巨木としてより名木の誉れが高く、水をたたえた田植え前の田圃に映すその姿、その景観はアマチュアカメラマンの垂涎の的となっています。
花のある内に訪れたかったけどそれ程近場ではない恵那山麓、神坂神社の日本(やまと)杉 と共に遅い花も散り果て青葉の蒸せ返る五月中旬に訪れた。
神坂神社より谷沿い道を駆け下りること約2km、右手路肩にそれと解る看板が有り、見下ろす谷川沿い棚田の畦道に青々と葉を繁らせた格好の良い大きな桜木が見える。
早苗が風にそよぐ奥、畦道の孤立する桜は、源義経が奥州に向かう折、馬をつないだという伝承のある桜・・・・現在のものはその親木から世代交代を果たしたものだと言うことです。
あの厳しい東山道、神坂峠を駒と共に越えて来たのかと思うと感慨一入。
主幹は苔生し古色を帯びて弱っているかの様にも見えるが樹冠の繁りを見るとまだまだ元気そのもの・・
樹齢約400年、目通り約5.5m、花のある時期に又出直してみようかとも思うが、その時期の激しい車列やレンズの列を考えると一寸踏み切れないかも・・・。
撮影2009.7.18