鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

左SBは新井場

2009年07月15日 | Weblog
鹿島新井場が本職左SBで川崎F戦に先発
 ナビスコ杯準々決勝は15日に第1戦、29日に第2戦を行う。1次リーグ突破の4チームに加え、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場のためシードされた4チームが登場する。

 鹿島DF新井場徹(30)が「本職」の左サイドバックで先発する。公式戦では3月15日のリーグ新潟戦以来122日ぶり。「きっちり仕事をしたい」と話した。

 オリベイラ監督は「川崎Fは高さがある。新井場起用は平均身長を高める狙いがある」と明言。普段の鹿島の先発で180センチ超えはGK曽ケ端を含め3人のみ。一方で川崎Fは5人以上がそびえ立つ。新井場は「高さを求められてもね」と苦笑いしたが、182センチの長身は攻守で武器になる。

 3月の新潟戦を境にDFパクに左サイドの定位置を奪われた。その後の先発は、DF内田を出場停止などで欠いた場合の右サイドで2試合のみ。「左サイド? こだわりというか、長くやっているのでやりやすいというのはあるけど」。天性の左サイドバックが強豪相手に力を見せつける。

 [2009年7月15日9時32分 紙面から]

小笠原「今年はチャンス」国内3冠獲り宣言
 鹿島主将のMF小笠原が、2度目の国内3冠獲りを宣言した。15日にナビスコ杯準々決勝第1戦で川崎Fと対戦するが、「6年間獲っていないので獲りたい」と02年以来となるナビスコ杯優勝を誓った。今季は4冠を目指してスタートしたもののACLで敗退。残されたタイトルは国内の3冠だけとなったが、リーグでは首位を独走している。「今はオレが何も言わなくても(チームは)やることができている。(00年に3冠を獲った)あの時に状況は近い。一体感があって、苦しい試合も勝てている。安定してきている」とチームに手応えを感じている。「今年はチャンス。(3冠を)獲れると思います」と快挙の達成を約束した。
[ 2009年07月15日 ]

連覇メンバーで国内3冠取る!!…鹿島
 ◆ナビスコ杯準々決勝第1戦(15日) 鹿島は川崎戦に連覇メンバーで臨む。14日、高さ対策としてDFパクに代わり、DF新井場の先発が決定。リーグ連覇した07、08年で最も先発の組み合わせが多かった11人がそろうことになった。00年リーグ、ナビスコ、天皇杯の3冠を達成したMF小笠原は「あの時と雰囲気が似ている。一体感があって苦しい試合をものにしている。状況は近いし、今年はチャンス」と意気込んだ。
(2009年7月15日06時01分 スポーツ報知)

今季のナビスコ杯が始まる。
先発は新井場とのこと。
意外なことに昨季のベストメンバーが組まれるのは今季初である。
楽しみな一戦となった。
新たな開幕として気を引き締め直したい。
聖地で勝利し、苦手・等々力競技場の2nd legを楽にするのだ。
そのため、声援を送ろうではないか。

ボサ毛の篤人

2009年07月14日 | Weblog
[ 鹿島:試合前日練習の様子 ]

チャンピオンチームだけあって、練習のメリハリがはっきりしている鹿島アントラーズ。練習の合間には、選手の笑顔がよく見られます。(写真は新井場徹選手)

[ 鹿島:試合前日練習の様子 ]

内田篤人選手は、髪の毛が少し伸び放題。練習後に同じ髪型にした男の子に「明日の試合、がんばってください!」と声をかけられると笑顔でこたえていました。

[ 鹿島:試合前日練習の様子 ]

鋭い眼光でコースを狙う小笠原満男選手。「チャンスなので、3冠、行きたいですね」と明日のヤマザキナビスコカップでの勝利を誓っていました。


男の子の髪型に影響を持つ篤人である。
梅雨明けした気候にむさ苦しい髪は無かろう。
明日の試合後には散髪へ行って欲しいところ。
とはいえ、明日以後は中二日でアウェイ清水戦である。
そうも行かぬであろう。
散髪は来週のお楽しみといったところか。
岩政にバリカンを借り、小笠原主将のように短く刈っても良いが、それはファンが許さぬであろう。
ビジュアルも篤人には必要な要素なのである。

驚愕の修人

2009年07月13日 | Weblog
【J2:第27節 C大阪 vs 湘南】反町康治監督(湘南)記者会見コメント(09.07.12)
この前、鹿島から来た鈴木修人が、初日の練習で足がつるくらい、我々は(トレーニングを)やっている。こんなの毎日やってると言ったら、修人は驚いていた

湘南へレンタル移籍した修人であるが、練習の厳しさに驚いたとのこと。
この厳しい練習で、昨季までJ2の中位であった湘南が首位を走るのも頷ける。
修人もここで一皮剥け、大きくなって還ってきて欲しい。
オリヴェイラ監督はフィジカル重視の為、テクニックは十分の修人がフィジカルを兼ね備えれば、レギュラーへ大きく近付くであろう。
大いなる育成である。
期待しておる。
真田家は松代藩へお国替えとなった。
耐えた信之は幕末までお家を守り続ける礎となったのである。

サテライトリーグ JEFユナイテッド市原・千葉戦

2009年07月13日 | Weblog
2009年 7月 12日(日)

本日行われたJサテライトリーグ千葉戦は、2-1と勝利しました。

2009 サテライトリーグ 第6日
<総評>
最後まで攻守に圧倒した鹿島が、小谷野、佐々木のゴールで見事に逃げ切って2-1と勝利を収めた。試合開始わずか2分に遠藤のFKから相手のミスを誘い、小谷野がゴール左隅に右アウトサイドで先制点を決める。その後、24分に一瞬の隙を突かれ、米倉に同点弾を許してしまうも、36分には佐々木が笠井のクロスをお手本のようなヘディングシュートで合わせ、1点リードして前半を終えた。後半に入っても、相手ボールになった時には素早いプレッシングで自由な攻撃を許さず、最後まで千葉に決定的なチャンスを作らせず、2-1と嬉しいひたちなかでの勝利を飾った。


