アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

2009年11月02日 | みどりの雑記帖
 本格的な寒気が東北日本を覆い、各地では初雪が報じられています。雪原の中に熟した柿の実をぶら下げた柿木は冬の情景をとしてよく画材に採用されています。昔、心麗しい柿ノ木の持ち主は、野鳥の冬の食料にと全部を獲らず残しておいたものだそうです。
 最近でも熟れたみをぶら下げた柿木を見かけます。現代っ子達は柿を好まず、家人も高齢化で収穫する労を惜しむようになり、収穫されず放置される柿の実が多くなっているそうです。そんな柿も風景の中で美しく映え、郷愁を誘う小道具です。柿はもはや果樹ではなく花木に分類されそうな社会現象です。
 「柿が色付くと医者が青くなる」と言われたほど栄養豊かで美味な柿の実が無下に放置されているとはもったいない話です。人間社会でも、一律に定年制を設け、高度の知識と技術を蓄積した「高齢者」を職場から追放してしまうのももったいない話です。少子高齢化で国民年金や健康保険制度を支える勤労者が先細りになっているこの時代に、定年制度を廃止し、働く意欲のある「高齢者」には働いてもらい、年金や健康保険の掛け金を支払ってもらい、引退後にそれまでに払った掛け金に応じた額の年金を受給できるようにしたらどんなものでしょう。
 おいしく実った柿は食べてあげようではありませんか。
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