アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

芙蓉

2018年07月12日 | 緑の季節

街を自転車で移動していると、公民館近くの民家で、2階の窓を越える大きな芙蓉の大木が花を満載していました。高齢者クラブの仲間も大輪の芙蓉を栽培していますが、多年草を思わせるように、冬は地上部は枯れ毎春根元から芽を出し花を咲かせます。草本と木本があるのでしょうか。

芙蓉の花言葉は「幸せの再来」です。広島を中心に中国・四国地方では線状降水帯が発生し、未曾有の豪雨で山崩れ、洪水被害が激発し、毎日のように犠牲者が増加し、死者・行方不明者数は200人に達しそうです。我々農業土木技術者の間では、中国地方はマサと呼ばれる花崗岩由来の特殊土壌地地帯として知られています。私は特殊土壌に自ら関わったことはありませんが、粒度分布が荒い粒子に偏り、流動化しやすい土壌のようです。そこが線状降水帯に遭遇し、記録的豪雨に襲われたのですから、不運と言わざるを得ません。被災者に「幸せの再来」が訪れるのは何時のことでしょう。

私の住んでいる土地も、元水田で標高が低く、現在でこそハザードマップに湛水危険地区として示されていますが、購入時は危険地域として表示すると、土地が売れなくなるので公表していないと市役所で言われたのです。宅地が売れ、住宅が建設され、人口が増加することは、確かに不動産業者・建築業者・小売店に利益をもたらし、土浦市発展の基本であることは理解できます。だからと言って、危険な土地であることを隠し、市民が危険に遭ってしまっては、「不幸の再来」を繰り返すことになります。災害回避の最も肝心なことは、危険地域に住まないことなのです。

 

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