巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

富山市 西岩瀬諏訪社の大ケヤキ

2012-05-08 | 富山県 新潟県

秋のつるべ落としの夕日が巨幹を染めて神々しく演出していた・・・。

富山湾に注ぐ神通川左岸、富山湾の石油基地と隣合わせ、海岸沿いの神社境内に建つケヤキの巨木です。

ケヤキの有る西岩瀬諏訪社は、海岸道路を挟んで直ぐに砂浜の海岸線と接し、大きなケヤキが数本聳え、いかにも村の鎮守さんと言う風情・・

その昔、この海岸線には八重津湊と言う富山藩の米の積出し港が有り、このケヤキの巨木は、港への目印として、又航海の守り神として大切にされて来たらしい。

里山育ちの僕にとって見慣れない一風変わった、砂浜続きのオープン境内・・・・。

大ケヤキは神社正面、石鳥居脇にどっしり腰を据えている・・・・。

今にも大声で空に向かって何か叫びそう・・・、まるで人格を持ったかのように。

歳老い、白い樹皮はぽろぽろ、めくれはがれ、それでも堂々と力強く生きています。

秋の終わり、全ての葉を落とし夕日に照らされた巨樹は、いやが上にも神々しく威厳に満ち満ちて見えました。

伝承樹齢1000年、目通り、樹高約25m・・、この地のランドマークとしてまだまだ元気そのものです。

此処を訪れた10月の最終日、夕日が西の海に落ちようとして海岸線の二人をシルエットにしていたのも印象的です。

撮影2009.10.31



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