まるでぶち投げられて潰れたぼた餅に大きな串を三本突き刺したような・・・とでも形容するしかない様な異様な姿の楠木です。
何処までを根張りとするのかどれを幹だとするのか??元からこんな姿じゃなかっただろうに・・・。
前回紹介の熱田神宮から南東へ約5km、市街地住宅の家並みが続く中、この楠だけのために有るような村上社の境内が有る。
村上社に社殿と呼べるほどの建物は無く簡素な小さい祠が一つ有るだけで、祭神はこの楠自信となっているようです。
往古こ地は付近を流れる天白川の渡船場で舟人目標の大楠であり、大空高くその樹冠を広げていたようです。
以上に下膨れした異様な姿の巨木も好きなのですが・・・・、此処まで異常だとちょっと身動ぎしてしまいそう。
何処をどう計ったのか??説明板には根回り13.2m幹周10.8m、樹高約20m、樹齢/約1000年と好い加減・・・。
しかし方向を変え角度を変えるとこのようにまだまだ元気一杯のようにも見える。
もう何世代も主幹が代替わりしてきたのだろう・・・・・この地で神そのものとして君臨している。
撮影2009.8.29