木曽開田高原山中の小さな集落の鎮守に立つ、一見、生きているのかと思うほど筋皮だけの老古木です。
先日紹介の旧高根村大古井、岐阜県、乗鞍南西山麓を長野県側へと走りぬける国道361号線で約1時間強・・・、長野県開田高原山麓集落の藤屋洞に着く。
集落の東外れ、山裾斜面に小さな祠が在り、それを前にして異様な姿の大橡がたって居る・・・・
傷つき息も絶え絶えの野武士のような・・・・ふとそんな感慨にも陥りそう。
主幹の大部分はは遠い昔に朽ち果て、大きな洞を僅かな表皮で包み、一本の支幹が生きてる証でも有るかの様にすくっと大空を目指す。
目通り8.8m、樹高16m、樹齢は不明と成っていますが、周りを威圧するような圧倒感と神が宿ると云う存在感はたじろがない様に感じる老巨橡でした。
いつまでも元気で居て欲しいが今年の豪雪には耐えられただろうか??
撮影2009.9.21