MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

ぶら散歩~柴又帝釈天

2024年09月17日 | まち歩き

浅草サンバカーニバルを観た後、柴又帝釈天(題経寺)を散策してきました。

柴又駅前には、柴又のシンボルの「男はつらいよ」の旅に出る「フーテンの寅さん」の銅像と寅さんを見送る「さくらさん」の銅像が立ち、お別れのシーンが創り出されて、フォトスポットとなっていました。

柴又駅から帝釈天までの約200mの「帝釈天参道」には、昔ながらの懐かしい商店が軒を連ねる下町情緒溢れる光景が見られます。

参道の先には、「柴又帝釈天題経寺」の二天門は、入母屋造りで創建120年の唐破風の素晴らしい楼門で、門の扉には寅さんの木彫りの彫刻が施されています。

二天門の左手には、四手先の舛組と木彫を施した大鐘楼が見られ、昭和の名鐘と言われているようです。

帝釈堂の前の御神水は、「男はつらいよ~」の映画で、寅さんが産湯として使われたそうで、流れる神水の周りには、白蛇の置物が多く飾られて、金運スポットとなっているようです 

彫刻の寺とも呼ばれる帝釈堂内陣の外壁には、素晴らしい木彫りの胴羽目彫刻の大作が飾られています。
これらの彫刻は、法華経の説話から選ばれた題材を元にして彫られたものだそうです。

「三車火宅の図」

「一雨等潤の図」

「多宝塔出現の図」

「法師守護の図」

他にも、法華経に因んだ説話の彫刻がお堂の周りを包んだ光景が見られ、法華の世界を想像する回廊となっていました。

また、帝釈堂下部の回廊には、素晴らしい龍の彫刻も施されていて、回廊を行きつ戻りつして観ていましたが流動感溢れる素晴らしい作品でした。
どの作品も一刀彫の細微な作品で国宝級の頂点を極めた作品でしたが、現在は東京都の重要文化財に指定されています。

帝釈堂の懸魚にも素晴らしい鬼瓦と龍のような彫刻も施されています。

古い手水舎では、三人の童子が手水鉢を重たそうに支えています。

彫刻ギャラリーを堪能して、「寅さん記念館」へと向かいました【続く】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする