社殿を覆い隠さんばかりに伸び立つ大樟。
一体北九州に楠の巨樹と言われるものはどのくらい有るのだろう???
どこの神社、寺に行っても楠の巨樹ばかりの様な気がする。
国道3号線、矢部川畔の馬場交差を西へ約500m、矢部川と矢部川に合流する支流の狭間域に位置する南馬場「熊野速玉神社」に立ち尽くしている。
熊野速玉神社と云えば三重県南部の熊野市、この地域には熊野神社が多く見受けられるが、どうしてそんなに遠く離れた神を勧請したのだろうか??
社伝に拠れば 天武天皇の時代、白鳳24年(673)、神社建立と同時に、御神木として植えられたと伝えられている。
しかしこの樹姿はまだまだ若々しく、ましてや1300年もの長い歳月を生き存えて来たと言う老獪さは感じられない。
目通り10.4m、樹高35m、・・・・・神社建立と同時に、御神木として植えられた樟の孫にでも当たるのでは無いだろうか??
因に、福岡県の天然記念物に指定されて居る。
撮影2011.12.16