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YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

Hillary の健康状態

2016-09-05 22:14:34 | アメリカ政治
メールサーバースキャンダル以上に問題なのは、健康状態であろう。

てんかんのような発作、止まらない咳、びっこを引いたような歩き方等、目も当てられないような映像が数々ある。

脳震盪、脳血栓の過去があるだけに、選挙戦の焦点になる可能性がある。

失言癖のあるバイデン米副大統領

2016-08-16 12:28:58 | アメリカ政治
「私たちが日本の憲法書いた」とバイデン米副大統領が明言、ではなく完全な失言です。

ヒラリーの応援演説中に、トランプ批判をするために適当な事を言っているだけですから、気にする必要無し。

妄言、失言癖のある気の良い爺さんが、調子に乗っていい加減な事を言っただけです。

2016年 アメリカ大統領選(4):トランプ vs ヒラリー ぼやけている対立軸

2016-08-02 18:38:43 | アメリカ政治
ヒラリーが民主党の正式候補となった。

トランプは、相変わらずどうでも良いことに口を挟み、危なっかしい。でも、人々が忘れるまでの短い間に一時たりとも怯まないので、ここまでは致命傷になる事はなかったが、本選で通じるかどうか。

既に、両陣営ともケンカ腰である。しかし、外野応援団は雑音にしか過ぎないので、早く直接対決を見たいものである。政策的な対立軸ははっきりしないが、アウトサイダー対インサイダーの対決である。

今後注目すべき点は、ヒラリー贔屓のマスコミがいかに中立性を装いながら、トランプ攻撃を行うかであろう。アメリカのマスコミの過半数以上が、オバマ就任以来、権力を監視するという義務を放棄している。イディオロギーが近くても、絶対権力に寄り添う姿は醜い。

マスコミが、ポピュリズム側ではなく、権力側の応援をしている不思議な構図の大統領選である。

2016年 アメリカ大統領選(3):トランプ、共和党大統領候補に正式指名

2016-07-24 12:10:16 | アメリカ政治
今年の大統領選のキーワードは、ポピュリズムと反エスタブリッシュメント(反支配階級)だと思う。政治的解説の煙幕の中で忘れられているのが候補者のキャラクターだ。

トランプ、ヒラリー共に好感度は低いのだが、その内容は異なっている。トランプは有名税のようなものであるが、ヒラリーは政治的実績の評価としてだ。

今後の大統領候補者討論会が楽しみである。政策討論は圧倒的にヒラリーが優勢だが、共和党候補者討論会のような雰囲気になれば、トランプが圧勝するであろう。政策に関しては、経験皆無のトランプがどこまで理解を深めるのか、彼の学習能力に注目したい。

政治への失望

2016-05-24 10:52:00 | アメリカ政治
お呼びも掛かっていない Mark Cuban が、ヒラリーの副大統領候補の可能性を口にしたことで、アメリカ大統領選は、ビリオネアー且つテレビスターが席巻する様相を呈してきた。

今にして思えば、8年前オバマを選んだ時からアウトサイダー志向が本格的に始まったのだ。(オバマはワシントン政治のど真ん中にいながらワシントン政治を批判し続けている。大いに矛盾しているが、マーケティング的には正解である)

オバマは紛いなりにも連邦上院議員であったが、実質的な経験が無い事をアドバンテージにして、カリスマ性とルックスで政治的スターの座に一気に上り詰めて大統領となった。その後も、オバマ大統領の当選の要因として、政治経験の無さがメリットとして分析された事は皆無である。

政治経歴の豊富な人々は、首長として実績、議員としての投票履歴で矛盾した言動が記録される。政治の営み自体が妥協の産物なのだから致し方ない。一方で、政治的な経歴がなければ、だだの方言、勘違いで逃げられる。例えば、2008年の民主党大統領予備選では、ヒラリーのイラク参戦賛成投票は、参戦投票時に上院議員でさえなかったオバマの強力な攻撃ポイントとなった。

ヒラリーは豊富な経歴があるので、多くの人が大統領になったときの想像が出来き、その光景は明るいものでは無いと想像しているに違いない。一方で、トランプにはいろんな人の希望が投影出来る真っ白なキャンパスがある。究極的には、トランプはオバマと全く同質なのだ。

