No, he didn't.
中間選挙で民主党は、連邦議会上院で過半数割れ、下院議席数を更に減らし、州知事でも大きく後退し大敗となった。最大の焦点であった連邦議会上院選では、共和党は反オバマのテーマからぶれない事で予想を上回る結果となった。
この結果を受けての記者会見で、オバマは全く理解不能なコメントをしている。
「選挙結果は真摯に受け止めるが、投票しなかった3分の2(投票率30%台)の声も受け止める」と言うのだ。多分、アメリカ市民の3分の2が投票をしない事で、オバマ(もしくは民主党)支持していると主張しているのだと思われる。(中間選挙の投票率は通常30-40%)
2010年中間選挙で連邦下院の歴史的な敗北で過半数を失った時は謙虚なコメントを出していたが、連邦議会両院が共和党支配になった意味を語らない事に、愕然とする。
もう、オバマが事態を理解しているかどうかを論ずるのは無駄である。自分に都合が悪い事への対応は言い訳をするという思考回路しかなく、そのために事実は常に捻じ曲げられるのだ。思考は歪み、方向性は間違い、その上無秩序となるのだ。
真面目に分析すること自体が馬鹿らしい状況にアメリカの政治状況はなっている。
必要なのは政治的な分析ではなく、冗談抜きでオバマの精神鑑定である。
しかし、ここにきてデータ隠蔽とか、本来関係ないと思われる事実も出て来ており、混沌としてきております。
本質である技術問題は比較的単純ですが、自動車業界特有の体質、日本の企業文化が炙り出されるので、注目しておきます。