秋風を感じるようになり、秋空が拡がりスケッチには絶好の季節になってきた。
この日は、定例の写生会で素晴らしいスケッチ日和となり、楽しみに鎌倉に向かった。
予定していたポイントの鎌倉ワイン館が、工事中のため急遽場所を変えてのスケッチとなったが、
いつも何気なく通っていた「大巧寺」参道を描くことになったが、意外と描いてみると面白い。
対象と思われる本堂は、生い茂る樹木に遮られて、手前のキョウチクトウなどの樹木の描写が意外とむつかしいく難攻した。
参道を通りすがる人々にも囲まれながら、仲間の皆さんも筆の運びを楽しんだが、狭い路地裏のスケッチも楽しい。
しばしテイータイムを取り、横浜で開催されている知人の油彩画展と知人のグループ展示会へと向かった。
最初に伺った横浜そごうの「ギャラリーダダ」の個展は、この春にフランスへのスケッチツアーにご一緒した方で、
その作品には、さすがこれまで何度も個展を開かれているそうで、ビックリである。
展示作品にも、フランスで描いた作品も数点展示されていたが、同じスポットを描いても、その出来栄えはこうも違うとは?
その作品制作のご苦労を聞きながらも、高価な作品を生み出す苦労は半端じゃないことを実感した。
油彩画の面白さをたっぷりと味わい、次の桜木町のギャラリーへと向かった。
こちらは、現役時代の先輩の水彩画が展示されている、グループ展であったが、大学時代の同期生の作品展だそうで、
写真・画・書・陶芸などの一年に一度の発表会で、その機会に同期生が一同に会する場となっているそうで、
この日は、飲み会の日となっていたそうで、芸術作品を見ながらの大変多くの元気なグループからオーラを感じていた。
その後、桜木町から大岡川周辺を散策して回ったが、この辺は艀が繋がり、みなとみらいの高層ビルと調和して描けるポイントである。
芸術の秋の長いアートな一日となった。