ヒラリー対トランプになったときに、新しいものを求める傾向のあるアメリカは、トランプを選ぶ様な気がする。輝かしい経歴にがんじがらめにされたヒラリーは、究極的にはオバマ路線継承しか拠り所がないので、辟易されるだろう。

全く政治経験が皆無が必須条件であり、大金持ちでテレビスターであれば大統領になれそうだ。

経歴の無い人が大統領になった場合、大統領職務に適しているかどうかは運頼みだ。

オバマは大きく外れたが、トランプが大統領になった場合は「当たっている事」を祈るしかないのだ。会社再建のため外部から経営者をスカウトする場合と全く同じだ。

オバマ、広島訪問の意味

2016-05-12 09:37:37 | アメリカ政治
一昨年の中間選挙以来、逃げ切り状態であり、目立ったことをしないので逆に支持率がアップしている不思議な状態である。

アメリカ合衆国大統領としての広島訪問は意義があるのだろうが、在職中に核廃絶に何も成果を出していない以上、この期に及んでは物見遊山に過ぎない。

オバマの外遊は、大統領の立場を最大限利用して世界各国をウロウロし耳障りの良い声明を残しただけに過ぎない。広島も彼にとっては観光名所の一つだ。(夏休みには少し早いが、家族連れかもしれない)

2016年 アメリカ大統領選(2): 懺悔

2016-05-05 14:16:59 | アメリカ政治
トランプが共和党候補者になる事など絶対に無いと思っていた。自分の中の結論が出ていないのだが、アメリカ市民(と言っても、ここまでは共和党員)の読みは全く間違っていた。反省の意味を込めて、冷静に、客観的に大統領選をフォローしていきたい。

現時点では、トランプが大統領に一番近い。その上、ヒラリー、サンダースよりはマシだ。(既に、冷静さ、客観性を欠いている)

世界中が今までに見た事の無い政治ショーの幕開けは近い。

2016年 アメリカ大統領選(1): 未だ、語るに値せず

2016-02-16 12:13:14 | アメリカ政治
現時点で論ずる価値無しなのであるが、アイオワ、ニューハンプシャー州の予備選結果が出ているので、取り敢えず。

まずは共和党。

党執行部がトランプに振り回されているのが情けない。アメリカ人のある種の本音を代弁した形で旋風を巻き起こしたのであるが、馬脚を現し始めている。現時点でも一番人気なのであるが、一番驚いているのは、本人ではないかと思う。

共和党候補者討論会では、トランプを中心とした誹謗中傷、個人攻撃の応酬が激しくなってきており、予定通り(?)トランプが脱落した後に、党としてのまとまりを欠く危険性が高まってきている。

そして民主党。

自称民主社会主義者、バーニーサンダースの大人気、特に若者層の支持はキチガイ沙汰だ。説明は不要であろう。クリントンは、選挙より前に、刑務所入りを心配した方が良さそうだ。

一つ言えるのは、アメリカは、右も左もポピュリズムに毒されているという事だ。どちらに振れるかでバランスをとっていた中道の人々は、行動をしなくなってしまった。共和党の大きな支持母体であるエバンジェリカル(福音派)や、オバマの時には積極的だった基本的に民主党支持の黒人も、塊として票が読めなくなってしまった。

よって、熱狂的な支援に流されて、共和党は右に、民主党は左に引き摺られるのだ。

共和党の知事経験者、ケイシッ現オハイオ州知事、ブッシュ元フロリダ州知事のみが、両党を通じて中道派と言えるであろう。(二人とも今一人気が無い)

連邦最高裁判所の保守系の判事が亡くなり、次期大統領の重要性は高まっているのだが、大統領選挙はこれからが本番。語るに値する展開になる事を祈るのみだ。

終わりの始まり

2016-01-28 01:20:59 | アメリカ政治
大方の予想に反して出馬以来高人気をキープしていたトランプが、共和党予備選を直前に控えた候補者討論会をボイコットする暴挙に出た。

今回の討論会を主催する Fox News の司会進行の一人である女性キャスターが、以前の討論会の時に公正を欠く質問をしたと言うのが理由である。(女性全般に対するトランプの過去の発言(トランプにありがちな暴言)に関する質問)  

