行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ヒトリシズカ・フタリシズカ

2011-05-24 23:20:05 | 花,植物
春,少し時期がずれますが,
いずれも低山の林縁などの木陰に花をつける
ヒトリシズカとフタリシズカ,
同時に取り上げたくなる二つの植物です。
どちらもセンリョウ科,
名にあるシズカ(靜)はいずれも源義経の愛妾,
静御前が由来となっています。
シズカの名がつけられなければ,
二つとも見向きもされなかったと思われる草の花です。




花穂が1本であるところから一人靜,
ヨシノシズカ(吉野静)ともよばれています。
静御前が吉野山で義経を偲びつつ,
頼朝の前で舞を舞う姿に見立てたそうです。
4月初旬から中下旬に花をつけます。




花穂が2本なのでフタリシズカ(二人靜)ですが,
実際は2本より,3本,4本のものが多いようです。
静御前の霊と霊が取り付いた野摘み女が並んで踊るという,
能の「二人靜」が名の由来になっています。
ヒトリシズカより花は半月ほど遅く,
4月下旬から5月上旬に咲きます。

寂しきに一人靜の花群れる
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