MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

藤沢宿・歴史散歩

2020年09月25日 | まち歩き

藤沢宿は、東海道五十三次の6番目の宿場町として栄え、江の島詣でや大山詣でなどで江戸時代には人気スポットだった町で、現在もその街道に沿って江戸時代の名所史跡が残されています。

藤沢市は、来週には市制80周年を迎えますが、宿場町の名残を残す歴史スポットを巡ってきました。

宿場町の中心だった広小路後には、現在は「ふるさと交流館」があり、藤沢宿の歴史や文化が紹介されており、その資料を基にいざスタート・・・

交流館の近くにある藤沢宿のランドマークの「遊行寺」へ向かいます。

遊行寺の総門(黒門)からイロハ坂は、春には桜並木となりますが、創建700年の歴史を感じる雰囲気が漂っています。

毎年 遊行の盆まつりが開催されて藤沢で一番の賑わいとなりますが、コロナ禍で境内は静かな雰囲気となっています。

本堂は、東海道随一の規模の木造建てで貫禄ある壮大な姿で、木鼻には素晴らしい彫刻も見られます。

本堂前には、宗祖の一遍上人像が立ち、秋の開山忌法要が開催中でしたが、印象的なお姿でした。

遊行寺坂を経て旧東海道の要点だった大鋸橋(遊行寺橋)の下流に出来た藤沢橋の橋柱も風格ある姿となっています。

遊行通りには、庚申堂があり、内部は一般公開されていませんが、「青面金剛像」が祀られており、境内にも様々な「庚申供養塔」が見られます。

遊行通りの先の旧江の島道には、元米穀商の土蔵造りの母屋と内蔵が当時の姿を残していて、現在も「蔵まえギャラリー」として、アート展が行われています。

遊行通りの道沿いには、電柱の地中化に伴って設置された約30個のトランスボックスには、藤沢宿を描いた浮世絵がラッピングされて往時の光景を想像することが出来ます。

藤澤御殿跡近くの妙善寺は、流罪となって佐渡へ向かう途中に日蓮上人が立ち寄ったところで、日蓮上人が祀られています。

その先の「白旗神社」は、相模国一之宮の寒川比古命と源義経公を合祀されている歴史ある古刹で、今年は中止となったようですが、秋の例大祭や伝統行事の「湯立神楽」が行われる人気スポットとなっています。

境内には、様々な形の庚申供養塔群や江の島弁財天道標が立ち、市指定の文化財となっていました。

白旗交差点の近くには、義経公の首が腰越の浜に捨てられた後に、近くに漂着した首を洗い清めた「首洗い井戸」が保存されています。

旧東海道の京見附跡を経て西側の引地橋を過ぎて大山道が交差する四谷辻には、大山道標の四谷不動が立ち、江戸町人が大山参詣で訪れて賑わった茶屋町跡です。

大山街道の先の分岐点には、古い地蔵様も当時の様子を伝えています。

さらに四ツ谷交差点の先の二ッ谷には、二ッ家稲荷社があり、境内には江戸時代の庚申塔や双体道祖神があり、貴重な歴史史蹟となっています。

今回は、藤沢宿の一部ですが、浮世絵に描かれた藤沢宿の貴重な歴史の一端を覗きながらの歴史散歩でした。


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