今年も確定申告の時期を迎えて各地の税務署は大混雑となっているそうですが、特に今年は e-Tax(国税電子申告)で申告しようとPRが盛んに行われています。
これまでは、10年近くはパソコンで作成して書面で提出してきたが、そろそろ切り替えてみようと挑戦してみたが、準備作業が初年度は結構面倒な手順があり、想像以上に大変苦労していた。
先ずは、事前準備として「住民基本台帳カード」と「電子証明書」の取得が必須であり、この取得が面倒で時間を要するため、これまでも書面提出で簡単に済ませていたが、やってみると何度も役所へ足を運び、所要の手続きがかかってしまった。
さらに、電子証明書取得後も、ICカードリーダーを購入し、利用者識別番号の取得や初期登録など結構初回には、ややこしい手続きを踏まねばならないのだ。
昨年度の申告書提出者約2300万人の中で55%は、手書きで作成して提出されているようですが、国税庁の「確定申告書作成コーナー」でパソコンで作成している人は、e-Taxを含めて45%だそうです。
[写真の一部は、国税庁HPより]
最近は、関連書類を持参して税務署へ足を運び、係員に作成してもらう人が多くなっているが、そのために期間中は朝から晩まで長蛇の列が出来ており、時間を浪費するのは止む無しの状況が見られている。
今回、初めての経験であったが、事前準備と初期設定が済めば、後は書類作成はこれまでどおり申告用の関連データを打ち込めば、30分も要せずに完了して、プリント作成も不要で送信して無事終了でした。
データさへ事前に整っておればわけないが、往々にして送られてきている書面が無かったり数字の入力やキーワードを誤解することがあり、中々アナログ人間には簡単とは言えないようで、昨年も自宅でe-Tax利用で提出したのは、3%弱だったそうで、その普及に当局も躍起になっているようです。
やってみれば、税務署への出頭もなく、添付書類の提出が省略できて、4000円が税額控除され、還付も早くなるそうで利点は多い。
今回は、東日本大地震で被害を受けられた方が、税金の還付請求に手数がかかるようで、特設会場には朝から申告手続きで混雑していると報道されていたが、年に1回の申告はすべての国民の義務でもある。
確認事項もあり朝から所轄税務署に出向いたところ、E-Taxによる作成コーナーは大混雑でした。