アメリカの議会の中間選挙まで3週間、局地戦ではアメリカながらの候補者による誹謗中傷合戦が激しさを増しており、少しづつではあるが盛り上がりを見せてきている。
オバマ政権の不人気に始まり、順風が吹きまくっているのに今一パッとしない共和党の活動を不思議に思いながら、成り行きを見守っている。
中間選挙に向けて出版された本は、随分読んだ(買ったままのものもある)のだが、未だ読んでなくて一番気になっているのは、Bob Woodward の "Obama's Wars" である。本の内容はさておき、彼が本の宣伝で、出まくっていたTVインタビュー等で、「オバマ政権内で副大統領をバイデンからヒラリーにすげ替える事が検討されている」とコメントした事の方が騒がれている。(バイデンの辞任となると、議会承認だけで副大統領に就任出来るとの事)
オバマ政権もヒラリー本人も否定しているが、否定コメントは真実だと思う。アメリカも日本のメディアも「ヒラリー副大統領説」を唱える人は、全くアメリカの政局を理解していない人だろう。
「ヒラリー副大統領説」は、支持率低下に苦しむオバマが再選の為に、副大統領から2016年での大統領を目指すヒラリーの意図が合致してという事になっているが、全くナンセンスである。オバマが再選の為にというのは分からなくもないが、ヒラリーがオバマの再選の手助けをする事は絶対にない。(以前にも書いたが、ヒラリーがアメリカ大統領になりたいという願望より強い願望は、世界中にそうは存在しないと思う)
もし、オバマが2期やれば、3期連続で民主党大統領になる可能性が非常に低い。(ブッシュ政権の後のオバマみたいなものだ)オバマが後2年で支持率を回復する可能性は非常に低いので、民主党の予備選でヒラリーが現職大統領を破る可能性が高くなってきている事、共和党にこれと言った候補者がいない等、彼女に有利な条件が揃いつつある。なんといっても、ヒラリーは、2008年を上手の手から水をこぼしたという思いが強いだけに、2012年はもっと用意周到に予備選の準備をしておけば、オバマを倒せると判断するはずである。(そして大統領選も勝てると考えているはずである)
ヒラリーにしてみれば、オバマが重要な立法(Obamacare, Financial Reporm, Cap & Tax (下院のみで可決している))を頑張ってくれたおかげで、大統領になったら行政権(大統領として全うな仕事)で、思いっきり働けると考えているだろう。
オバマ政権内の戦争に対する詳細には興味があるのが、「大統領の陰謀」は別格として、Bob Woodward の最近の作品は、出来は良いが、インパクトがない様に感じているので、読むとこまで行くかはちょっと不明。
不人気のオバマ大統領は、民主党候補の選挙応援に忙しいが、得意のアジ演説という事で、大統領としては余りに品が無く、大嘘ばかりのコメントが続出しており、醜い姿を晒している。今年の一般教書演説で、最高裁判決「政治献金において企業、NGOも個人と同じ権利を有する」(詳細はこちら)を名指しで批判した事と関連するのであるが、先週、名前こそ出さないもののアメリカ商工会議所を槍玉にあげ、外国からの資金を共和党の選挙活動に供給しているとの大嘘をぶち上げて、根拠がないと言う批判に対応出来ず、トーンダウンするお粗末があったばかりである。
時期を同じくして民主党のテレビ宣伝で、外国からの資金が(中国元の映像であった)アメリカの民主主義を盗んでいくというのが始まった。オバマを筆頭として、統一されたデマとしか考えられないキャンペーンをやるのも、いかにも活動家大統領の陳腐な手法で一緒に踊る民主党という感じで、馬鹿丸出しといった所か。
そんなに大企業が悪い事をするなら、オバマ、民主党の目指す大きな政府になれば、どれだけ悪くなる事か、想像出来ないのだろうか。(歴史的にも証明されているし)
後3週間、真面目なだけに爆笑もののヘンテコリンな宣伝、陰湿な個人攻撃等、民主党は大ピンチなだけにいろいろでてきそうだ。
