よっちゃんのおててつないで

よっくんとカブの夫婦ウオーキングブログです。
2018年12月長崎出島~東京日本橋完歩。

名護やんばるツーデーマーチ2日目23km(沖縄県名護市)

2016-12-17 16:20:27 | オールジャパンウオーキングカップ

12/11(日)

今日も名護は暑いです。第29回名護やんばるツーデーマーチ最終日。当初は30kmにエントリーしていましたが、今日昼から下関のMさんご夫妻と合流する予定ですので

急遽23kmコースに変更しました。23kmコースは、「名護湾・大浦湾ちゅらながみコース」です。

 

   

23kmのスタートは、8時から。出発式まで時間があったので車を公園内に停め、会場近くの21世紀の森公園へ散策。

 

  

8:00 23km出発。今日は札幌のSさん、山口・下松のKさんと一緒に歩きます。

  

20分ぐらいで「オリオンビール名護工場」に到着。沖縄唯一のビール産業オリオンビールは、1957年(昭和32年)名護にて創業。(本社は浦添市) 

沖縄の飲食店は、ほとんどこのオリオンビールが置かれています。

  

オリオンビール工場のすぐ先の山手には、「名護城跡」があります。城壁などは残っていませんが、桜の名所百選に選ばれています。

このあたりが県道18号線。名護城大橋、幸地大橋とコースは上り坂になっています。

  

高架橋の欄干には、名護市の花「鉄砲百合」、名護市の木「ガジャマル」、「寒緋桜」が描かれています。

  

緩やかですけどまだまだ上りは続きます。

  

トンネルを抜け山の方を見ると、樹木が枯れたように見えます。これがイタジイ(正式名スタジイ)。こんな光景は見たことがありません。

写真は撮っていませんが、他にもシダみたいな「ヒカゲヘゴ」なども多いです。県道18号線最後のトンネル「番越トンネル」を通ります。

  

大川公民館を過ぎると右側に「大浦のマングローブ林」があります。マングローブとは、海水、淡水が入り混じる沿岸に生育する植物群のことです。

この大浦のマングローブは、メヒルギ、オヒルギで構成されています。

  

マングローブの近くで釣りをされている方を見ると、何かコノシロ(コハダ)みたいな魚が釣れていました。

   

現在このマングローブ林には、遊歩道があり、林の中を自由に散策することができます。

  

大浦の所を左折。ここから国道329号になります。

11,7kmの「わんさか大浦パーク」がチェックポイントです。目の前には、大浦湾が広がっています。素晴らしい光景です。

この大浦湾の右手が「辺野古」、左側が先日、米軍オスプレイが不時着した安部地区になります。政治のことに関してはここでは書きませんが、この沖縄の自然を今後とも守ってもらいたいです。

   

    

   

ブルーシールのソフトを食べ、再び出発します。

   

【アコウの木】

クワ科の半常緑樹。高木。樹高はおよそ10m~20mになり、きめ細かな樹皮を持つ。幹は分岐が多く、枝や幹から多数の気根を垂れ、岩や露頭に張り付いて成長する。

国内では紀伊半島および四国南部、九州などの気候の温暖な地域に自生する。年に数回、新芽を出す前に短期間の落葉がある。

   

先を進むと橋の所に「名護親方程順則」の説明文があります。

程順則は、1663年、那覇の久米村に生まれた。順則というのは中国名で、沖縄の名前では「寵文(ちょうぶん)」という。近世の沖縄を代表する政治家である。

66歳のとき、名護間切の総地頭(そうじとう:今の市長)となり、名護親方と称するようになるが、その功績や人徳から尊敬を集め、名護聖人とも呼ばれた。

彼は、また文学者、教育者としても名高く、漢詩集を出したり、1718年には琉球で初めての学校「明倫堂(めいりんどう)」を設立している。
程順則は、20代の頃から5回中国に渡って学問を深めている。程順則が中国から琉球に持ち帰った教訓書である「六諭衍義(りくゆえんぎ)」には、人が人として守らなければならない六つの教え(六諭)が

分りやすくまとめられている。この本は、八代将軍吉宗に献上後、和訳され、江戸時代の寺子屋の教科書として全国に広く普及し用いられた。彼が亡くなったあと、名護間切番所(今でいう市役所)では、

毎年旧暦の元旦に「御字拝み(ミジウガン)」といって、「六諭」の書を掲げ、遺徳を偲んでいる。

孝順父母「父母ふぼに孝順こうじゅんなれ」  父母に孝行しなさいという教え

尊敬長上長上(ちょうじょう)を尊敬(そんけい)せよ」 目上の人を尊敬しなさいという教え

和睦郷里「郷里きょうりは和睦わぼくせよ」 村里にうちとけなさいという教え

教訓子孫「子孫しそんを教訓きょうくんせよ」 子孫を教え導きなさいという教え

各安生理おのおの)生理せいり)に安(やす)んぜよ」 各々の生業にあまんじなさいという教え

毋作非為「非為(ひい)を作(な)すなかれ悪いことをしてはならないという教え

   

国道58号線に合流しました。コースはここから右折します。

  

ミフクラギとは、沖縄のキョウチクトウです。5月ごろ白い花が咲きます。

歩いていると5kmコースのキッズと出会いました。写真を撮らせてというと、ポーズを決めてくれました。

    

名護のぴんぷんガジャマル

「ぴんぷん」とは、屋敷の正面と母屋の間に設けられた屏風状の塀のことで外からの目隠しや悪霊を防ぐものと言われている。ぴんぷんカジュマルの名は、隣に建つ「三府龍脈碑」が

ぴんぷんの形に似ていることからこのように呼ばれるようになりました。

 

21、7地点が名護市営市場。ここではチョコ餅がサービスです。

   

13時05分23kmゴール。

  

 

これでオールジャパン43県達成しました。あと4県です。

この後下関Mさんご夫妻と合流するため、本部(もとぶ)のリゾートホテルに向かいました。