鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

牛乳飲もう!

2008年04月10日 | Weblog

骨折の内田「牛乳飲んでくっつけます」
 9日のACL北京国安戦で腰部を負傷した鹿島DF内田篤人(20)が10日、早期回復を誓った。前夜の検査では第三腰椎(ようつい)横突起骨折で復帰まで2~3週間と診断された。この日は治療を受け「一睡もできなかった。メシも立ったままじゃないと痛くて」と顔をしかめた。ただ表情は明るく「有三さん(FW田代)は(横突起)3本折れて3週間で治ったらしいので、僕は1本なので1週間ですね」とニヤリ。
 「牛乳飲んで煮干し食べて早く(骨を)くっつけます」と前向きだった。

 [2008年4月10日20時1分]

あくまでポジティブな篤人である。
逆境は人間を成長させる。
この境地に至るまでたった一晩だとしても多くの葛藤があったことであろう。
それを乗り越えたのである。
更に大きく成長したのでは無かろうか。
我等は待っておる、再び羽ばたく日を。


篤人離脱2~3週間

2008年04月10日 | Weblog

内田篤人選手の負傷について
内田篤人選手に関して、以下の通り診断結果が出ましたのでお知らせいたします。

1.受傷名:
第三腰椎横突起骨折

2.復帰見込み:
約2~3週間後

3.負傷日:
4月9日(水)
AFCチャンピオンズリーグ 北京国安戦
(カシマサッカースタジアム)

4.経過:
・後半33分に相手選手と接触して負傷
・試合後、鹿嶋市内の病院にて検査を行い、骨折が判明

全治1ヶ月と報じられておった篤人であるが、復帰の見込みが2~3週間後と見積もられた。
不幸中の幸いと言うべきか。
最短で戻ってくればアウェイ北京国安戦に間に合い、「借り」を返すことも適う。
ここでの「借り」は、汚いプレイをやり返すことではなく、綺麗に右サイドを切り裂き得点に絡むことである。
あの負傷シーンは、抜いたかと思った矢先に悪質なチャージを受けたものであった。
抜けておれば一点が確実であったものを、無念である。
しかしながら、ここで復帰し本来の自分プレイを見せつけるチャンスと心得たい。
とはいえ、代表に引っ張り回され始まった篤人の2008年である。
じっくり精神面から休息をとる機会でもあろう。
マックスで休み、GWの川崎戦からでも十分とも言える。
何はともあれ、完全に治すことが先決なのである。
穴を埋めるのは伊野波なのか健太なのか當間なのか、はたまた好調の新井場を右に回して石神が投入されるのか、昨日穴を埋めた誓志がチャンスを掴むのか。
篤人には不幸であったが、ここを埋めるべく奮起する選手達が後に控える。
もう、層が薄いとは言わせぬ。
我等は結束を固めるのだ。
我等の戦いは聖戦なのである。
血の生け贄をも辞さぬ構えである。


北京国安戦報道

2008年04月10日 | Weblog

曽ケ端PK止めた鹿島3連勝/アジアCL

後半12分、曽ケ端はチアゴのPKを好セーブ(撮影・浅見桂子)
<アジアCL:鹿島1-0北京国安(中国)>◇1次リーグ◇F組◇9日◇カシマ
 鹿島GK曽ケ端準(28)が「PKののろい」を解いた。MFダニーロが先制点を挙げた4分後の後半12分にPKを与えたが、右に飛んで好セーブ。勝利の立役者になった。3月のゼロックス杯広島戦ではキッカーが蹴るのよりも早く前に飛び出て、2度もセーブを無効にされた。だがこの日は「気にしていられない」と相手のモーションを見て、タイミングよく飛び出た。チームは攻撃でもリーグ戦で3本連続でPKを失敗中と運から見放されていただけに、守護神がトラウマを断ち切った。23日のアウェー北京国安戦に勝ち、3位のクルンタイバンクが引き分け以下なら1次リーグ突破が決まる。

 [2008年4月10日8時18分 紙面から]

