アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

弘前ねぷた・担ぎねぷた

2005年08月09日 | 津軽の夏祭り
合同運行で町会・団体間で競う観光用大型ねぷたの他に、町内の狭い路地を巡り、各戸の玄関口でお盆を祭るため、小さな担ぎねぷたが作られたのでしょうか。津軽ではどんな小さな町でもねぷた巡幸が行われているそうです。そこでは数多くの担ぎねぷたが作られていることでしょう。これが本来の地域に根ざしたねぷたと言えるでしょう。
小さいながら立派な鏡絵です。ねぷた絵師の卵達はこのような小型ねぷたで修練し、腕を磨き、やがて大型ねぷたの絵師として育ってゆくのでしょう。まさに「担ぎねぷた無くして大型ねぷた無し」です。
担ぎねぷたは蝋燭のほのかな明かりを灯しています。私は煌煌と電飾で照らされる観光ねぷたしか知りません。想像するに、町内では子供達の楽隊や金魚提灯の先導で、担ぎねぷたがゆるゆると家々を巡ります。玄関で一行を迎える家人が、子供達が下げる巾着に駄菓子の供物を入れます。淡い蝋燭の光に照らされて、子供達の嬉しそうな笑顔がはじけます。担ぎねぷたを見ていると、そんな光景が目に浮かぶのです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 弘前ねぷた・金魚ねぷた | トップ | 青森ねぶた・ハネトで燃えよう »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

津軽の夏祭り」カテゴリの最新記事