この道はいつか来た道・・・・・・
と言うより、学生時代には四条通りから八坂神社の前を通って円山公園ぶらつき知恩院さんの門前を通り抜けこの青蓮院の楠楠を見上げながら平安神宮や京都会館へと良く散歩が寺に歩いたものです。
その後、社会人になってからも何度もこの地を訪れたが今ほど観光客も多くなく車で自由に円山公園内を駆け抜け、この楠の下で車を止めたりもしていたのだが・・・。
ここを久しぶりに訪れた昨年の暮れ知恩院の参道から青蓮院の前を通って平安神宮へ抜けようとしたところガードマンに車を停止させられた。
この先は車の北行禁止だという??、永らく市内に来なかった浦島太郎の心境だった。
前置きは、さておき・・・・・・・・。
青蓮院は天台宗総本山比叡山延暦寺の門跡寺院の一つとしてよく知られ、ちょうど京都の観光メインの場所円山公園から平安神宮へと抜ける道路沿いにあってこの辺りは鬱蒼とした木立が道路を覆っている。
北行する道路の右手石垣上には白壁の塀をバックに第一の楠。
第二の楠が青蓮院メインの楠で正面門前駐車場左手上壇の石垣上で諸手を天空一杯に広げている。
樹元から見上げると、それはまるで青空を覆い隠そうとでもしているようです。
累々と脈打ちうねるような根を緑の苔が覆い、この楠が生き抜いてきた長い長い歴史を物語っているかのようです。
背景には武家屋敷を思い起こすような長屋門風の建物を従えたロケーションが素晴らしく老楠と溶け込んでいる。
この楠は親鸞聖人のお手植え、樹齢800年、幹周り約6m、樹高26mとされている。
山門右手には第3の楠が有って此方も中々の風格でした。
撮影2007.12.23