YS Journal アメリカからの雑感

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通訳業失格

2012-03-13 21:57:00 | 雑記
顧客の工場監査の準備の為に日本の提携会社から二人応援に来てもらい、一緒に2工場を回ったので、5、6年ぶりに通訳の真似事を三日間行った。

場面場面で、なかなかピッタリとした英語が出てこなくなったのには自分でもビックリ。

以前から通訳は下手くそとの自覚があったのだが、内容的な摺り合わせを中心に考える事が多かったので、英語が出てこなくなるという経験は無かった。(勉強不足を意訳で誤魔化していたとも言えるが)

今回は、通訳っぽくやろうと考えていた事もあり、日本語をそのまますっと英語にしようとするのだが、適当な単語と文章がなかなか出てこない。

全体的なレベルは酷かったのだが、自分でも不思議でならなかったのは、時々日本語の機微をピッタリと伝える惚れ惚れとするような英語が出てくる場面があった事だ。

このまま訓練でもしたら、結構上手な通訳になれそうな気もするが、柄ではない。

意識的に英語の勉強をしなくなって久しい。新聞、雑誌等を含めると英語での読書量はそこそこキープしているので、知らないうちに英語らしい表現が増えたのかもしれない。

一方でなんだか英語が下手になった事で、ますます怪しい日本人になりつつあります。

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4 コメント

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通訳 (苺畑カカシ)
2012-03-17 09:32:40
私も学生の頃にアルバイトで通訳をやってたことがありますが、通訳って二カ国語話せるから出来るなんていう甘いもんじゃありませんよね。私が特に困ったのは日本人のカタカナ英語です。あと、長年日本に住んでいないと流行言葉のニュアンスが理解できない。それで適当な英語が出てこなくなる。

それと自分は英語が出来ると思っていて実は出来ない日本人(反対に自分は日本語が出来ると思っているアメリカ人)とかにも非常に閉口しました。

それで通訳を始める前に、日本人には日本語のみ、アメリカ人には英語のみ、しゃべってくださいとお願いしてました。

私にも通訳は向いてません。
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日本人の感覚 (ysJournal)
2012-03-18 06:23:30
カカシさん

英語より、論理が弱いのが問題の時があります。今回の様に、先ず私が事情を理解していると、そこを基準に話が展開されるので、通訳より背景を説明したりする方に時間をとられたりしました。
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よくわかります (ドイツ特派員)
2012-03-21 07:47:40
ysさん、

真似事は私もつたないながらやったことは幾度となくありますが、ysさんでそんな状態だと私なんて笑っちゃうくらいです。大体こちら側に自分ともう一人いたので、「私はこちらのことを喋ります、貴方は相手のことをこちらに訳して下さい」と最初に宣言して自分の苦手なヒアリングを逃げていました(苦笑)。

ある程度分かる人は英語にしやすい日本語にしてくれるのですが、例えば「そういうことだからよろしく」とか訳わからないことをよく言われましたね。
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ポジション取り (ysJournal)
2012-03-21 09:24:08
ドイツ特派員さん、話のフレームワークの意識が無い人が多い。(日本人、アメリカ人とも)何らかのプロジェクトの途中だと、認識や問題レベルの違い等、誤解や行き違いも微妙になり、益々ややこしくなります。

私はその辺の勘が良いので、双方をなんとか近づけようといつも心掛けているのですが、今回の様に、通訳だけとか思ったりすると、全部、徒労になります。

そこんところ宜しくは、結構、キチンと伝えられるという自負もあります。但し、アメリカ人の言い訳、屁理屈の逃げ場を消し込みながら追いつめる様な日本人は本当に少ないですね。(日本語でも)

蛇は嫌いですが、論理的に追いつめるときだけは、他人事でも蛇の様にしつこくやってしまいます。
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