マスコミへの露出度を更に増やすための計算されたボイコットという見方もあるが、人々に大きな懐疑心を抱かせる決定的な大失策であろう。

大統領になりたいという真摯な気持ちの無さが発現し始めたと、思わざるを得ない。

トランプはずっと大統領選から下りるタイミングを探っていたのだと思う。予備選皮切りであるアイオワ州、その後のニューハンプシャーシー州でトップにならなければ、早めの店仕舞いがあるかもしれない。

予備選まであと5日、やっと本格的な共和党の候補者選びが始まった。

Ben Carson calls Obama a 'psychopath'

2015-10-20 16:02:50 | アメリカ政治
現在、共和党大統領候補で人気ナンバーワンはトランプであるが、元脳外科医のカーソンが2番手につけている。元ヒューレットパッカードCEOのフィオリナ(女性)の人気もまずまずで、共和党の支持地盤は、オバマを始めとする民主党に対してだけでは無く、議会で過半数をとってもオバマ政権に対して有効な対抗策を打てない共和党の職業政治家に嫌気がさしている事が窺われる。

出馬前ではあるが、カーソンはオバマの事を精神病質者と決めつけていた。(出馬後、このコメントに対する質問に対してはトーンダウンしたし、本人も蒸し返すと選挙戦に悪影響があると思い自重している感じ)

理由は単純で、公然で堂々と嘘を付ける事としている。又、虚言癖で成功しているので、止まらなくなっていると分析している。

全く持って同感である。世界的に有名な脳外科医と同じ意見(というか、素直に事実を見いるだけなのだが)である事は誇らしい。

映像と記事は、
こちら

2016年大統領選、民主党候補テレビ討論会

2015-10-14 22:37:57 | アメリカ政治
社会主義者である事を宣言しているバーニーサンダース候補の不思議な人気に引っ張られて、民主党は大きく左に傾いている。民主党ではなくて、本当の意味で社会党になった感がある。

揃いも揃って、公立大学の学費無料にするとか、急激に膨らんでいる国債残高の問題を無視して社会福祉をより充実させるとか、キチガイ沙汰だ。

その上、統制だけは取れていて、がっちり固まっている様に見える所は、社会党を飛び越えて共産党の趣がある。

5人候補者がいるのだが、ヒラリーが本命で、上記サンダースが究極の泡沫候補、残りの3人は言及に値せず。メールサーバーのスキャンダルで、人気が続落していたヒラリーが結構頑張った事で、本来の出来レースの落ち着きを取り戻しそうだ。あとは、副大統領のバイデンが立候補するかどうかだけであるが、可能性はかなり低くなった。

久しぶりにまとまって話すヒラリーを見て思ったのは、こんなに頭の良い人が、間抜けな政治活動しか出来ない不思議である。

自分なりの結論としては、愛が足りないのだと思う。ビルとの夫婦生活だけでなく、余り出てこない育った環境に問題が在ったのではないかと思ってしまう。

FBIが捜査しているメールサーバー、守秘義務違反で起訴若しくは大スキャンダルにならない限り、民主党はヒラリーで決まりだが、燻り続けるサーバー問題とより一層の左傾化が本選では足を引っ張りそうだ。

トランプ旋風

2015-08-28 13:04:30 | アメリカ政治
2012年の大統領選では出馬前に落馬したトランプだが、今回は共和党候補トップの座をキープしている。

過去のコメントをからすると、政治的には明らかに風見鶏でノンポリであろう。彼の地元であるニューヨークが民主党地盤という事も有り、オバマ就任前までは民主党よりのイメージが強かった。

不動産、ホテル、カジノで成功しているので、時勢を感じる能力が優れているのだろう。(但し、カジノ事業をいくつも倒産させ、その都度上手く借金を処理している。だからこそ、借金まみれのアメリカには最適との下馬評もある)

2012年からの政治的発言で思うのは、一般大衆の最大関心事を反映させた奇天烈壮大なアイデアを繰り出し、人々を引き付けて止まない事であろう。

で、旬の話題は、不法移民である。メキシコとの国境警備の強化、不法移民の国外退去を強く打ち出しているが、国境に壁を建設費はメキシコに払わすとか、実現不可能と思われる発言で人目を釘づけにしている。

オバマとは、同じ貉の両極端にいる感じである。オバマは、イメージで売り出し、ポピュラリズム丸出しで再選したが、果たしてトランプは、Political Correctness とリベラルの横暴に辟易したアメリカ市民のムードを反映させることで大統領になれるか。

