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鋼鉄ワイヤーで引っ張られ支えられ、痛々しい傷痕を隠すかの様に樹脂セメントで塗り固められています。
富山県魚津市の北端、黒部市と境を接する布施川沿いの小さな大沢集落、県道126号線沿いに威容を誇るように単木で立ち尽くしています。
県道とは云え、それは集落を縫う田舎道、その旧道と新道の間に一段高い空き地が有り、往古この地に住み着いた大沢氏の鎮守として祀られて来たと言う。
北陸豪雪地域に多いウラスギで根元付近で何本にも分岐、曲がりくねってまた分岐する姿は、僕達関西人が見慣れた大杉とは程遠いものがある。
平成3年の台風19号で2本の大幹が引きちぎられたそうだが・・、それまではどれほどの偉容を誇っていたのだろうか??
目通り約10m、樹高30m、樹齢は800年とも500年とも云われ、立山杉の代表格として富山県天然記念物に指定されている。
撮影2009.11.1