<奥野コーチコメント>
午前中から様々なイベントが行われ、サテライトでもトップチームと同じようなホームゲームの雰囲気の中で試合が出来た。勝つことを目標にやって、1失点はあったものの勝利できたことは良かった。選手たちは90分通して、積極性や戦う姿勢を出し、自分たちの特長を出せたと思う。ロスタイムにも自分たちのミスからCKのピンチを招いたが、11人全員がエリアの中に入って勝利のために守り切るという強い意思が感じられたことは喜ばしいことだと思う。後はゲームをいかに作っていくか、また1つ1つのプレーの精度を高めることが大事。こういったサテライトでのゲームで周りとは別格のプレーを見せることのできた選手が、トップでも活躍できると思う。選手たちにはより一層がんばって欲しい。

小谷野とよよのゴールで2-1と勝利である。

    よよ 田代
 川島      小谷野
   ヤス   誓志
宮崎 後藤 當間 健太
      小澤

小澤 → 杉山

修人、船山のレンタル移籍で層の薄くなったボランチは本来は攻撃的MFであるヤスと誓志が務めた。
こう見直してみると、FWと攻撃的MFの層は万全である。
しかしながら、レギュラーが盤石過ぎて、サテライトでアピールするもトップ出場は難しい状況と言えよう。
嬉しい悲鳴である。
そして層の薄さが嘆かれてっおった右サイドバックであるが、笠井健太がアシストという結果を残した。
控えの底上げを感じる。
未来も我等のものである。
ところで、このサテライト戦では意外な選手に出会った。
レギュラーが欲しく慰留にも拘わらずJEFへ飛び出した中後である。
サテライトでレギュラーを張っており、元気な姿を見ることが出来た。
昨季は鹿島でレギュラーポジションだった男である、修人、船山以上には活躍して欲しいと思うのである。

新井場の泣ける話

2009年07月12日 | Weblog
[オ~レ!オレ、オレ、俺]鹿島DF・新井場徹(30)

大宮ゴールに向かって攻め込んだ鹿島・新井場
 ◆J1第17節第1日 鹿島2―0大宮(11日・カシマ) 気持ちがこぼれ出てしまいそうだった。試合開始から20秒。DF新井場はドリブルを開始した。大きなストライドでぐいぐい進む。向かってくる相手に目もくれず突進。勢いあまってタッチラインを割ってしまったが、7試合ぶりの先発出場で、その存在を届けるように走り回った。

 今年1月、自主トレで初めて鹿児島・徳之島を訪れた。友人から誘いを受け、例年の石垣島キャンプを変更した。そこで耳にした事情。鹿児島県の高校サッカー公式戦は、すべて鹿児島本土で行われるという。徳之島から本土までフェリーで18時間。その後に試合に臨み、勝った場合も授業があるため一度戻り、再びフェリーで出直す。

 「経済的に恵まれていれば飛行機でも移動できるけど、大変みたい。何とかしたいけど、1人の力ではどうにも…」。金銭的な援助ができない代わりに子どもたち、果物を差し入れてくれたおばあちゃんたちに「絶対、3連覇してくるから、応援してや」と誓った。

 そして友へ。G大阪でともにプレーしていた崎本晋輔さんが洋菓子店を開業し、10日に自慢のロールケーキが送られてきた。開業1年目では異例という、大阪のデパ地下にも並ぶほどの味と人気がある。第二の人生をたくましく生きる親友に触れ、「オレも刺激になるわ。やらなあかんな」と奮い立った。

 3月15日のリーグ新潟戦後、スタメンから外れた。「集中力」(オリヴェイラ監督)が原因だった。「チームの一つの駒としてやる」と言って向かった大宮戦。「プラスアルファをしなあかん。チャンスを生かすためにも」。クールな男が見せた必死な形相。徳之島にも、大阪にも、そしてオリヴェイラ監督にも届いたはずだ。

 ◆新井場 徹(あらいば・とおる)1979年7月12日、大阪府枚方市出身。30歳。幼少からサッカーを始め、G大阪ユースを経て98年にトップ昇格。同期にはMF稲本潤一(レンヌ)ら。日本では数少ない大柄なサイドとして、日本代表候補になる。04年に鹿島へ完全移籍。不動の左サイドバックとして07、08年のリーグ2連覇を支えた。リーグ通算299試合20得点。182センチ、74キロ。家族は妻、二女。

(2009年7月12日06時01分 スポーツ報知)

公式携帯サイトで紹介されてった「徳之島のイイ話」、「ユダの誕生日にロールケーキを贈った話」を掻い摘んで報道されておる。
特に「徳之島のイイ話」は感涙ものであるので、是非とも携帯サイトの会員となりバックナンバーから読んで欲しい。
今はバックアップメンバーとしてのポジションであるが、再びレギュラー奪う日も遠くはないはず。
鹿島の翼は新井場徹であって欲しい。

マルキーニョス、歴代10位タイ

2009年07月12日 | Weblog
マルキーニョス10位タイの91ゴール…鹿島
 ◆J1第17節第1日 鹿島2―0大宮(11日・カシマ) 鹿島FWマルキーニョスが歴代10位タイとなるJリーグ通算91得点目を挙げた。前半16分、FW興梠のクロスを頭で合わせ、貴重な先制点。元浦和のMF福田正博に並び、10位タイに浮上。昨季は来日8年目で初の得点王を獲得。今季序盤はポストに嫌われる場面やシュートミスが多かったが、持ち前の決定力が戻ってきた。
(2009年7月12日06時01分 スポーツ報知)

ストライカー・マルキーニョスがJリーグの歴史に名を連ねた。
まだまだ現役である。
更なる記録が期待出来よう。
2TOPを組む興梠との連携もバッチリ、中盤の野沢・本山も好調であり、得点量産もあり得るのでは無かろうか。
怪我だけが不安要素である。
マルキーニョスと共に得点をそして勝利を掴んで行こうではないか。

大宮戦報道

2009年07月12日 | Weblog
大迫90日ぶり弾!鹿島Vへ15戦不敗/J1

2点目のゴールを決める鹿島大迫(撮影・蔦林史峰)
<J1:鹿島2-0大宮>◇第17節◇11日◇カシマ
 首位を独走する鹿島が大宮を2-0で下し、2位との勝ち点差8を守った。前半16分にFWマルキーニョス(33)のゴールで先制すると、後半44分に途中出場の新人FW大迫勇也(19)が公式戦では80日ぶり、リーグ戦では90日ぶりとなるゴールを決めてダメ押し。出場機会が減り、苦境に立たされながら努力を怠らなかった大迫の一撃が、3連覇を狙う王者をさらに加速させた。川崎Fと新潟が2-2で引き分けたため、広島を2-1で下した浦和が2位に浮上した。