オバマ政権の不人気に始まり、順風が吹きまくっているのに今一パッとしない共和党の活動を不思議に思いながら、成り行きを見守っている。
中間選挙に向けて出版された本は、随分読んだ(買ったままのものもある)のだが、未だ読んでなくて一番気になっているのは、Bob Woodward の "Obama's Wars" である。本の内容はさておき、彼が本の宣伝で、出まくっていたTVインタビュー等で、「オバマ政権内で副大統領をバイデンからヒラリーにすげ替える事が検討されている」とコメントした事の方が騒がれている。(バイデンの辞任となると、議会承認だけで副大統領に就任出来るとの事)
オバマ政権もヒラリー本人も否定しているが、否定コメントは真実だと思う。アメリカも日本のメディアも「ヒラリー副大統領説」を唱える人は、全くアメリカの政局を理解していない人だろう。
「ヒラリー副大統領説」は、支持率低下に苦しむオバマが再選の為に、副大統領から2016年での大統領を目指すヒラリーの意図が合致してという事になっているが、全くナンセンスである。オバマが再選の為にというのは分からなくもないが、ヒラリーがオバマの再選の手助けをする事は絶対にない。(以前にも書いたが、ヒラリーがアメリカ大統領になりたいという願望より強い願望は、世界中にそうは存在しないと思う)
もし、オバマが2期やれば、3期連続で民主党大統領になる可能性が非常に低い。(ブッシュ政権の後のオバマみたいなものだ)オバマが後2年で支持率を回復する可能性は非常に低いので、民主党の予備選でヒラリーが現職大統領を破る可能性が高くなってきている事、共和党にこれと言った候補者がいない等、彼女に有利な条件が揃いつつある。なんといっても、ヒラリーは、2008年を上手の手から水をこぼしたという思いが強いだけに、2012年はもっと用意周到に予備選の準備をしておけば、オバマを倒せると判断するはずである。(そして大統領選も勝てると考えているはずである)
ヒラリーにしてみれば、オバマが重要な立法(Obamacare, Financial Reporm, Cap & Tax (下院のみで可決している))を頑張ってくれたおかげで、大統領になったら行政権(大統領として全うな仕事)で、思いっきり働けると考えているだろう。
オバマ政権内の戦争に対する詳細には興味があるのが、「大統領の陰謀」は別格として、Bob Woodward の最近の作品は、出来は良いが、インパクトがない様に感じているので、読むとこまで行くかはちょっと不明。
不人気のオバマ大統領は、民主党候補の選挙応援に忙しいが、得意のアジ演説という事で、大統領としては余りに品が無く、大嘘ばかりのコメントが続出しており、醜い姿を晒している。今年の一般教書演説で、最高裁判決「政治献金において企業、NGOも個人と同じ権利を有する」(詳細はこちら)を名指しで批判した事と関連するのであるが、先週、名前こそ出さないもののアメリカ商工会議所を槍玉にあげ、外国からの資金を共和党の選挙活動に供給しているとの大嘘をぶち上げて、根拠がないと言う批判に対応出来ず、トーンダウンするお粗末があったばかりである。
時期を同じくして民主党のテレビ宣伝で、外国からの資金が(中国元の映像であった)アメリカの民主主義を盗んでいくというのが始まった。オバマを筆頭として、統一されたデマとしか考えられないキャンペーンをやるのも、いかにも活動家大統領の陳腐な手法で一緒に踊る民主党という感じで、馬鹿丸出しといった所か。
そんなに大企業が悪い事をするなら、オバマ、民主党の目指す大きな政府になれば、どれだけ悪くなる事か、想像出来ないのだろうか。(歴史的にも証明されているし)
後3週間、真面目なだけに爆笑もののヘンテコリンな宣伝、陰湿な個人攻撃等、民主党は大ピンチなだけにいろいろでてきそうだ。
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