福井の越前海岸の名所の三国湊街から東尋坊を久しぶりに散策してきました。
三国湊町は、九頭竜川河口で水運で栄えた湊町で、江戸時代から水運が川から海へ広がり北前船交易で栄えて、豪商達が繁栄して福井藩の財政を支えたと言われ、今も三国港の海産品で賑わいや豪商の面影が残る町並みが残された町となっています。
「三国湊きたまえ通り」の旧森田銀行本店は、廻船業をしていた豪商の森田氏が創業した森田銀行本店跡で、横浜の開港記念会館(ジャック塔)を設計した山田七五郎氏の山田デザインで、古典主義的な西洋風の外観が見られます。
関内の天井には、アカンサス模様の装飾が見られます。
一階の通路の約7mの一枚板の木目や装飾
2階の会議室・貴賓室には、当時使用されていたテーブルや椅子が保存されています。
2階の吹抜け部の回廊などにも江戸時代の建築とは思えないデザインの景観が保存されています。
三国湊きたまえ通りには、情緒ある格子戸が連なる町家や商家など古い町並みが見られ、往事の賑わいが感じる景観となっています。
きたまえ通りの北側の丘の上の金鳳寺の楼門には、珍しい羅漢像が配置されて、港の展望台となっているようです。
午後の三国港突堤
三国湊町から名勝地の東尋坊へ向かいました。
東尋坊の商店街には、大きな木彫りの彫刻には、龍や馬などの姿が彫られた秀作が展示されていました。
東尋坊は、約1kmの大規模な柱状節理の岸壁の断崖絶壁の光景となっており、柱状節理三大絶勝の一つとなっており、国の天然記念物と名勝に指定された景勝となっています。
岩場には、千畳敷、三段岩、ライオン岩などと名付けられた希形の岩も見られ、日本海の白波が打ち寄せる絶景となっていました。
岩場の遊歩道では、可愛い姿のオームに出会いました。
東尋坊から雄島へ通じる荒磯海岸へ通じる遊歩道も観光スポットとなっていますが、散策路の歩道橋が崩壊して通行不可となっていました
三国湊の歴史街道や東尋坊の迫力ある光景に感動していました。