内田が腰を強打し途中交代/アジアCL

後半、楊璞(右)との接触で腰を痛めたDF内田(撮影・浅見桂子)
<アジアCL:鹿島1-0北京国安(中国)>◇1次リーグ◇F組◇9日◇カシマ
 鹿島の日本代表DF内田篤人(20)がACL北京国安戦で腰部を負傷し、戦線離脱することが確実になった。後半30分に接触プレーで腰を強打し、同33分に負傷交代。試合後、鹿嶋市内の病院で検査を受け「腰椎(ようつい)横突起骨折」と診断された。今月中の復帰は微妙な状況で、13日の浦和戦から続く試合を欠場することになりそう。チームは1-0で勝利を収め、1次リーグ突破に王手をかけたが、代償は大きかった。

 内田の腰がラフプレーによって打ち砕かれた。後半30分に右サイドで突破を仕掛けた際に相手選手のヒザが腰に直撃。その場にうずくまり、ピッチ外で回復を待ったが、続行不可能と判断され、同33分に交代した。試合後は「相手のヒザが入った」と顔をしかめながら状況を説明。スタッフの肩を借りながら歩き、車に乗るのもやっとの状態で、病院の検査に向かった。

 クラブ関係者によると「腰の横突起が折れている」との診断結果だった。1カ月以上の重傷ではないが「1週間は安静にしなければいけないし、そこから調整すると今月中(の復帰)は難しいかもしれない」と今月いっぱいの戦線離脱を示唆した。13日には浦和戦、19日にはG大阪戦とリーグ優勝を占う勝負が続き、23日にはACL1次リーグ突破をかけたアウェー北京国安戦を控えるだけに、手痛い負傷となった。

 MF野沢も右足甲の痛みでこの日の試合を欠場。中学時代から両足甲が痛む「ケーラー病」に悩まされており、回復に向かっているとはいえ慎重を期さなければならない。この日もMFダニーロの決勝ゴールで勝利を収め、公式戦8連勝と破竹の勢いの鹿島だが、内田、野沢と故障が相次ぐ緊急事態となった。【広重竜太郎】
 [2008年4月10日8時17分 紙面から]

痛たた…鹿島、死闘制し3連勝も内田が右横突起骨折

苦悶の表情をうかべしゃがみ込む内田。まさか骨折だったとは…

相手PKに好セーブをみせた曽ケ端。チームを救うプレーだった(撮影・財満朝則)

 アジア・チャンピオンズリーグ1次L第3節(9日、カシマスタジアム)F組のJ1鹿島は北京国安(中国)に1-0勝利で3連勝。勝ち点9として同組首位を守ったが、相手DFと接触で腰を痛めた日本代表DF内田篤人(20)が右横突起の骨折と診断された。1週間の安静が必要とみられ、13日の浦和戦(アウェー)の欠場が決定的になった。

 死闘を制した代償は、予想以上に大きかった。北京国安に勝ち、1次リーグ突破へ大きく前進した鹿島。勢いに乗って、13日の浦和とのリーグ戦に臨むはずだったが、内田の出場が絶望的であることが判明した。

 後半33分にDF楊璞のひざが内田の腰をを直撃。担架でピッチから出されると、そのまま途中交代した。試合後、「相手のひざが入った。若いので大丈夫です」と笑顔を見せていたが、自力で車に乗り込めないほど。直行した病院で、右横突起の骨折と診断された。1週間程度の安静が必要とみられ、全治には数週間かかる可能性も。鹿島にとっては、大きな痛手だ。

 それほど激しい試合だった。前半33分に、DF周挺が2度目の警告で退場。鹿島に有利な展開になるはずだったが、相手の固い守備に苦戦した。

 さらに相手のラフプレーも増える。内田も出場した2月の東アジア選手権・中国戦(重慶)を彷彿させる展開だった。同代表DF徐雲龍らが所属する北京国安は退場した周挺を含め、計5枚のイエローカードをもらう。DF岩政は「思った以上に荒いチームだった」と振り返った。

 そんな大一番で、鹿島に勝利を呼び込んだのがGK曽ケ端。1-0で迎えた後半12分。PKのピンチに好セーブ。2戦15発と爆発的な得点力を誇った攻撃陣がMFダニーロの1点だけしか奪えないなか、完封劇で勝利に導いた。

