アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ネリネ

2017年11月29日 | 緑の季節

南アフリカ原産のネリネをこのごろよく見かけます。寒い街中で美しく乱れ咲いているネリネに、暖かさを感じます。ヒガンバナ科で、花のあと冬から春に葉が茂り、梅雨の頃から休眠に入るそうです。耐寒性はあまり強くなく、寒地では防寒が必要とのことで、温室のない我が家での栽培には不向きのようです。そういえば、土浦では大抵はコンテナー栽培のようでした。

ネリネの花言葉は「華やか」です。人々に賞賛され頂点に立つことです。飛び抜けた才能、人気、容姿、行為、業績など、「華やか」の要素はいろいろ考えられますが、人気を売り物とする人達には欠かせない素養なのでしょう。「華やか」を演出するためには、一際人より目立つ工夫が要ります。衣装・化粧・髪形・持ち物で外見を飾り、動作・声色・話法の修養に精を出さなければなりません。豪邸に住み、高級車を乗り回し、名店で買い物をしたり食事をしたり、有名人と交際するのも「華やか」です。

「華やか」は個人ではなく、組織的に作られるものではないでしょうか。「華やか」の代表選手と言えば、先ず「ヅカガール」が頭に浮かびます。宝塚歌劇団は阪急電鉄の一部門で、ヅカガールは狭い入団試験を勝ち抜き、厳しい教育で磨き抜かれた少女たちです。容姿・演技力に自信を持ち、「華やか」に活躍したいと願う意識は、人一倍高い人たちです。楽をしたいと思う我々地味な普通人には、望むべくもないのが「華やか」です。

国技大相撲の力士は、日本国民に絶大な人気を拍する男の中の男です。各力士は、御馳走になったり芸者と遊んだり、後援者であるタニマチに可愛がられる「華やか」な存在です。相撲の頂点に立つ横綱の「華やか」はいかばかりのものでしょう。日馬富士の暴力事件は、「華やか」の絶頂に立ち、「モンゴル部屋」の親方のつもりで、つい我を忘れてしまった振る舞いだったのでしょう。彼は33歳ですから、我々から見れば、まだはなたれ小僧で、精神的にはまだ未熟だったのかもしれません。「華やか」は賞賛してくれる相手があっての賜物で、有頂天になって支持してくれる人達への感謝を決して忘れてはなりません。

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