 久しぶりに味わう感覚を楽しむかのように、歓喜の輪に吸い込まれていった。勝利を決定づけるダメ押し弾。大迫は「ふかさないことだけを考えた。(リーグ戦は)1得点で終わるかと思った時もあった。2点目までの時間? 長かった」と本音を吐露した。

 突出した得点感覚を発揮した。後半44分。MFダニーロに1度ボールを預けてペナルティーエリアに侵入すると、折り返しのパスに対し、体を倒しながらダイレクトで右足を振り抜いた。高難度の一撃だったが「ダニーロが本当にいいボールを出してくれた」と仲間への感謝を口にした。

 5月に入り、1度つかんだ定位置を手放すと、苦悩の時間が始まった。不慣れな控え生活に「焦りはありました」。ACLとリーグ戦の過密日程で練習量も制限され、5月下旬に帰省した際には、鹿児島城西高の恩師小久保監督に「日程が詰まっていて調整が難しい」と本音を打ち明けた。

 だが気持ちは切らさなかった。「マイナスに考えずプラスに考えた」。出場機会が少ない分、個人練習の時間を増やした。休日でもクラブハウスを訪れ、体幹を鍛えた。帰省時にも石井フィジカルコーチのメニューをこなし、一時は体重が70キロから74キロ前後まで増加。鹿島関係者が「霜降りのような筋肉がさらに強くなった」と評したほど。この日の得点も奥野コーチとの居残り練習で研いだ、クロスに対し体を倒して浮かさずシュートするパターン。努力が形となって表れた。

 鹿島の鈴木満強化部長は「今は練習でも積極性が出てきた。積極性が出れば道は開ける。興梠もマルキーニョスもうかうかできなくなる」と称賛。大迫は「プロ入り後、戸惑いながらサッカーをやっていた時期もある。今は自分のプレーをやれば通用すると思う。ホッとしたけどまだこれから頑張らないと」と前を向いた。再び輝き出した19歳がリーグ戦15戦不敗と絶好調の鹿島を加速させる。【菅家大輔】
 [2009年7月12日8時17分 紙面から]


鹿島盤石!12戦ぶり大迫弾で独走ターン
2009.7.12 05:04

後半44分、大迫は大宮・塚本の防御にも構わず、右足を一閃。鹿島の勝利を決定付ける得点を入れた
 J1第17節(11日、鹿島2-0大宮、カシマ)鹿島は後半44分、大型新人のFW大迫勇也(19)がリーグ戦2ゴール目を挙げ、大宮に2-0で快勝。勝ち点42で前半戦を首位で折り返した。鹿島は連続負けなしを15試合とし、J1記録にあと1試合に迫った。浦和はエジミウソン(26)の2ゴールで広島に2-1で逆転勝ちし、勝ち点34で2位に浮上した。

 首位をひた走る鹿島の大型新人が、前半戦最後の一戦で新たな光をもたらした。1-0の後半37分から興梠に代わってピッチに立った大迫が同44分、ゴール前右で難しいバウンドとなったボールに倒れ込みながら、右足でゴール。待望のリーグ戦2ゴール目を挙げた。

 「フカさないようにだけ気をつけた。(先発で)出られない時間が続いて苦しかった。ホッとしました」

 ほころんだ表情に、率直な喜びがあふれた。リーグ戦では4月12日のFC東京戦以来、12試合ぶりの得点。日本代表にも復帰するなど好調な興梠の陰で、5月24日のG大阪戦を最後に先発の機会を遠ざかっていた。だが、19歳に悔しさなど感じている暇はない。連日の居残り練習。「(DF岩政)大樹さんも『相手DFが嫌がる動きをしろ』とアドバイスをくれて、意識してやった」。ここ3週間で体重は3キロ減。流した汗がゴールという実を結んだ。

 チームもこれで15戦連続負けなしと絶好調。前節・川崎戦での退場でDF内田が出場停止となったが、守備でも代わりに8戦ぶりに先発したDF新井場が奮闘した。今季7度目の完封勝ちで、勝ち点「42」。1シーズン制となった05年以降の前半戦最大勝ち点で、首位のまま折り返した。

 後半戦へチームにさらなる弾みをつけた大迫は、来月2日からはU-20日本代表として、岡田武史監督が直接指揮する予定の国際ユース大会(韓国・水原)に参加確実。夏こそ大迫のシーズンだ。「鹿児島ッスよ」と猛暑も大歓迎の薩摩隼人が、鹿島のファンへ熱い熱い夏を贈る。(丸山汎)


鹿島-大宮 後半44分、2点目を決めてダニーロ(右)と喜ぶ鹿島・大迫=カシマ

大迫勇也(おおさこ・ゆうや)
 1990(平成2)年5月18日、鹿児島県加世田市(現・南さつま市)生まれ、19歳。3歳でサッカーを始め、鹿児島育英館中から鹿児島城西高に進学。1年時からレギュラーでU-16からU-19の各年代で日本代表に選出された。8強入りした08年度の全国高校総体、準優勝の全国高校選手権で得点王。今季から鹿島へ加入した。3月の第2節・新潟戦でJ1初出場を果たし、4月の第5節・FC東京戦で同初得点。J1今季12試合2得点。1メートル82、70キロ。



鹿島-大宮 前半、ヘディングで先制ゴールを決める鹿島・マルキーニョス(左)。GK江角=カシマ


鹿島-大宮 前半、ヘディングで先制ゴールを決める鹿島・マルキーニョス=カシマ


鹿島-大宮 前半、先制点を決めたマルキーニョス(右)と喜ぶアシストの鹿島・興梠=カシマ


大宮に勝利し、喜ぶ大迫(右端)ら鹿島イレブン=カシマ


首位で前半戦を終え、サポーターにあいさつする鹿島イレブン=カシマ


先発落ちを糧に…大迫12戦ぶり復活弾

<鹿島・大宮>後半終了間際、チーム2点目のゴールを決める鹿島・大迫勇也
Photo By スポニチ

 鹿島の新人FW大迫勇也(19)が、復活弾を決めた。J1第17節の11日、ホームの大宮戦で後半37分から途中出場した大迫は、同44分に4月12日のFC東京戦以来リーグ戦12試合ぶりとなる一発を叩き込んでチームの勝利に貢献した。2―0で大宮を下した鹿島は、リーグ戦の不敗記録を15に伸ばしてJ最長記録の16試合に王手。前半戦折り返しでの勝ち点も42として独走態勢をキープした。