 「前半で相手が1人少なくなって、数的優位になったけど、なかなか崩せなかった。そのなかで、最低限の勝ち点3をとれてよかった」。ゼロックス・スーパー杯で何度もやり直しを命じられた因縁のPK、気迫のプレーでチームを救った。

 「ミスの多いゲームだった。もう少し改善できると思う。アジアのなかでもアントラーズの名前を残したい」と曽ケ端。浦和戦のあとは、19日にG大阪、23日は北京国安(アウェー)と強敵が続く。鹿島にとって、試練の連戦となる。
(峯岸弘行)
◆鹿島・オリベイラ監督
「最大の目標である勝ち点3を取れてよかった。北京国安は力があり、10人に減った後もそれなりの戦い方をした。鹿島は勝利を評価されるべきだと思う」
◆北京国安・李章洙監督
「後半にPKを失敗したことが大きかった。退場者を出したことは負けた言い訳にはならない。鹿島は非常に強いチームだったが、勝てる方法はあったと思う」
■鹿島の決勝T進出条件
 次節23日の北京国安戦(アウェー)で勝ち、3位クルンタイ銀行が引き分け以下なら決勝トーナメント進出。クルンタイが勝った場合でも、鹿島が残り2試合で勝ち点1を奪えば1次リーグ突破が決まる。
■アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)
 アジア最強クラブを決める大会。アジア・クラブ選手権、アジア・カップウイナーズ杯を統合して03年にスタート。各国のリーグ戦とカップ戦の王者が出場。1次リーグ、決勝トーナメントともにホーム&アウェー。1次リーグは28チームが4チームずつ7組に分かれ、各組1位が進出する決勝トーナメントは昨季王者の浦和を加えた計8チームで争われる。優勝チームはクラブW杯出場権を獲得する。

PK止めた!曽ケ端が奮闘で鹿島3連勝

<鹿島・北京国安>後半、北京国安のPKをとめた鹿島GK曽ケ端(中)は岩政(右)と抱き合って喜ぶ
Photo By スポニチ

 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグF組の鹿島は、ホームでグループ最大の難敵・北京国安(中国)に1―0と辛勝した。後半8分にMFダニーロ(28)が先制点を挙げ、同11分にGK曽ケ端準(28)が相手PKを止めて無傷の3連勝。アウェーで北京国安と対戦する23日にも予選突破が決まる。アウェーでメルボルン(オーストラリア)と対戦したG大阪は4―3で勝ち、G組首位に立った。

 鹿島を救ったのはGK曽ケ端だった。1―0の後半11分。DF岩政がエリア内で相手FWチアゴを倒して与えたPKで、右に横っ跳び。一瞬タイミングをずらされたものの、足を懸命に伸ばして止めた。「勝ち点3を取ることが大事だった。その意味で大きなセーブだった」。大仕事をやってのけた寡黙な守護神は、納得の表情を浮かべた。

 3月1日のゼロックススーパー杯・J2広島戦での屈辱を払しょくするセーブでもあった。PK戦で2度セーブしたにもかかわらず、動きだしが早かったと判断され、いずれも蹴り直しを命じられた。チームは結局負け。曽ケ端自身は「それで悩んだことはない」と話したが、悔しさは忘れていなかった。

 今季、ここまで大きなケガがないことが好調の原因だ。昨季は開幕前に右足首を痛め、しばらくはテーピングをしての出場が続いた。その分、キックは足首に負担がかからないように工夫した。「チームの調子もいいし、僕自身も体調が良い」。PK以外にも鋭い出足で、何度となくチームのピンチを救った。

 相手が退場者を出したにもかかわらず、ホームで予想外の苦戦。しかし、守護神の活躍で無傷の3連勝を飾った。23日のアウェー北京国安戦に勝ち、クルンタイ銀行(タイ)がナムディン(ベトナム)と引き分け以下なら予選突破が決まる。鹿島が悲願のアジア制覇に向け、また一歩前進した。 [ 2008年04月10日 ]

