巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

富山市八尾町 大玉生(おおだもう)の桂

2012-03-10 | 富山県 新潟県

前回の八尾中心街辺りより国道472号線で南下すること約15分、途中、正間トンネルの手前で国道から別れ林道を更に南下すること五分ばかし、小さな集落の中ほど、道路わきの谷間奥にこの桂の巨木が立っている。

桂の根元を水源とした「桂の清水(かつらのしょうず)」は富山県の名水100選にも選ばれ、この桂よりも名水目的で此処を訪れる人も多い。

桂は山深い水の豊富な谷間に大物が集中しているが・・・・まさしく此処もそのものズバリの土地でした。

入り口側より見ると少しひょろ長く、か弱そうに見える桂ですが・・・

桂の巨古木に有り勝ちなヒコバエが主幹を取り囲むでもなく、、根元で数本に分かれた主支幹が勢い良く、うねりながら天空に伸び出しています。

正面に回り込むとその様相を一転させます・・・・、根元には水源、桂の巨木にはまさしく天国のような?願ってもないような環境。

根元が水源で有るためか少し腐朽や洞なども確認できますが元気そのもの。

推定樹齢約700年、目通り幹囲14m、樹高38m・・・富山市の天然記念物に指定されています。

雪深い山中に有ってそろそろ冬の眠りから覚めたのだろうか??

撮影2009.9.20