前回紹介の「地鎮杉」からの帰り道、県道を走っていると必ず目に飛び込んでくる大杉です。
此処は田圃の中に軒を連ねる小さな黒沢集落、北の外れ田圃の中のお稲荷さんに悠然と立つ単独木です。
背後は広く拓けた田園地帯、長閑そのものの景観のなかに聳える巨杉は、やっぱり雪国の姿で三角錐状には聳えていない。
しかし石の鳥居に赤い小さな御社(おやしろ)、それ覆い隠すような元気な巨杉・・・・、なんとも絵になる景観です。
雪国の此処ではやっぱり当然の如く「立山ウラスギ」、主幹は背丈より少し高い位置で見事に何本にも岐れ、もがきうねるように上へ、天へと伸びている。
若々しい主幹は目通り約7m、樹高約30m、樹齢は不明ですがまだまだ相当若そうです。
それでも見上げる枝ぶりはやっぱり相当やんちゃもんです。
撮影2009.11.1