 復活を告げる一撃だった。後半44分だ。ドリブルで仕掛けた大迫は右サイドのダニーロにパスを出して、そのままゴール前へ。そのダニーロからの折り返しに滑り込んで、右足ダイレクトで合わせてゴール左隅に突き刺した。4月12日のFC東京戦以来12試合ぶりとなるJリーグ2点目。思わず大迫が握りしめた両拳に込めていたのは悔しさだった。

 「(試合に)出られない時間が続いていて苦しかった。少しでも出たら結果を出そうと思っていた。焦りはありましたけど、焦っても何も起こらないので自分のできることを精いっぱいやった。2点目まで?遅かったですね。1点で終わっちゃうんじゃないかと思いました」

 5月24日のG大阪戦以来5試合、先発を離れていた。サッカーを始めてから初めて味わう苦い経験だったが、気持ちを切り替えて体を鍛え直した。試合後にもフィジカルトレーニングを行い、チームがオフの日も練習場に姿を現して汗を流した。6月に75キロあった体重は現在72キロにまで絞った。横からのパスをふかさずにシュートしたこの日のゴールも、奥野コーチとともに全体練習終了後に特訓していた形。DF伊野波は「苦しんでいたし、大迫なりに黙々とやっていた。人の見えないところで努力していたから、決めてくれて本当によかった」と、19歳の地道な努力が結実したゴールを喜んだ。

 リーグ戦で15試合負けなしと最長不敗記録の16試合に王手をかけた鹿島の2トップには、先制点を決めたマルキーニョスと日本代表の興梠が君臨する。「ベンチで見て?(興梠)慎三さんとマルキのコンビネーションが凄かったけど、追いつけるように意識していた。自分のプレーを出せれば通用すると思うので、また一からやりたい」。復活した大迫も加わって、鹿島の独走態勢はより揺るぎないものになりそうだ。

[ 2009年07月12日 ]


<鹿島・大宮>後半、2点目のゴールを決める鹿島・大迫。左は大宮・塚本
Photo By 共同


大迫、オレもいるん弾…15戦負けなし!鹿島最強首位ターン

後半44分、ダメ押しゴールを決める鹿島・大迫
 ◆J1第17節第1日 鹿島2―0大宮(11日・カシマ) 鹿島が快勝し首位ターン。大宮と対戦した鹿島は前半16分にFWマルキーニョス(33)が頭で合わせ先制ゴール。後半44分には途中出場の黄金ルーキー大迫勇也(19)がダメ押しシュートを決め2―0で快勝。勝ち点を42に伸ばし、リーグ戦折り返しをがっちり首位キープ。

 FW大迫の周りには、人だかりが出来ていた。最終ラインからDF伊野波が全速力で駆け寄り、MFダニーロは頭をポンとたたく。4月12日のF東京戦以来、リーグ戦2得点目。「試合に出られなくて苦しい時期もあったけど、結果を残してうれしい」。全員から笑顔で祝福を受けた。

 後半44分だった。右サイドでダニーロにパスを送り、右45度からエリア内へ走り込んだ。「ダニーロが良いボールをくれた」と右足をダイレクトで合わせた。ゴール左に飛び込む貴重な追加点。「もう2点目が取れないんじゃないかと思ったこともあったけど、焦らずやってきた」

 加入から半年、全国高校選手権で10得点を挙げ、鹿児島城西高から鳴り物入りで鹿島に入団し、取材が殺到した時のこと。浦和MF原口元気らが「若い」を理由に、クラブが取材規制を敷いていた時、オリヴェイラ監督も「取材規制をしてもいいんだぞ」と進言した。だが、大迫は「プロとして当たり前のこと」と、断った。

 6月12日の柏戦でスタメン落ちすると「結果を出すまで何も言えない」とし、練習に没頭。今季中断以外で初めて連休となった6、7日のうち7日は休日を返上。体力強化に取り組んだ。「アイツは誰も見えないところで努力をしている。みんな知っている。今日はうれしかったから抱きつきに行っちゃったよ」と伊野波は興奮していた。

 チームは2節新潟戦で敗れて以降、15試合連続負けなし。MF本山は「前半戦で3試合、勝てなかった。そういう試合もあるから満足はしていない」と気を引き締め、大迫も「(興梠)慎三さんの1個、2個上を行くつもりでやっていく」と上を見る。首位より上はないが、上を目指す鹿島。一人旅はまだまだ続く。

(2009年7月12日06時01分 スポーツ報知)


後半44分、ゴールを決めた鹿島・大迫はアシストしたダニーロと歓喜のタッチ(左は大宮・冨田)

各紙大迫一色である。
冷静に考えれば、興梠のアシストで先制したマルキーニョスか完封したDF陣で記事を起こしたいところである。
しかしなら、メディアは苦悩から結果を残した若きスターにスポットライトを当てた。
ここから、また陽の光の当たる場所へ登り詰めて欲しいものである。
とはいえ、08年得点王のマルキーニョスと日本代表の興梠慎三が立ちはだかっておる。
現在は大迫以下の扱いの元日本代表の田代も異常な決定率のよよも能力的には遜色はない。
FWの競争は激化の一途である。
その争いに勝利した者だけがレギュラーを得るのである。
ピッチに立つものは勝者の切符を持っておるのである。

大宮戦コメント

2009年07月12日 | Weblog
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
今のチームの状況というのは、急激にチームが良くなってきたわけではない。1年目から取り組んできた意識が結果として結び付いている。今はまだリーグ戦折り返しにたどりついたばかりで、我々の目標は12月5日の最終戦に(この状況)を結びつけていかなければならない。今の状況に満足せずに謙虚さを持って1試合1試合を戦っていきたい。
(Q:興梠について)
今日の1点目については、守備的なところで背後を狙っていたなかであの場面で興梠はいい判断をしてくれた。自分でもシュートを打てた状況だったが、落ち着いてマルキーニョスを見てパスを出したのは彼がチームのためにプレーを心がけているのが伝わってくる場面だった。彼も成熟してきているという証拠。これからは守備の部分でも成熟してくれればと期待している。


