MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

第10回 シルバー川柳の泣き笑い

2010年09月29日 | うんちく・小ネタ

今年も敬老の日を迎えて先日、恒例の「シルバー川柳」ベスト20が発表されたが、高齢化社会の中で、『老い』の生活実態を垣間見て笑いが止まらず、その悲喜こもごもを実感していました。

今年の応募も10,759を超す作品が応募されたそうで、応募者の平均年齢は63歳と高齢者の応募が多かったようだ。

応募作品の題材の傾向は、毎年の傾向同様だそうですが、「頭髪・皺・入歯などの容姿」や「第二の人生・希望」、「趣味・生甲斐」、「恋・色気」などが上位を占めているそうで、高齢化社会の悲喜劇を垣間見たようだ。

昨今の世相として振り込み詐欺や年金受給パラサイト、高齢者行方不明問題など暗い題材が少なかったのは、せめてもの慰めだった。

入選作品の中で管理者が勝手に選ぶベスト5は、

1.「アーンして」 むかしラブラブ いま介護

2.持病には 医者顔負けの 知識あり

3.さびしくて 振り込み詐欺と 長電話

4.なぜ消える 眼鏡と鍵の ミステリー

5.若者と 料金同じ 理髪店

次点:「あちこちと 骨がなるなり 古稀コキと・・・」

特別自作:「古稀むかえ ジョグったとたん 脚がつり」

シルバー世代の仲間入りして、ひとつひとつがわが身であると実感しているが、日々の生活で、「あれどこやったかな?」「あれって?あ~あれはね、ほらあそこじゃないの?」、「あそこって?」の会話を繰り返しており、それでも何となく生きているのは、幸せなことである。

サムエル・ウルマンの「青春の詩」が詠う、『青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の様相を言う・・・年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる・・・』の意味を噛みしめながら、川柳の世界に溶け込んでいた。

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