内田痛すぎる離脱…腰骨折で全治1カ月

<鹿島・北京国安>後半、腰を痛め途中交代した内田(中)
Photo By スポニチ

 鹿島の日本代表DF内田篤人(20)が、右第3腰つい横突起を骨折したことが分かった。ACL北京国安戦の後半33分に相手のひざが右腰に入り、途中交代。試合後は歩くのもやっとで、香取ドクターが「予想以上に痛がっているので骨に異常がないか検査する」と判断。鹿嶋市内の病院に直行した結果、骨折が判明した。

 過去にはバーゼルのMF中田浩二(28)が00年9月8日、シドニー五輪の対ブラジル戦で同じ個所を骨折し、全治1カ月と診断された。同ドクターは「復帰にはそれほど日数はかからない」と話しており、約1カ月後には復帰できる見込みだ。それでも、鹿島は13日に浦和戦、19日にG大阪戦、23日にはACLのアウェー北京国安戦と大事な試合が続くだけに、大きい離脱となる。
[ 2008年04月10日 ]

ダニーロ千金弾を曽ケ端死守!鹿島3連勝…ACL第3戦

後半8分、鹿島・ダニーロ(左)が先制ゴールを決める(右は田代)
 ◆アジアCL1次リーグ第3戦 ▽F組 鹿島1―0北京国安(9日、鹿島) 鹿島が初の決勝トーナメント進出に王手をかけた。無敗対決はホームで北京国安(中国)を1―0で下し、3連勝でF組首位をキープ。1―0とリードした後半12分にはGK曽ケ端準(28)がPKを阻止。何度も決定機を防いだ守護神は、後半8分に挙げたMFダニーロ(28)の決勝点だけできっちり逃げ切った。

 鹿島ゴールに守護神が仁王立ちした。後半12分、DF岩政が献上したPK。GK曽ケ端は相手キッカー、FWチアゴの助走に目をこらした。いつものように全体像を見ながら、狙われるコースを導き出す。右だ。両手でボールを弾き出した。値千金のPKセーブ。「落ち着いて、相手を見られた。甘いコースだった」同点の危機を乗り切ると雄たけびを上げ、両手でガッツポーズを作った。

 苦戦を強いられた。前半33分に数的優位に立ったが、強固な北京国安の守備を崩せない。前半の決定機はゼロ。公式戦7連勝を支えていた、プレスからの攻撃が機能しなかった。後半8分、苦しんでもぎ取ったMFダニーロの先制点。虎の子の1点を守るべく、曽ケ端が立ちはだかった。「勝ち点3が大事な試合に、大きなセーブができた」

 プロ11年目。意地がある。3月1日のゼロックススーパー杯広島戦(国立)。2―2で迎えたPK戦で、キッカーが蹴る前にゴールライン上から動き出したため、2回もやり直しを命じられた。1本はセーブ、1本はゴールの枠を外れたシュート。いつも同じタイミングで飛び、注意されたことのなかった動き出しだったが、厳密すぎる判定に泣いた。

 その後、GKだけのミーティングで、ルイスGKコーチを中心に検討を重ねた。出した結論は「意識しすぎるのは良くない」。フォームをいじらない決意を固めた。また、ACLは動き出しに厳しくないことも、事前に頭に入っていた。チームは3連勝で首位をキープ。23日のアウェー北京国安戦で、決勝トーナメント進出が決まる可能性も出てきた。鹿島の最後の砦(とりで)が、クラブ史上初の偉業に押し上げる。
(2008年4月10日06時02分  スポーツ報知)

鹿島・内田、腰を骨折…ACL第3戦
 ◆アジアCL1次リーグ第3戦 ▽F組 鹿島1―0北京国安(9日、鹿島) 鹿島の日本代表DF内田篤人(20)が9日、ACL北京国安戦後に鹿嶋市内の病院でエックス線検査を受け、腰付近の右横突起骨折と診断された。同戦の後半33分、相手選手のひざが腰に入って途中交代。試合後、病院に直行した。

 クラブ関係者によれば、全治には数週間かかる見込みで、チームドクターからは1週間の安静を命じられたという。リーグ浦和戦(13日・埼玉)、G大阪戦(19日・カシマ)の天王山2連戦の欠場は決定的。この日、MF野沢も右足甲の痛みで欠場するなど、公式戦8連勝中のチームに暗雲が漂い始めた。
(2008年4月10日06時01分  スポーツ報知)

O time do brasileiro venceu os chineses do Beijing Guoan por 1 a 0 e garantiu o primeiro lugar do grupo na Liga dos Campeões da Ásia
KASHIMA (Japão) - O ex-são-paulino Danilo marcou o gol da vitória do Kashima Antlers sobre o Beijing Guan nesta quarta, na Liga dos Campeões da Ásia. Este foi o terceiro triunfo do time consecutivo, comandando pelo brasileiro e também ex-são-paulino Oswaldo Oliveira, na competição.

