アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

五所川原立佞武多・ふるさとを育む

2005年08月12日 | 津軽の夏祭り
五所川原立佞武多には多くの子供が参加しています。小学生が手振り鉦をたたいています。笛を吹いているのは中学生でしょうか。祭り衣装に身を固めた子供達の目は生き生きと輝いています。
高校生になると中小型立佞武多を制作します。やがて彼等は大型立佞武多を制作運行する祭りの主役に育ってゆくのでしょう。こうして祭りのノウハウは世代間を通じて継承されてゆきます。

子供達が観客の前に整列して手振り鉦を奏でます。観客が拍手と喚声で応え、子供達と掛け合います。鉦の金属音がリズムカルに響き、太鼓の轟音が腑をひっくり返します。その間を柔らかい笛の音がねぷた祭りのメロディーを流してゆきます。囃子と子供達を前触れにして立佞武多が登場し、祭り気分は最高潮に盛り上がります。
子供達はこの祭りの中に身を置き、故郷意識がしっかりと醸成されてゆきます。立佞武多を通じて子供達は色々なことを学び、情緒豊かな心を育みます。
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