【J1:第17節 鹿島 vs 大宮】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(09.07.11)
7月11日(土) 2009 J1リーグ戦 第17節
鹿島 2 - 0 大宮 (18:03/カシマ/17,903人)
得点者:16' マルキーニョス(鹿島)、89' 大迫勇也(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日の勝利も完璧に近いもののように見受けられました。最近、すごく充実した戦いぶりが見られると思います。チームのポテンシャルを考えたとき、いわゆるゲーム運びや決定力やスキのなさ、メンタル面といったものは、もしチームのポテンシャルが完璧なチームがあるとして、いまどれくらいのレベルまで来ていると感じていますか?また、このチームにもし必要なものがあれば、それはなんでしょうか?
「まず、それだけの言葉をいただいて本当に光栄と思うと同時に、選手たちに感謝しないといけないし、それだけのコメント、評価をいただいているということは、選手あってのことだと思います。
もうひとつは、急激に昨日今日とこのチームがこうやってよくなってきたということではなく、やはり1年目から取り組んできた意識を変える作業があります。例えば、選手に提案することはいろいろあります。ただし、提案された側が提案されたことについて『それをやってみよう』あるいは『受け入れてみよう』という心構えを持っていなければ、僕が、もしくは僕でなくてすごく優秀な監督がいたとしても、成功したり良くなることはないと思います。いろいろ話し合いをするなかで、選手たちがいい心構えを持って、そこから高い意識で練習に取り組んだり、ひとつひとつ意欲的に取り組むことを改善してきたものの積み重ねが、いま頂いている言葉につながっていってると思います。ただし、完璧なチームは存在しないと思います。今日も、自分たちのミスからリズムを失いかけた場面が何度もありましたし、ミスを犯しました。選手たちは謙虚さを忘れてはいけないといっています。自分たちは機械ではなくて人間であり、ミスをすることもあるだろう。ミスをしたからと言って、それを批判するということは僕はしたくありません。しかし、それを試合中にいかにして完全にするのか、あるいはそれを繰り返さない方法、あるいは相手にミスをするように追い込まれているのであれば、それをどうやって打開するのかということは各自で考えなければならない。また試合中にも、こちらから指示を出します。それを謙虚に受け止めて実行に移すということが必要であり、選手たちが理解して試合中などで実行してくれているのではないかと思います。ただ、前半の折り返し地点にたどり着いただけであって、タイトルが取れたということではない。いままでホームで戦ってきた相手に対して、アウェイで戦わなければならないし、またアウェイで戦った相手にはホームで戦わないといけません。なにかを得たわけではなく、折り返しにたどり着いただけです。我々の目標は12月5日、そこで良い形の結果に結びつけて、なおかつ皆さんからいまこの時期にいただいている言葉を、また12月5日にもらえるようにしなけてはいけないと思います。ここで我々が満足せず、謙虚さを持って、ひとつひとつの試合に真剣に取り組んでいかないといけないと思います。
欲を言えば、ゲームマネジメント、遅攻と速攻をどのタイミングでやっていくのかということを、もう少し高めなければいけない。それだけボールを保持できる選手が多くいるわけです。そこで今日もそうですけど、何度か狙いすぎてしまってボールを失い、今日に関してはDF陣が奮闘してくれて相手にチャンスらしいチャンスを与えませんでしたけど。ただし試合に置いては、いまの時間は無理をして狙うときではないのに狙ってしまうことがあるので、もう少しボールを保持して、もう少し溜めてから、あるいは状況をもう少し揺さぶってから、仕掛けることができる展開を我々の場合はできる。そこを焦りすぎてしまう選手がいるので、もう少し落ち着いてやれるのではないかと思っています」
Q:82分から続けざまに3人の選手を代えていますが、そこには試合を決めに行くというメッセージもあったのでしょうか?
「ひとつは、当然ながら入った3人には守備の狙いを与えました。どうしても相手の一番牽制しなければいけない部分は高さだったので、それはセットプレーだったりロングボールですが、それ以外、そういう危険性を感じていませんでした。相手はかなり前がかりできたのでスペースもかなり出来ていました。センターバックもセットプレーなりで前に出て行こうという意志で、または同点に追いつこうという気持ちで前に出て行ったわけですから、そうするとボールを失って戻ってくれば、その体力を消耗していくわけです。それを何度か繰り返しやっていたので、そろそろ判断や足も遅れてくるだろうと。あとはもう、スペースがあるわけなので、そこをうまく突いて行ければチャンスが作れると思いました。ただ、基本的には守備を安定させる高さ対策を取ってから、あとは様子を見て攻撃に出るチャンスがあれば行こうという考えでしたし、それは選手もわかっていることでした。そのスキを相手が与えてくれたのではないかと思います」
Q:相手が守備的だったと思うのですが、監督は日頃から瞬時の判断ということをおっしゃっていると思います。その視点で1点目のシーンをふり返っていただけますか?
「当然ながら相手が与える条件によって自分たちが狙う部分は変わってきます。あの場面に関しては、相手が守備の部分でかなり高い位置に押し上げてきたので、背後を狙うという形がいちばん良い形になってくるし、背後を狙うことで相手が引いていくわけですからラインを深く保つようになります。そうすると中盤が空くようになってきます。ただ、あの場面では興梠選手が非常に良い判断をしてくれたのではないかと思います。ゴールエリア付近で自分がゴールを前にして、ボールも落ち着いた形で持っていましたので、極端にいえば自分でもシュートが打てる場面。そこでチームのため、チームの勝利のためにの選択をしてくれました。DFももう少しで寄せられる場面でしたし、GKもいましたし、あそこでシュートを打ってもおかしくない状況だった。そのなかで、彼がフリーのマルキーニョス選手を見て、そこに合わせたということに関しては非常にチームのためにプレーをしよう、心がけよう、という気持ちを僕自身は感じました。選手が自分個人が目立とう、自分個人が脚光を浴びようと考えれば、自分でシュートを打つことが多いのですが、ただよりよい選択肢を試合中にどうやってしていくのかということを僕は何度も言っています。そういった気持ちも僕自身を感じたし、彼自身も成長してきている、あるいは成熟してきている部分だと思います。今後は攻めの部分だけでなく守備の部分でも成熟していくようになれば、さらなる飛躍が興梠選手には期待できるのではないかと思います」

