YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

ハイブリッド車販売の憂鬱

2014-06-11 15:07:46 | アメリカ自動車業界
ガソリン価格は、ガロン当り$4と高値安定しているのだがハイブリッド車の販売が冴えない。新車販売における割合は 3.5% 程度で、2010年からたったの 1% しか増えていない。ハイブリッド専用車ばかりではなく乗用車などにも設定があるのだが、今のところ大勢に影響が無い。(1ガロンは3.79リッター、アメリカ政府のガソリン、ディーゼル価格のデータはこちら

マーケットリーダーであるプリウスは、一時期のカリスマ的な輝きを失いモデルとしても古くなっており、今年の売り上げは減少気味だ。デビューから2年目の Ford C-Max も前年比38%減である。

理由としては、ガソリン価格が高値ながら安定しており慣れてしまった。同じ車格ではハイブリッドの車両価格が高く、ガソリン代節約分では見合わない。地球温暖化への配慮、グリーンイメージのファッション性が無くなってしまった、と言う所であろう。

さて、4月に購入した Ford C-Max だが、既に6,000マイルを突破。暖かくなってきたこともあり、燃費は少しづつ良くなってきた。ここまでの通算燃費は 35.04 M/G (14.89 Km/L)、公称の 43M/G には遠く及んでいない。これまでの給油毎での最高は 40.05 M/G である。下取りに出したアコード(L4 2.4L) の6万マイル通算実績が 27 M/G だったので悪くは無い。

フリーウェイを高速(80 Mile/hour)で運転する事が多いので、こんなものだろう。しかし、遠乗りするほど航続距離が短くなるというのは、なんとも変な感じである。そんな訳で、次の車はディーゼルと固く決心している。

アメリカ自家用車の未来はハイブリッドにあると思っているのだが、ガソリン価格がもの凄い速いペースで上がらない限り、アメリカの消費者はこなしてしまいそうな気がする。

ハイブリッドでさえこのザマなので、電気自動車に至っては当分お呼びでは無さそうだ。


関連エントリー

"2013 Ford C-Max SEL" (4-1-14)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