今年も夏の味覚「ぶどう」が収穫の時期を迎えている。
藤沢ブランドの味覚と言えば、ぶどうと梨が全国的にも有名であるが、中でもぶどう『藤稔』は正真正銘の藤沢生まれ藤沢育ちの名産品である。
藤沢市内には、多くの果樹農家があるが、長年懇意にさせてもらっている「いいじま果樹園」に、ジョギングを兼ねて立寄り、果樹園を見学させてもらった。
今は、ぶどうや梨のみならず、とうもろこしやスイカ、地場野菜など豊富な名産品が直売されていた。
『藤稔』は、最近は山梨産など各県でも、大々的にPRされて人気を呼んでいるが、原産地はここ藤沢生まれである。
人気の秘密は、果実の粒がゴルフボール大の大きさでジューシーな甘さが格別であることで、高級ぶどうの代表品種である。
管理者も毎年お世話になっている知人に贈っているが、多くの方に「巨峰」と勘違いされることが多く、リピーターが多い。
最近、NHKなどのメデイアにも紹介されたそうで、管理者へも問い合わせがくるほどである。
「飯島農園」作品は、毎年品評会で受賞されているほどで、その味覚には自他共に認められており、直売所でしか得られない。
この日は、ブドウ園や梨園に案内されて、その名産品を生まれるまでの苦労話や人気の秘密など聞いたが、
その果実が生まれるまでの課程は、半端なものじゃないそうだ。
藤稔は、一本の木から約400個の実が結実するそうで、一つ一つづつ紙袋を外してみて、その果実の成長具合を確認させてもらった。
丁度、近くの幼稚園の一行も、園内を見学にきており、一緒に感動を見て歩いたが、子ども達の目が輝いていた。
まもなく収穫される藤稔が実っていたが、その樹齢は20数年の大樹だそうである。
ことしは、梅雨明け後の天候が不順だったせいもあり、やや取れたて時期が遅れているようであるが、確実に生育しているそうだ。
最盛期を迎えるこの時期に、藤稔を求めて来客が多くなるが、悩みはお客の希望する時期に、
希望される取れたてが追いつかないことだそうで、生産量が決まっており、予約客が殺到しているそうだ。
来週には、品評会が行われるが、今年も藤沢の多くの果樹農家が丹精込めて育てた手作り作品が楽しみだある。
勿論、品評会後の即売会が行われるが、朝から行列ができて開始早々に売り切れとなり入手は困難である。
管理者も、知人に贈るべく予約済みであるが、送付先からの「本当に美味しかった~」と嬉しい連絡が楽しみである。