以上

【J1:第17節 鹿島 vs 大宮】試合終了後の各選手コメント(09.07.11)
●本山雅志選手(鹿島):
「先制点をとれたので、簡単に取ってしまうとその後悪い時間が出てきてしまう。そこだけ気を付けた。後半はほとんど主導権を取られたけど勝てて良かったですね。
(Q:悪かった原因は?)
サイドチェンジがうまくいかなかった。ボールは回せるけどサイドで起点が作れなかった。僕とかがしっかり走らないといけなかった。ヤマザキナビスコカップでは僕が走るようにしたい。サイドチェンジについては、もうちょっと徹底してやれば良かった。良い形でサイドチェンジできたときは上手く攻められたし。
(Q:疲労については?)
後半はちょっと疲れましたね。僕らが走るのではなく、相手を走らせられたらと思う。
(Q:リーグの前半をふり返って)
4試合勝てていないので反省点はいっぱいある。少しでも気持ちが入らないとその4試合のような試合になってしまう」
●大迫勇也選手(鹿島):
「出られない時期が長かったけど今日は少しプレーの時間が多かった。
(Q:シュートについて)
イメージ通り。ふかさないことだけ考えました。
(Q:出られない時期は?)
大樹さん(岩政)とかにDFとして嫌な動きをアドバイスしてもらった。それを意識して、こういう結果が出たと思う。これを続けていきたいです。焦っても何も起こらないので、自分が出来ることをしっかりしました。ひとつふたつ上に行かないとダメだと思っていた。ベンチにいる間、チームのゲーム運びとかを学んだ。あとは慎三さん(興梠)とマルキ(マルキーニョス)のコンビネーション。すごいと思う。
(Q:ゴールに向かうプレーが増えた?)
つねにゴールを意識している。それが自分の特徴だと思うので、そういうのを出していきたい。ホッとしてますけど、これからがんばらないと。
(Q:手応えは掴んできた?)
そうっすね。いまは自分を出せてきてる。自分のプレーを出せれば通用すると思う。また一からです。
(Q:2点目は遅かった?)
遅かったですね。1点で終わるという思いもありました。でも、あまりマイナスには考えない。プラス思考なんで」
●小笠原満男選手(鹿島):
「たたみ掛けてスムーズにいければ良いんですけど今日はみんなが我慢した。交代選手が入ってフレッシュになったところで得点できた。
(Q:大迫選手がいいゴールを決めましたが?)
誰が決めたとかは関係ないけど、守備もがんばっているし良いこと。11人だけじゃなく、ポコッと出て結果を出せる。他の選手も集中出来ていると思う」
●伊野波雅彦選手(鹿島):
「大迫が決めてくれて一番嬉しかった。なかなか苦しんでいたし、それは知っていたから。あまり抱きつきにはいかないけれど今日は行きました」
●新井場徹選手(鹿島):
「自分が思っていた感覚と違ってて、正直最初は戸惑った。チームがうまく入ってくれて良かった。言うほどじゃないけど久々の90分だったし、相手もイケイケできたので、もう少し効果的なことが出来たと思う。後半に入って少し慣れてきましたけど、監督に求められていること+αを出していかないといけない」


[ J1:第17節 鹿島 vs 大宮 ]

前半16分、興梠からの浮いたパスをマルキーニョスがヘッドで押し込み鹿島が先制!得点を演出した二人が駆け寄って喜びを分かち合う。マルキーニョスは今季6得点目となった。

[ J1:第17節 鹿島 vs 大宮 ]

1点リードの鹿島は後半44分、右サイドを突破したダニーロからの折り返しを途中出場の大迫がダイレクトボレーで決めてダメ押し点をゲット!中田浩二と抱き合って喜ぶ。大迫は今季リーグ戦2得点目。

[ J1:第17節 鹿島 vs 大宮 ]

リーグ戦15戦負け無し!ホームゲームでは4連勝を飾った鹿島の選手たちがサポーターに勝利の挨拶。今日もきっちりと勝点3を積み上げ、首位を独走する。


難点はサイドチェンジにあると本山の弁。
克服して苦手・日本平に備えたい。

得点王を目指せ

2009年07月11日 | Weblog
鹿島興梠が得点王へ意欲、断トツ得点率
 「得点率王」の鹿島FW興梠慎三(22)が日本人得点王、そしてリーグ得点王を目指す。現在、7得点でランク6位。シュート数における得点の割合は3割6分8厘で、J1断トツの得点率を誇っている。ランク首位のダビ(名古屋)のウムサラル(カタール)移籍決定で、ライバル1人が消えた。10日、11日の大宮戦に備え調整練習を終え「得点王は狙えるなら狙うけど、まずはチームの勝利が優先。でも日本人1位にはなりたい」と話していた。
 [2009年7月11日8時34分 紙面から]

現在2差…興梠 日本人得点王狙う!
 鹿島の日本代表FW興梠が日本人得点王を狙う。現在7得点で9得点の石川(FC東京)に次いで日本人2位タイだが、「去年が8得点だからいいペースできている。日本人1位にはなりたい」と力を込めた。全体のランキングでも6位タイで、10得点のトップのダヴィ(名古屋)がカタールに移籍することから得点王も狙える位置につけている。「マルキからも得点王いけるんじゃないかって言われている。狙いたいけど、チームが勝つためにやっているので」とあくまでもチームの勝利を優先しながらも個人タイトルにも色気が出てきた。

 コンスタントにゴールを決めるための課題は理解している。「シュート数がかなり少ない。(今季は)19本ぐらいでしょ。(シュートを打つことを)意識したい」。興梠は積極的に打って得点王へと突き進む。

[ 2009年07月11日 ]

リーグ史上初、前半勝ち点40台狙う…鹿島
 鹿島が「最強ターン」を決める。前半戦最後の大宮戦に勝利すれば勝ち点41。1シーズン制となった05年以降で、リーグ史上初めて40点台で折り返すことになる。DF内田が出場停止。先発しなかった試合は勝率・310と分が悪いが、代役のDF新井場は「一つの駒のつもりでやる」。現在7得点のFW興梠も「勝利が第一。日本人得点王も目指したい」と話した。
(2009年7月11日06時01分 スポーツ報知)