トランプの物議を醸しだす発言は核心を付いているので、民主党の感情論でやられっ放しだった分野で、真面な政策議論が出来る環境が出てくるかもしれない。不法移民の「不法」を言えなくてどんな議論が出来るというのだ。

トランプが大統領になる可能性は低いと思っているが、その影響は段々と無視できない雰囲気になっている。

Hillary's private e-mail problem

2015-08-18 21:56:19 | アメリカ政治
ヒラリーが未だ大統領選出馬を表明していなかった今年3月に、ベンガジ領事殺害の連邦下院公聴会の調査絡みで、ヒラリーが国務省メールシステムでは無く自宅に設置した個人メールサーバーを国務長官時代ずっと使っていた事実が出ていた。

出馬前は、ベンガジ領事殺害を巡るオバマ政権の対応のお粗末な対応と嘘があばかれ、ヒラリーがオバマを道連れに撃沈という感じであった。しかし、出馬表明後の今は、極秘公文書の持ち出しという行為自体が違法で選挙活動の中止は勿論、公職につけない、又、最悪刑務所入りという感じになってきた。

FBIがやっと押収したサーバーは、クリーンになっていたという情報もある。

興味深いのは、オバマがヒラリーを庇うのか、蹴落とすのかという事である。オバマ政権は、司法省を恣意的に利用してきたが、流石に事件をもみ消すなどの荒業は使っていない。しかし、影響力がある事は否定出来ない。

今の所、オバマは中立な感じであるが、いよいよとなった時にどちらに向かうのかに注目。ベンガジ事件では一蓮托生なので、庇う可能性が高いと思われるが、ヒラリーの代償は大統領選からの脱落という事になるであろう。

そうなれば、民主党は二番手がいないので、ほぼ共和党大統領の誕生となりそうだ。

共和党は品が良いので、その時はヒラリーやオバマの嘘を追求しないであろう。

Hillary's private e-mail problem はやっと捜査が始まった段階であるが、2016年大統領序盤戦の最大の焦点であろう。


関連エントリー

"ヒラリーとオバマの心中" (3-16-2015)

オバマの引退計画から読むアメリカ政局

2015-08-16 08:13:49 | アメリカ政治
2017年に新大統領が就任するまでのアメリカ政局は、オバマの引退計画の進捗状況に左右されるであろう。

お金

オバマは若いだけに引退後どうやって暮らしていくかが一番の問題であろう。つい先日までは、クリントン元大統領を手本にしようと考えていたと思う。

自分の名前を関した大統領記念図書館建設に掛かる大きな費用は、外国政府(もしくは、その息の掛かった企業)からの寄付で賄う。その後は、講演料で荒稼ぎの算段だったと思う。

しかし、ヒラリーが大統領選挙に立候補しいろいろと公になってくると、キナ臭さが漂ってきており直ぐには活用出来る雰囲気ではなくなってきた。方向転換を余儀なくなせられている感じだ。最近の言動を見ると、2008年大統領選挙にときに組織され、その後も活動を続けている Organization for Action(OFA) の活性化に重点が置かれているようだ。

寄付とグッズの売り上げで、実入りと自分自身の支援組織の継続を確保することに躍起になっている。

影響力

OFA を上手に確保しておくと、金銭面だけではなく影響力も確保出来る。オバマの様なチンピラが、今後も影響力を保てるとすれば、票集め位であろう。次期大統領に関しては、自分の選挙スタッフはヒラリー陣営に送り込んでいるが、(時期尚早ではあるが)自分を支えた組織票の方向性を打ち出していない。

ヒラリーの対抗馬、例えばバイダン副大統領が立候補すると、これらは非常に魅力的であろう。

そして、ミッシェル夫人が上院なりに立候補する時の準備にもなる。この辺も、まるっきりクリントン夫妻が手本だ。

OFA のメッセージが気候変動、移民改革、女性権利向上、同性愛、とリベラルのツボを一通り抑えてあるのは、幅広く稼ぐための手法であろう。


元々、自己顕示欲が強くて恒産がない人たちが、若くして引退を余儀なくさせられ大変さが如実に表れている。小遣い稼ぎ程度なら許せるけど、クリントン夫妻もオバマ夫妻も、自分たちの利益の為に、公職を利用し、政策を推進している事は糾弾されて然るべきであろう。滲み出る意地汚さがみっともない。