大井川沿いを走るヒルクライムを終えて、帰路は貸切のSL列車に乗り新金谷駅へと向かったが、千頭駅ではSLをバックに互いに記念写真を撮りあって郷愁に浸っていました。
機関車の複雑な機関室は、出発前に乗客に見せてもらえますが、石炭やスチームの匂いが漂いワクワク感が湧き出てきますね~
この日乗車したSLは、昭和11年の製造の5644型で、軍事供出でタイやビルマへ送られていたもので、30余年前に帰還したという貴重なものだそうです。
客車も昭和10~20年代に活躍した車両で、どこか木の温もりを感じるものがあり、汽車に乗っているという実感を覚えます。
スイスの登山電車であるブリエンツ・ロートホルン鐡道と姉妹鉄道を結んでおり、登山電車の趣を感じますが、窓を開けて車窓を眺めていると、トンネルをくぐる時には、煙の匂いを肌で感じ、リズミカルなシュッポシュッポの音もタイムトンネルを抜けたように懐かしい思いで一杯でした。
車内では、ハモニカおじさんが奏でるメロデイに乗って 「・・・シュッポ シュッポ シュッポッポ
僕等をのせて シュッポ シュッポ シュッポッポ スピード スピード 窓の外 畑もとぶ とぶ 家もとぶ 走れ~走れ~走れ~ 鉄橋だ 鉄橋だ 楽しいな~」 と、車内では大合唱が始まっていました。
途中通過する田野口駅は無人駅ですが木造の建物で、度々、映画やドラマのロケ地として利用されたそうで、腰を据えてスケッチしたくなる誘惑を覚えますね~
その先には、サイクリングの時に渡っていた「塩郷の吊り橋(恋金橋)」を車窓から眺めると、橋上から手を振る渡り人とエールを交換していた。
途中、臨時停車駅では、機関士から迫力あるドラフト音や奇麗な汽笛音を鳴らしての大サービスもあり、感動しました。
予定通り新金谷駅に着き流れ解散となっていたが、木造の趣ある駅舎も素晴らしくSLと共に郷愁を覚えた旅となりました。
駅から駐車場の大井川へと向かう途中に八軒屋橋がありますが、過っての金谷宿の川越し場跡だそうで、大井川の街道難所の手前の宿場町の名残が見られました。
金谷を離れて翌日の山中湖RRを控えて、新東名高速を走り山中湖へと向かったが、途中 御殿場では、夕闇迫る富士山が迎えてくれて気分爽快でした。
いつも二人で話しています!
とても懐かしいですね・・・・・・学生の頃郷里から
東京に出るのはいつもこんな蒸気機関車でしたものね。
私も今回は孫に誘われての初めての訪問でした。
以前からあの寸又峡へ行ってみたいと願っていますが、今回はツアーでしたので、改めてチャレンジしたいと思います。
新緑か紅葉の時期が、一番だそうですよ~