興梠“ナオ抜き”宣言
2009年7月11日 紙面から
 鹿島のFW興梠慎三(22)が10日、日本人得点王に意欲を見せた。今季7ゴールを決め、得点ランクで日本人トップの石川(FC東京)に2点差に迫る2位タイ。「いいペース。自分の結果もついているし、チームも勝ち続けているのでうれしい」と勢いそのままに、ランキングも駆け上がる。
 得点ランクについて、興梠は「日本人1位にはなりたい」と静かに闘志を燃やした。絶好調の石川を「スーパーゴールばっかり」と認めつつも、対抗意識は隠せなかった。
 相棒のマルキーニョスからは「ダビ(名古屋)がいなくなったからいける。頑張れ。アシストするから」と、リーグの得点王を目指すようハッパを掛けられ、PKも譲ると言われたという。「まずはチームが勝つこと。自分の結果は次」と固辞したが「FWが点を取ったら勢いに乗る」と意欲は十分。まずは自己記録のシーズン8得点を更新し、目標の2ケタ達成、得点王、チームの優勝と大きな“ハットトリック”を目指す。
 (川村庸介)

J1きょう大宮戦 新井場8試合ぶり先発
2009/07/11(土) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 Jリーグ1部(J1)第17節第1日は11日、各地で6試合を行い、首位の鹿島はカシマスタジアムで10位大宮と対戦する。キックオフは午後6時。前半戦折り返しとなる試合は、内田が出場停止。右サイドバックには新井場の8試合ぶり先発が決定的で、「今はチームの状態が良い。総力戦の一つの駒としてしっかり戦いたい」と力を込める。その活躍に注目するとともに、取りこぼしの許されないホームで確実に勝利を挙げたい。鹿島の通算成績は12勝3分け1敗、勝ち点39。

 前節・川崎戦では内田の退場で10人となりながらも、ビハインドを追いつき、公式戦5連敗中の等々力で勝ち点1を獲得。リーグ戦無敗記録は14まで伸び、07年にG大阪が達成した前半戦最大勝ち点38を1試合残して更新した。


【写真説明】
出場停止の内田に代わり、8試合ぶりの先発出場が見込まれる新井場=クラブハウスグラウンド


日本人得点王を目指す興梠である。
昨季は目標の二桁へ乗せられず、好不調の並を味わった。
とはいえ、ゴールという結果以外のタスクは十分にこなしており、チームの勝利という結果を導き出しておる。
今季は得点も取っておるのでタイトルも遠くはないと言えよう。
興梠の得点で勝利すれば最高と言える。
しかしながら、大宮戦と言えば野沢である。
野沢のドッピエッタを今日は期待したい。

練習後コメント

2009年07月10日 | Weblog
首位鹿島、大宮戦に向け調整練習
 鹿島は10日、茨城県鹿嶋市内で11日のホーム大宮戦に向けて調整練習を行った。主力組は軽いボール回しやセットプレーの確認など短時間で終了。現在リーグ戦は14戦無敗と絶好調をキープ。2位新潟に勝ち点差8をつけているが、DF新井場徹は「大宮も調子が悪いとは思わないけど、(試合に)うまく入って自分たちのサッカーができれば大丈夫」と話していた。
 [2009年7月10日12時14分]


鹿島に死角なし!興梠「バッチリです」
 J1鹿島は10日午前、大宮戦に向けて前日練習を行った。レギュラー組とサブ組を分けて、入念に攻守のセットプレーを確認した。日本代表FW興梠は「1週間試合が空いたし、体調的にはバッチリです」と笑顔を見せた。リーグ戦では3月15日の新潟戦で1―2で黒星を喫したのを最後に、14試合連続負けなし(11勝3分け)で首位を独走しており、死角はない。
[ 2009年07月10日 12:55 ]

ニッカンは代役右SBの新井場に、スポニチは連続ゴール中の興梠のコメントである。
この二人が大宮戦のキーマンであることに疑いの余地はない。
新井場が右サイドを切り裂き、興梠がフィニッシュに絡む。
新井場の右サイドは篤人起用時よりも攻撃的になるのでは無かろうか。
謙虚にせよとの指示ではあるが、ここは爆発を期待してしまう。
とはいえ、昨季こそ2-0で快勝しておるが、一昨年は一人少ない大宮に対して0-0を演じ、バスを囲む暴挙へを発展してしまったことも悪しき記憶である。
地に足を付けて、勝利を呼び込みたい。

大宮戦プレビュー

2009年07月10日 | Weblog
【J1:第17節 鹿島 vs 大宮】プレビュー:王者・鹿島は、リーグでは大宮に無敗。上り調子の大宮は初勝利をあげることができるか(09.07.10)
大分には先制されながらも貫禄の逆転勝ち、名古屋には3得点の完勝、そして川崎Fには1人少ないながらも同点に追いつく驚異的な粘り。首位を快調に走る鹿島はアウェイ3連戦を2勝1分けで終わり、久々にホームに戻って試合となる。

今節の対戦相手は、大宮。リーグ戦では05年から6勝2分けと一度も負けていない相手だ。ただし、内田篤人が川崎F戦でレッドカードを受けたため出場停止。代わりに新井場徹が先発することになるだろう。ここまで5連戦を戦ってきたこともあり、チームは6日、7日を休養にあて、8日から練習を再開した。その8日の練習から、新井場は右サイドバックの位置で練習を続け、土曜の試合に備えていた。

またここ数日、相次いで中盤の若手選手の期限付き移籍が発表された。鈴木修人が湘南、船山祐二がC大阪へ行く。新井場もその1人だが、鹿島の屋台骨を支えてきた79年組は今年で30歳。そろそろ世代交代を考えなければいけない時期に来ている。次の世代を育て、”常勝”であり続けるためにも、外の環境で大きく育つことを期待されている。移籍先での活躍を期待したい。

