伊勢神宮(内宮)には誰もが一度くらいは行ったことが有るかも知れない??
しかしこの楠は殆どの人が訪れたことも無いに違いない。
大水神社は内宮の駐車場の奥、五十鈴橋の対面の丘、中段に在って、その少し上方には伊勢神宮内宮の学舎、書庫が発展してこの地に移築された国指定史跡の旧林崎文庫が在る。
駐車場奥の石段を登ると直ぐにこの巨大な楠の幹と根張りが訪れる人の目に飛び込んでくる。
静かな中に格調高い佇まいの中にある林崎文庫の通用口へ通ずる自然石の石段がこの楠の根元にあってこの上ないロケーションを提供している。
楠は大水神社基壇の石垣に実を半ば沈めた形で大きく枝を広げて樹盛もこの上なく、主幹にも大きな痛みは見えない。
この地にこんな大物の楠が隠れているなどとは誰しもが想像だにしないに違いない。
何せ目の前には、あの伊勢神宮内宮の杜が広がっている。
撮影2008.4.5