滋賀県湖西の旧安曇川町は今では高島市の一つの町になっていますが往古、渡来系の安曇族がその勢力を伸ばしたところだといわれています。
上古賀は安曇川市街地から安曇川沿いに山手へ車で15分ほど走った集落、ここから先この杉の在る場所はさっぱりわからない。
案内板などあるわけも無く、こういう事は地元のお年寄りに聞くよりほかに手はありません。
聞いたとおりに集落から、陸上自衛隊の饗庭野(あいばの)演習場に続く山道を5~10分ばかし走るとこの巨杉に出遭うことが出来る。
車がこの杉の前まで横付けできるが、この杉の下でヤマヒルの攻撃を受けた。
女性が股を広げたような形の杉でその大事な部分には小さな祠が祀られていて、なにやらさも意味ありげで少し不気味な雰囲気の漂う巨木です。
弘法大師語ここを通った折、ここで弁当を食べ、箸にした杉の枝を地面に刺したものが成長したという伝説が残っている。
主幹の幹周りは6m、右支幹は3m、左支幹3,5m、どうしてこんな異様な樹形になっているのだろうか??。
撮影2007.6.11