け出せない理由は、
 資格やスキルを身に付ける時間も、エネルギーもない
ということ。

そのため、抜け出すことを考えるのであれば、
 学習(知的成長)に有利な職を選ぶ
必要があります。

ビルの管理人。
監視カメラの監視、プラス、掃除。
そういう職であれば、
 比較的自由な時間があるので、この時間を有効に利用して、
 次のステップに移るためのスキルを身に付ける
わけです。

かつては、将来自分の付きたい職業のアルバイトを行い、
 スキルを習得して独立する
という方法が有効でした。

ただ、現在では、独立資金の用意が非常に難しくなっているため、
 何らかの資金のめどがないと、厳しい
かもしれません。
(ワタミの社長は、仕事の掛け持ちで貯めたとのこと。)



親が貧しい場合、高校さえ卒業できなくなる可能性があります。
現に、高校中退者が増えています。

ただ、そこで、嘆いてもコントロールできないことなので仕方がないわけです。
国家など、大したことはしてくれません。
それどころか、今後は必至で貯めたアルバイト代からも、
 税金や国民年金や健康保険料をがんがん持っていく
おそれがあります。
僕が小さな国家がよいと考えているのも、国家を信用していないからです。
国家が信頼できるのであれば、大きな国家でもよいかもしれないですが、
 原発対応でみた問題解決能力がないような国家に、
 大きな権限を持たせると、国民を不幸にする
可能性が高くなります。



さらに、親を真似してしまうと、貧困の連鎖に陥る可能性が高くなります。
親は、生んで、育ててくれたことには感謝しつつも、
 自分は別の人生を生きる
と考えて、別の思考パターンに作り替える必要があります。

これは、
 原因と結果の法則。

太った親の子供が太っている確率が高いのは、
 遺伝的な問題
だけではなく、
 カロリー摂取のコントロールが下手(カロリーを取りすぎ)
 運動の習慣がない(カロリー捻出不足)
など、家庭的な要因も存在していると考えられます。

貧困もさまざまな事情がありますが、
 収入が少ない
 支出が多い(携帯電話に何万円も使う、パチンコに使う、無駄づかいが多い、外食が多い)
ことが主な要因です。

収入が少ない理由も、
 離婚をしてしまった。
 失業をしてしまった。

離婚した理由は、
 相手の選択を誤った。←人を見る目がなかった。
 子供ができたので結婚したが、うまくいかなかった。←避妊のコントロールができなかった。
 喧嘩ばかりしてうまくいかなかった。←感情のコントロールができなかった。話すスキルの不足。
 ・・・・

失業した理由は、
 倒産してしまった。←会社を見る目がなかった。
 つける仕事がそこしかなかった。←勉強を重視しなかった。
 職場でうまくいかなかった。←感情のコントロールができなかった。話すスキルの不足。
 ・・・・

本人は、
 自分にも落ち度はあったかもしれないな。
と思えても、
 子供は、全く責任がない
わけです。

しかし、確実に影響が及びます。

そうなると、子供は、貧困の連鎖が起きないように、
 自ら戦略を立て、親が陥った貧困から脱出する
必要があります。

感謝しながらも、自分の人生を、自分の力で切り開いていくわけです。

親がなぜ、貧困に陥ったのか、原因を詳細に分析する。
 親は、勉強嫌いだったからうまくいかなかったんだな。
 親は、続けることが苦手だったからうまくいかなかったんだな。
 親は、本当に運がなかったんだな。かわいそうだけど、人を見る目がなかったんだな。
 親は、断れない人がよすぎたから貧困になってしまったんだな。
 親は、変化に対応できなかったから、ビジネスで失敗してしまったんだな。
 親は、感情的な人だから、職場も家庭もうまくいかなかったんだな。
そこから、学ぶ。
 自分は、勉強を頑張ろう。
 自分は、根気よく続けるようにしよう。
 自分は、人を慎重に見る目を養おう。
 自分は、絶対に保証人にはならないぞ。
 自分は、経営スキルを磨こう。
 自分は、感情的をコントロールするスキルを身に付けよう。

それを生かして、知的成長戦略を立てる。

それで、よい配偶者やよい職場に巡り合って、安定的な生活を手にし、
 貧困から脱出したら、貧困で苦しむ親の生活を援助する。
生んで育ててくれたことに対する恩をそれで返す。

親は生活が安定するうえ、何よりも自分の子供に大事にされることで、
幸せな気分になれる。

貧困の連鎖を断ち切り、親の貧困の程度も軽くする。

こんな感じで、がんばって稼ぐようになり、親に仕送りをしている人もたくさんいます。
こういった話を聞くと、家族の絆や、その人の人としての素晴らしさを感じられ、うれしくなります。

その反面、生活保護の申請に来た親の調査のため、担当者が子供に電話をすると、
 そんなの知らない。うちも金がない。
と冷たく言われるという話を聞くと、いろいろ事情はあるとは思うものの、寂しくなります。

ここで、論語がリンクすることになります。
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