庭の一角にアップルミントが自生していて、今花が咲いています。庭にはこの他にペパーミント、ニホンハッカが自生していて、ハーブティーに利用しています。ミントの花言葉は「かけがえのない時間」です。
先週83歳の誕生日を迎えました。残された時間は後わずか、これから毎日は「かけがえのない時間」です。しかし悠久の宇宙時間と比べれば、これまでの83年の時間も、これからの数年も一瞬であり、いずれも「かけがえのない時間」なのです。厳しい時代もありましたが、衣食住に恵まれ、私が生き長らえてこられたのは、人々の協力のお陰なのです。
これまで生きている間に、我々は社会のために働き、昭和時代と比べれば生活水準を著しく向上することが出来ました。意識せずとも、我々の働きが少しずつ蓄積された結果です。皆が幸せに暮らせるようにと協力して一生懸命働いていれば、その努力が蓄積されて行き、「幸せな民主的社会」が築かれてゆくのです。残された「かけがえのない時間」だからと一念発起し、何か特別なことを始めようとする必要はないのです。これまで通り生活し、「蓄積」に貢献していれば良いのです。
しかし世の中には、富や権力を独り占めし、社会を支配したいという独裁志向の者が出てきます。人類はおろか、地球にも太陽にも寿命があります。与えられた「かけがえのない時間」を、皆仲良く幸せに生きようとは思わないのでしょうか。民主勢力が結束して独裁者と闘うことで、幸せな社会が築かれてきたのが、人類の歴史なのかも知れません。