10月14日のことです。
公園の柳の大木に小鳥が複数で渡ってきました。
いくつかの種類が混ざっているようです。
しかし,小鳥たち,枝から枝へと動きが速く,
また,垂れ下がる柳の葉も邪魔して,
なかなかとらえることができません。
やっととらえた幹の中央の葉のないところにいた小鳥,
写真をみると,メジロでもシジュウカラでもなく,
その混種のような体色です。
しかし,そんな鳥はいるはずがありません。
調べた結果,キビタキの雌のようです。
ジョウビタキ,ルリビタキなど,
ビタキの類は基本的には単独行動,
コゲラのようにシジュウカラなどといっしょに行動するとは聞きませんので,
たまたまこの樹にいたところに,
他の小鳥たちが団体でやって来たのかも知れません。
キビタキは夏に日本に渡ってくる夏鳥,
もうすぐ南へ渡るはずです。
そういわれればこの顔つき,
このポーズ,ビタキの仲間によく見ます。
以前,撮ったキビタキの雄もこんなポーズでした。
ルリビタキ,ジョウビタキ,キビタキ,
ビタキの仲間の雄は派手な色をしていますが,
それに比べると,雌はみんな地味なようです。
この樹にはジジュウカラ,ヤマガラ,メジロ,コゲラが
一緒にいたのを確認しましたが,
ちょうど二羽並んでいたメジロ,
柳の葉がかぶらず,雰囲気のある写真が撮れました。
シジュウカラは何羽もいたようですが,
蝉のように幹にとまった一羽だけが撮れました(上)。
ヤマガラも葉がかからないところを撮れましたが
顔が枝にかくれてしまいました(下)。