和歌山市の北端を流れる紀ノ川沿いに巨樹を訪ね歩いた時に訪れたイチョウの巨木です。
粉河寺の楠を訪れて、次に訪ねたのがこの加茂神社の大銀杏。
ここはR24号線から粉河寺に至る直近の信号で右手に折れ、10分も走ると至る葛城山系南面の里山,西川原集落の加茂神社境内にそびえる大銀杏です。
付近の山々はその斜面一面に段々畑が広がり蜜柑の樹が植えられていて、のぞかな中にもこの地方独特の景色が楽しめるところです。
神社は集落内を抜ける道路わきの一段高いところにあって、石段を登ると広く明るい境内になっています。
大銀杏は境内右脇に在って幹周/5.45m、樹高/約30m、樹齢/約800年と説明されています。
800年という樹齢にしてはちょっと小振りで主幹にも大きな傷や洞なども見られずもっともっと若々しく見えるイチョウです。
僕がここを訪れた2008.3.23には葉を落としたままの裸木で、新芽を吹き出す時期には少し早く一番寂しい樹姿だったのかも知れません。
また境内拝殿前には2本のスギの巨樹がそびえていて、こちらもなかなかの巨木ぶりでした。
しかしどうも境内が、がらんとしていてどこか物足りなさを感じてしまいました。
撮影2008..3.23