長浜市街北東へ約8km、田圃の中に軒を連ねる古い集落の辻、嶋盛学校之跡と書かれた石碑のある空き地に聳えている。
滋賀県境の町、岐阜県関ヶ原から伊吹山西裾を湖北に貫く国道365号線、姉川古戦場を偲ばせる姉川北岸に懐かしい佇まいの野村集落がある。
主幹の梢は遠い昔、嵐にもぎ取られたのだろうか?脇から太枝が三本ばかり伸びだし、冬姿のと言う事もあり、ちょっと奇形な樹姿の見える。
長浜市「緑のまちづくりの会」が立てた表示版に拠ると、幹周り6.0m、樹高20.0m、樹齢(伝)1000年とある。
見るからに樹齢の1000年には無理が有りすぎるような・・・・。
根元に大きな樹瘤を携え、集落の屋根を見下ろす様に聳えるケヤキの巨木は、集落の誰からも愛されて居るのだろう・・・・。
神木でも無かろうにしめ縄が巻かれて居る。
長浜市の保存樹に指定されて居る。
撮影2010.4.10