節分の日を迎え、鎌倉五山の建長寺で四年ぶりに開催された「半蔵坊節分会」に行ってきました。
総門には、「巨福山」の扁額が掛けられていますが、大きな福をもたらす寺と言われており、期待も膨らんでいました。
三門は三解脱門の門で、大きな扁額が飾られ荘厳な景観が見られ、三門の下には、撫で像のおびんつるさまがお座りで頭や躰がつるつるに光っています。
山門をくぐった柏槇の庭では、かながわの名木百選に選ばれている建長寺が創建された当時から生き抜いた名木でシンボルツリーの樹齢760年近い巨木の柏槇の姿が見られます。
豆まきが行われる前には、江戸浅草の伝統芸の「江戸芸かっぽれ~」が奉納されて、「カッポレ~カッポレ~」 と威勢のいい掛け声で江戸の粋な芸が奉納されていました。
豆まきでは、年男・年女約60名が特設ステージに並び、大僧正の「福は~内・・・・」の掛け声で一斉に豆撒きが始まり壮絶な福豆取り合戦となりました。
豆まきでは、押し合いへし合いの壮絶な豆の奪い合いとなり、足元に転ぶ人も出るなど恐怖を感じる状況でしたが、60個の福豆と福引豆もありカレンダーや日用品などの『福』を頂きました
豆まきが終了後、境内の見どころを巡っていました。
関東一の法堂では、苦行・禁欲(断食)をしている釈迦苦行像が祀られており、天井には、小泉淳画家が描かれた雲龍図がみられ、最も位の高い「五爪の龍」が描かれています。
仏殿では、本尊の地蔵菩薩坐像が安置されており、室町時代のものだそうで座高2.4mの巨大な仏像で、天井には格子天井の花鳥図が描かれており、欄間の彫刻など荘厳な雰囲気が漂っていました。
方丈の前の唐門は、増上寺から移設された門で、近年大修理が行われて冬の陽を浴びて光り輝き国重要文化財に指定されています。
方丈の龍王殿の裏には、蘭渓道隆と夢窓疎石により作られた壮大な庭園となっています。
建長寺で巨福を授かって、鎌倉鶴岡八幡宮へかいました。
八幡宮でも節分豆まきが開催される前でしたが、予約制となっており大変な混雑となっていて、源氏池にあるパワースポットの旗上弁財天社に参拝してきました。
社殿は閉殿されていますが、拝殿の猿股には、琵琶を弾く弁財天の彫刻が見られます。
弁財天社裏には、北条政子の腰掛け椅子も保存されています。
源氏池では、この日は、多くのゆりかもめが飛び回って、参拝客から送られる餌の争奪戦の光景が見られ、鳥たちも一年の福を願う節分の光景が見られました
節分の日を迎え、今年も幸せな一年を迎えることを願いながら鎌倉散歩してきました。
鎌倉では、多くの寺社で節分豆まきが行われますが、事前予約となっていますので、鎌倉五山の建長寺は、自由に参加できて大変な賑わいでしたね。
福豆を沢山得ましたので、楽しめましたよ✨
やはり十番の大宝寺とはスケールが格段に
違いますね。それにしても4年ぶりでの賑わい
たいへんなものですね!