其の日は早朝早くに京都を発ち岡山、津山地方から鳥取島根へと巨樹追い旅にと出かけた。
しかし秋の長雨でこの辺りに着いたときにも、咲き出した彼岸花が小雨に煙る畦道にさきみだれていて夢の世界のような景観を醸しだしていた。
鏡野町の岩屋の大カツラを訪ねる途中、中国道院庄インターで降り179号線、392号線と乗り換え香香美川沿いに遡ると長閑な田園の広がる鏡野町大町辺りに着く。
此処に西条柿では日本一と言われる巨木が有ると云うので寄ってみた。
古い墓地跡のような石塔が一列に並ぶ中、この山里を見下ろすように西条柿の巨木がすくっと立っている。
柿の巨木は初めて見るが、この柿の木を包む空気と言うか?景観がまるで一幅の絵を見て居るように素晴らしい。
この柿木1本で4トンもの実を付けると云う事だが僕の見た去年はそれほどたわわには実っていないように感じた。
樹齢約400年、目通り約4.5m、樹高17mとなっていて、鏡野町の天然記念物に指定されている。
西条柿は東広島市西条地域の特産で所謂渋柿、渋抜きしなければ食べられない。
撮影2008.9.21
よくぞここまで成長したものですね!
生命力が強い木の干し柿はきっとおめでたいお正月にふさわしい柿になるでしょうね。
そうですよね、僕も子供の頃に柿の木に登って良くしかられたものです。
柿の枝は折れやすいから危ないと云われてました。
僕の方にも柿の木はたくさんありますがここまでおおきいのは皆無ですね。
いつもコメント有難う。