Danilo comemora gol contra time de Pequim
O Kashina Antlers se aproveitou da desvantagem do time da China, que estava com um homem a menos em campo, para vencer. Aos oito minutos do segundo tempo, Danilo acertou o pé e marcou o gol que deu a vitória à equipe do Japão.

Com o resultado, o Antlers chegou a nove pontos e assumiu a liderança do Grupo F da competição, com três pontos a mais que o Beijing Guoan.

各紙、曽ケ端のPKセービングと篤人の負傷を報じておる。
確かにシュート自体少なく、最少得点の勝利であるので攻撃陣の報道は難しかったのやも知れぬ。
とはいえ、ダニーロの得点はゴールへのプロセスも含め美しいものであったし、マルキーニョスの獅子奮迅の働き、青木-新井場のホットライン確立など見所は満載であった。
もう一つ攻撃が噛み合えば、当てての鍵をこじ開けて大量得点の可能性もあったはず。
しかしながら、我等本来の美しき流れ・ウノ-ゼロ(1-0)で勝利したのは良い結果であった。
その一方、北京国安の汚いプレイで負傷退場した内田篤人は想像通り骨折の重傷であった。
怒りが収まらぬ。
ごしかし、ここは切り替えが重要なのである。
3日後には邪悪なるアウェイ浦和戦が控えておる。
心配する我等以上に篤人本人が最も悔しいのである。
その気持ちを胸に、好調なのは篤人一人ではなくチーム全体で維持してきたところを見せつけてやろうではないか。


北京国安戦コメント・レビュー

2008年04月10日 | Weblog

鹿島アントラーズ   :監督   <試合終了>
今日の一番の目標は勝ち点3を取ることで、11人対10人であっても(勝利を)勝ち取ることができたのは評価されるべきだと思う。また、連戦での試合ということも考えれば、我々が今までやってきたことが完全には出来ていなかったかもしれないが、勝ったことは良かったと思う。(連戦が続くが)中3日あればある程度回復できると考えているし、1年間を通して週2回の試合をやるということはありえないしので今はふんばりどころ。ハーフタイムには、相手は引いて守ってきているので、慌てずサイドから崩していこうと伝えた。やるべきことはみんなわかっているのでそれを強調しただけ。Jリーグのレフェリーとは違うので、レフェリングで選手たちはとまどいを感じた部分もあったと思うが、うまく対応できたのではないかと思う。

【AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs 北京】オズワルド・オリベイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
4月9日(水) AFCチャンピオンズリーグ
鹿島 1 - 0 北京 (19:00/カシマ/6,487人)
得点者:53' ダニーロ(鹿島)