対する大宮は、前節の横浜FM戦でボランチの金澤慎が負傷交代。今節の出場は難しいようだ。代わりに入るのは片岡洋介となりそうだ。橋本早十とのコンビネーションがどのように機能するかが注目される。また、「良い選手だったと思う」(岩政大樹)と鹿島のDFが評価していたデニス・マルケスが国外に期限付き移籍し、チームを去っている。
とはいえ、石原直樹、藤田祥史の2トップは相変わらず強力だ。前を向いてドリブル勝負を挑むことができれば、横浜FMの守備陣を慌てさせるほど威力を持つ。堅守を誇る鹿島DFといえども、そうしたシーンを防ぐことは難しい。大宮とすれば、そうしたチャンスをいくつ作れるかが得点数に反映してくるだろう。

とはいえ、いまの鹿島のチーム状況は最高潮と言える。試合中の意思疎通はほぼ完璧。さらに今週は試合まで1週間あいたことを利用して、久々に戦術練習を重ねてきた。ゴール前での崩しや、横幅いっぱいに使った大きな展開の崩しなど、様々な組み合わせでゴールを狙う方法をいま一度確認している。相手チームが鹿島から綻びを見つけ出すのは至難の業だろう。

そこで怖いのが自らのミスだ。しかし、オズワルド・オリヴェイラ監督は珍しく練習中に、選手・スタッフを全員集め、チームの雰囲気を締めた。選手たちには勝点差などを意識することなく、「謙虚」であることを求めている。それを受け、選手たちが久々のホームゲームでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのかはとても楽しみだ。

そして、今節鹿島アントラーズでは累計入場者数があと1万9063人で500万人に達することを記念して、様々な関連イベントを行う予定だ。ただし、前売りチケットの数字を見ると500万人到達までにはもう少し入場者が必要なようだ。友人・知人を誘う良い機会だと思うので、多くの人にスタジアムまで足を運んでもらいたい。

以上
2009.07.10 Reported by 田中滋


[ 鹿島:試合前日練習の様子 ]

アキレス腱を痛めリハビリを続ける大岩剛選手。膝を痛めていた大道広幸選手と一緒にメニューをこなしていました。大岩選手はスパイクを履いてボールを蹴ることもあるので、全体練習への合流まであと少しのようです。

[ 鹿島:試合前日練習の様子 ]

CKでコースを見極める増田誓志選手。今季は、本山選手との交代出場が多くなっています。今季初得点が期待されるところです。

[ 鹿島:試合前日練習の様子 ]

内田篤人選手の出場停止を受け、先発出場が期待される新井場徹選手。右サイドでサイドチェンジのパスを受ける練習を何度も重ねていました。

[ 鹿島:試合前日練習の様子 ]

試合後、サポーターの求めに応じてサインをするマルキーニョス選手。前節、大腿部を痛めていましたが、今週は元気に練習をこなしています。



篤人の穴は新井場で微塵の不安も無し。
そして負傷の大岩、大道も順調に回復へ向かっておる。
特に大道には未来を背負ってもらう義務がある。
ここで回復だけでなく、精神的な成長を望みたい。

篤人、体力強化

2009年07月10日 | Weblog
鹿島ウッチー出場停止期間中に肉体強化
 鹿島DF内田篤人(21)が「体力強化週間」でパワーアップを図る。5日の川崎F戦で退場処分を受けて11日の大宮戦は出場停止。15日のナビスコ杯準々決勝川崎F戦まで実戦間隔が空くため、全体練習より個人の体力面強化に重点を置く特別メニューに励むことになった。

 9日の練習では紅白戦を行った本隊から離れ、メディシンボールを使った体幹トレーニングなどを消化。「出場停止になったけど、次の試合までに、今までにできなかった練習に取り組みたい」。今季は代表とクラブの往復で肝心の体力強化をする時間が取れず、体力面に不安を抱いていた。出場停止の期間を有効に使って上半身、下半身の筋トレなどを行い、悪夢をプラスに変えるつもりだ。

 [2009年7月10日7時7分 紙面から]

篤人が体力強化とのこと。
U-19、U-20、U-22、北京五輪、フル代表と休み無く走り続けておる篤人は、本人の望む体力強化に割く時間がなかった事も事実であろう。
昨季も今季も明らかに疲れておる試合があったのも、そのせいであると言っても過言ではない。
ここで体力強化を図り更なる進化を遂げて欲しい。

小笠原主将の説教

2009年07月10日 | Weblog
タフさ身につけろ!小笠原 内田に猛ゲキ
 鹿島主将のMF小笠原が日本代表DF内田に猛ゲキを飛ばした。内田が代表とJリーグなどの過密日程でなかなか練習ができないと漏らしていることに関して、小笠原は「まだ21歳だし、代表に行き始めて2年ぐらい。ブラジルのトップ選手になると相当な数の試合をこなすし、タフさを身につけてほしい」と忠告した。また自身や元日本代表のMF中田の経験を踏まえ、「僕も浩二も何年も代表から帰ってきての繰り返しだった。つらいとかきついとか思わないで、“やってやる”という気持ちを持ってほしい。(内田に)言っておきます」と笑顔で話していた。
[ 2009年07月10日 ]

小笠原主将が篤人に説教とのこと。
代表と過密日程で練習が出来ぬと漏らす篤人に気持ちで乗り切れと言わんばかりである。
確かに篤人の言い分は泣き言のようにも取れる。
しかしながら、篤人は自分がまだ未完成な選手であり、もっともっと練習で伸びたいと申しておるように取れる。
もっと素晴らしいクロスを上げたい、もっと良い突破を魅せたいと伝わって来るのである。
とはいえ、満男もユダもそうした過密スケジュールで更に伸びた実績を持っておるのである。
“気持ち”という言葉に集約された重みを篤人は受け止めて欲しい。

ブラジル流誕生日祝い

2009年07月10日 | Weblog
中田 ブラジル流誕生日祝いに「うれしい」
 9日に30歳の誕生日を迎えた鹿島のMF中田が、チームメートからブラジル流の手荒い祝福を受けた。練習終了後、FW興梠、MF本山らからピッチ上で生卵と小麦粉を頭からかけられ、「うれしかったですよ。いい年になればいいね」と笑顔を見せた。右ひざの手術など山あり谷ありのサッカー人生を、「30歳まで(選手を)やっているとは思っていなかったので、あっという間だった」と振り返っていた。
[ 2009年07月10日 ]

ユダも含め1979年組も三十路である。
時の流れとは速いものよ。
とはいえ、まだまだ主軸で働いてもらわねばならぬ。
アントラーズの黄金期を作った戦士とはいえ、まだ歴史となるには早すぎるのである。