ワイヤーハーネス談合で、フォードがフジクラに対し損害賠償を求める訴訟をしている。
この談合では、フジクラだけではなく、矢崎、住友、古河の日系サプライヤーが談合を認めており、合計 $670M (約670億円)の罰金を支払っている。
霜害賠償の対象になっているのは Fusion と兄弟車である Lincoln MKZ であり、上記の4社が談合を行なったと名指した上でフジクラを提訴している。
興味深いのは、まず、フジクラがこのビジネスを獲得してない事。今後、ビジネスを獲得したサプライヤー、又、談合に加わったその他のサプライヤーを提訴するかどうか。次に、独禁法で有罪が確定した他の製品群のサプライヤーに対しても裁判を起こすのか。3番目に、その他の自動車メーカーがフォードに追随するか、という事であろう。
アメリカの法律では、談合によって被った損害の3倍までを要求する事が出来るとの事だ。
ワイヤーハーネス市場はグローバルで4社が77%のシェアを持っており、フォードとしてもサプライヤーの生産コストが把握出来なくてイライラしている状況がある。賠償金が欲しいといった単純な理由だけでなく、示談になったとしてもコスト情報の入手やその他の部品サプライヤーへのコスト情報提供への脅し等、戦略的なものかもしれない。
談合の罪は許されないが、後処理を上手くしないと、特に日系サプライヤーはアメリカ自動車メーカーにケツの毛まで抜かれそうだ。
この談合では、フジクラだけではなく、矢崎、住友、古河の日系サプライヤーが談合を認めており、合計 $670M (約670億円)の罰金を支払っている。
霜害賠償の対象になっているのは Fusion と兄弟車である Lincoln MKZ であり、上記の4社が談合を行なったと名指した上でフジクラを提訴している。
興味深いのは、まず、フジクラがこのビジネスを獲得してない事。今後、ビジネスを獲得したサプライヤー、又、談合に加わったその他のサプライヤーを提訴するかどうか。次に、独禁法で有罪が確定した他の製品群のサプライヤーに対しても裁判を起こすのか。3番目に、その他の自動車メーカーがフォードに追随するか、という事であろう。
アメリカの法律では、談合によって被った損害の3倍までを要求する事が出来るとの事だ。
ワイヤーハーネス市場はグローバルで4社が77%のシェアを持っており、フォードとしてもサプライヤーの生産コストが把握出来なくてイライラしている状況がある。賠償金が欲しいといった単純な理由だけでなく、示談になったとしてもコスト情報の入手やその他の部品サプライヤーへのコスト情報提供への脅し等、戦略的なものかもしれない。
談合の罪は許されないが、後処理を上手くしないと、特に日系サプライヤーはアメリカ自動車メーカーにケツの毛まで抜かれそうだ。
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