YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

What would you do if you won the lottery?

2011-12-26 05:16:53 | 概念的ビジネスプラン
アメリカに来た当初、コミュニティカレッジの英語教室に通った事がある。作文の宿題として出されたのが、"If you win the lottery?" というお題であった。家内も全然別の英語教室に通った時に同じ宿題を貰っていたので、一般的な質問なのだろう。

Mega Millions の当たりが、$100M(約80億円) を超えると、今でもせっせと 買っているのであるが、なかなか当たらない。(因に、最低の当たり金額は $20(約16億円)、現在は $206(約165億円)。1ドルから買える)

買う度に、このお題の事を考える。

もし、手取りで $100M(約80億円)もしくは、毎年 $1M(約8000万円)を死ぬまで貰える事になったとしよう。さて、あなたはどうするか?

私は、読書をしたり、ゴルフをしたり、ダラダラ過ごしたいと切に思う。もう少し暖かい所に引越し、ゴルフ場の中のそれなりの家に住みたいと思うが、旅行をしたいとも思わないし、フェラリーを買いたいとも思わない。

自分自身で一番驚くのは、投資する気もないし、まして事業を興したり、買ったりという意欲が湧いて来ない事である。

孫正義は事業を興した時に、将来は、豆腐を数える様に一丁、二丁(一兆、二兆)の単位で事業を行うという目標を立てたと言っていたが、文字通り桁が違う。事業欲そのものが比較にならない。

自分の中には根本的に事業欲が無いという現実に愕然とする。寂しい気もするが、そういうものだという気もする。悲しいかな今の自分では、それが良し悪しを言うものではない、という分別もある。(若いときは、ジタバタ何かやったと思うが、それは、若さ故の所業であり、事業欲そのものに突き動かされた行動ではないという確信が今の自分にはある)

自分でビジネスをしたいという気持は、常にあったし、今でもある。しかし、それは、自分を働くという制限から解放したいと言う事でしかないという事だろう。

"If you win the lottery?" は妄想を拡げるのになかなか良い題材だ。$100M(約80億円) に映るみみっちい自分というのも、乙なものである。