行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

マルバルコウソウ、ハゴロモルコウソウ

2019-10-18 20:00:05 | 花,植物
ルコウソウ(縷紅草)とマルバルコウソウ(丸葉縷紅草)、
いずれもヒルガオ科サツマイモ属、
熱帯アメリカ原産で江戸時代に園芸用に持ち込まれたそうです。
同じような地域から日本に渡り、花も美しい両者ですが、
ルコウソウは野生化することはなく、現在でも園芸植物として利用され、
一方、マルバルコウソウは園芸植物として見ることはあまりなく、
空き地や荒地、畑地などに帰化、雑草として生息しています。
そのルコウソウとマルバルコウソウの交配種がハゴロモルコウソウ。
このハゴロモルコウソウも少しずつ野生化しているようです。


マルバルコウソウ。
ルコウソウの仲間で葉が広卵形なのが特徴、
9月になると、筒形の直径2cm弱の花を次から次へのと咲かせます。


花色は野にはなかなか見られない朱赤色、
花の形も美しく、雑草の花としては文字通り異色です。


花冠は五角形で中心部が黄色、
花冠から突き出て白色の蕊も魅力的です。


民家の近くの空き地に咲いていた真っ赤な小さな花、
ルコウソウかなと思い写しましたが、
よく見ると花の形が少し違います。
ハゴロモルコウソウです。


ルコウソウは花冠に切れ込みがあり、花は星形ですが、
ハゴロモルコウソウはマルバルコウソウに似て、
ほぼ円形の花です。


葉はルコウソウが深い切れ込みがあり針のような細葉、
マルバルコウソウは広卵形で切れ込みがありません。
その中間でルコウソウより幅がはるかに広く、
切れ込みのあるのがハゴロモルコウソウです。


マメアサガオ。
これもヒルガオ科サツマイモ属、
道ばたなど草原に雑草化、
普通に見られる北アメリカ原産の帰化植物です。
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