アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

五所川原立佞武多・現在と未来

2005年08月10日 | 津軽の夏祭り
青森ねぶた・弘前ねぷたは題材を古の故事や伝説に求めます。一方五所川原立佞武多では現在を見据え、未来を展望する崇高なテーマに題材を設定します。五所川原市の公式ガイドを飲用すると、各年度に制作された立佞武多のテーマは次の通りです。

平成17年度「炎」(ほむら)のテーマ「息災」
私たち人間は、昔から様々な病に蝕まれ苦しんできた。今は人や動物たちばかりでなく街も不況と言う病にかかり苦しんでいる。そんな息災を焼き払い、我々や街を守って欲しいと神に願い、息災であることを感謝し、明るい街を創っていきたい。

平成16年度「杙」(くい)のテーマ「鼓動」・写真手前
ふるさとを愛する思いは、岩木川の度重なる氾濫をくいとめ、先人たちの杙で街を救ってきた。今、中心商店街に打たれた文化の拠点という新しい杙にはみんなの夢と希望が託されている。思いをひとつに響け未来に津軽の鼓動

平成15年度「五穀豊穣」のテーマ「天の恵み」・写真奥
人間の欲望だけを追及し続けた結果、地球温暖化現象による天候不順を引き起こしているといわれ、近年の冷夏、長雨等は自然からの警鐘であり少なからず農作物への被害をもたらしている。今こそ自ら諌め、神々に天の恵みを感謝し「五穀豊穣」を祈願したい。

こうして立佞武多を通して繰り返し伝えられるメッセージは、やがて市民の心に広く染み渡り、地域発展の大きな力となるに違いありません。
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