●オズワルド・オリベイラ監督(鹿島):
Q:1-0で勝ったが、素直によかったと思うか、それとも相手が10人になったのに1点しか取れなくて不満だと思うか?
「一番の目標は勝ち点を取ること。勝つことが一番重要だし、評価されるべきこと。北京国安は草サッカーをしているチームではないし、プロのチームだ。力があることは分かっていた。10人になっても力を統一してやることも分かっていた。我々が11人で相手が10人になることは今までも何度もあった。昨年も何回かあったし、勝ちを取れたことは評価されるべきだ。連戦の疲労を考えると、我々が今までやってきたことが完全には出ていなかったかもしれないが、勝つという結果を出したことは評価されるべきではないか」
Q:これまでメンバーを固定してきて、今日は選手たちの疲れを感じた。この先、浦和、ガンバ大阪、北京とのアウェー戦が続くが、どう修正していくのか?
「中3日というのがあれば、ある程度は回復できる。2週間で中3日の試合をするなら、まだやれる。今日は4試合目なんで、ある程度はできた。我々の代わる選手はみなさんも分かっている通りだ。そういう選手にも役割や約束事も沢山あって大変だ。が、シーズンを通して週2回の試合をやることはありえない。今がふんばりどころ。みんなで乗り越えなくてはいけないところだ」
Q:今日勝ったことで4チームの中で抜きん出たと思うが?(中国人記者)
「まだそうは思っていないし、まだ北京との2試合目がある。そこをしっかりやらないといけないと思う」
Q:試合前にタフなゲームになると話していたが、実際にタフなゲームになった。北京は非常に守備的で鹿島は攻めあぐねていたように見えたが、実際に戦って相手のチーム力はどうだったか?
「本当に言われた通り、守備的な狙いがあったのではないか。ある程度の結果を狙う中でやってきたし、それを実行に移すために経験豊富な選手がいて、彼らも忠実にやろうという意識で臨んできた。2試合目はもっと攻撃的に出てくる可能性もある。そうすれば両チームとももっと多くゴールが生まれると思う」
Q:相手が10人になって前半を終えたが、ハーフタイムの指示は? どんなことを言って送り出したのか? 今日は危険な位置でのファウルが多く、1本はPKも与えてしまったが、それについてのコメントもいただきたい。
「ハーフタイムのところでは、特に相手が引いて守ってくるんで、中央から行くと人数が多くてムリだと言った。慌てずサイドから崩すように指示した。得点シーンのようにサイドから崩せば点が入ることは選手たちも分かっていた。その後も数多くのチャンスを作ったが、決められなかっただけだ。ハーフタイムには守ってくる相手の崩し方を徹底し、もう1度強調しただけだ。中国の選手は後ろからのタックルが多かったことが残念だが、我々はうまくやったと思う」
以上

【AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs 北京】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
4月9日(水) AFCチャンピオンズリーグ
鹿島 1 - 0 北京 (19:00/カシマ/6,487人)
得点者:53' ダニーロ(鹿島)

●曽ヶ端準選手(鹿島):
「もう少し簡単に出来たことが多かった。PKのところはVTRとかがなくて先入観がなかったけど、キッカーのタイミングで止められた。相手が10人になったのにああいう場面を作ったのは反省しないといけない。PKセーブうんぬんより、勝ち点3につながったことが大きい。
(今までのPK失敗?) そんなのは気にしている余裕もない。相手ありきなんで。
(1-0のスコア?) 10人になった段階でもっと点が取れた。ミスも多くて改善できることは多い。最低勝ち点3を取った試合。アウェーの試合が大事になる。北京との一騎打ちになっているし。今日は10人になってから余裕がなさすぎた。
(疲れ?) 動き全体は疲れて重いなというのはなかった。自分自身は今年、いい状態だし、ケガもない。これからもいい準備をしてのぞみたい」

●岩政大樹選手(鹿島):
「ソガさんのおかげで勝てた。相手のゴール前での怖さは特に感じなかった。思った以上に荒いチームだった。FWはポストがうまかったけど、足元はそんなに技術があるわけじゃないし、点を取られる怖さはなかった。90分通してウチの出来がだんだんよくなってきているが、最近は立ち上がりが悪いのが多い。焦らずやろうというのはあるが、最初からテンションを上げて戦わないといけない。今日はトーンダウンしてしまった」
●増田誓志選手(鹿島):
「相手の人数が1人足りなかったので、守りにくいことはなかったが、後半はこっちの人数が足りているのに守れなかった部分があった。ウチは疲れていたと思う。
(交代の時?) アップをしててゲームを見ていなくて、呼ばれた時、ダニーロと代わるのかなと思った。ベンチのみんなは常に意識している状態だ。言われたこと以上のことをしないと次はないという意識でやっている」

●青木剛選手(鹿島):
「無失点で勝てたのがよかった。ただ、最後まで積極的に攻めて、2点、3点取れればよかった。鹿島の交代で出た選手も攻撃的な選手が多かったし、点を取りに行こうという監督のメッセージだった。でも相手の術中にはまり、スピードダウンしてしまった。次の北京は一番厳しい試合になると思う」
以上

【AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs 北京】レポート:11対10の数的優位に立ちながら1点のみ。それでもしぶとく勝利し、今季公式戦連勝を8に伸ばした鹿島 [ J's GOAL ]
4月9日(水) AFCチャンピオンズリーグ
鹿島 1 - 0 北京 (19:00/カシマ/6,487人)
得点者:53' ダニーロ(鹿島)

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)予選リーグ突破を争う最大のライバル・北京国安は戦前の予想通り、強かった。前半のうちに4バックの一角をなす ZHOU Ting(周挺、背番号4番)が2枚目のイエローカードを受けて退場し、10人の数的不利に立たされながらも、徹底した守備的戦術で鹿島アントラーズの攻撃を跳ね返す。3月8日の今季J1開幕・コンサドーレ札幌戦以降、7試合連続ゴールを奪ってきたFW陣も、この日ばかりは思うように仕事ができずに苛立った。それでも4月5日のJ1第5節千葉戦に続いて2試合連続で先発出場したダニーロが貴重な決勝ゴールをゲット。1-0で辛くも勝利を収め、勝点9でグループF単独トップに立った。23日の北京でのアウェイゲームに勝てば、決勝トーナメント進出が決まる可能性も出てきた。これで今季公式戦8連勝。選手たちは疲労困憊だが、「どんな状況でも勝つ」という鹿島の伝統はしっかりと維持している。

 ACL・グループFの2勝同士の直接対決となった9日の鹿島対北京国安戦。決戦の地・カシマスタジアムは前日のような大雨こそ降らなかったが、強風と気温10.6度の寒さに見舞われた。11日間で4試合という過密日程を強いられている鹿島の選手たちには、非常に厳しいコンディションとなった。

 左太もも負傷が心配された小笠原満男は無事に先発したが、野沢拓也が右足を痛めて急きょ欠場。代役は先週末5日のJ1第5節・ジェフユナイテッド千葉戦で本山雅志の出場停止の穴を埋めたダニーロ。彼の動きは1つの注目点だった。対する北京国安は予想通りの4-4-2。ケガで出場が微妙といわれたホンジュラス代表MFマルティネス(MARTINEZ RAMOS Walter Julian、背番号20番)は問題なくスタメン出場。2トップのチアゴ(Tiago Jorge HONORIO、背番号10番)とTAO Wei(陶偉、背番号15番)はタテ関係でプレーした。
 ホームの優位性を生かし、立ち上がりから積極的に仕掛けたかった鹿島。しかし連戦による疲労が色濃く、リズムがつかめない。北京国安が最終ラインに ZHANG Shuai(張帥、背番号3番)やXU Yunlong(徐雲龍、背番号13番)ら中国代表経験者をズラリと揃えたこともあって、マルキーニョスと田代有三の2トップがボールを触る回数も少なかった。序盤はむしろ北京国安がやや優勢といってもいい流れだった。彼らはしっかりとしたポゼッションからワイドに開いた両MFに展開。そこからFWのチアゴに預けて攻めの起点を作ろうと試みる。パス回しもレベルが高かった。しかもラフプレー寸前の激しい当たりを容赦なく見せる。さすがは中国を代表するチームだった。
 苦しい展開を強いられた鹿島だが、前半33分に大きなアドバンテージを得る。相手の左サイドバック・ZHOU Tingが2枚目の警告を受けて退場。11対10の数的優位に立ったのだ。北京国安のイ・ジャンス監督も「1枚目のイエローカードが出る前にもっと注意すべきだった。1人退場したことで全体の動きが変わった」と悔やんだが、鹿島はこれを機にようやく本来のパス回しを取り戻し始めた。

 ハーフタイムにオズワルド オリヴェイラ監督から「相手は引いて守っている。中央から行くと人数が多いからムリだ。慌てずサイドから崩そう」と指示された選手たちは、後半に入ると外からの攻撃の比重を高めていく。前半から積極的だった左の新井場徹に加え、右の内田篤人も高い位置を取る回数が多くなる。そして迎えた後半8分、ついに鹿島は均衡を破る。マルキーニョスが左サイドで受け、そのまま中央へドリブルで前進。同じタイミングでダニーロもゴール前へ巧みに走りこんだ。次の瞬間、マルキーニョスのスルーパスを受けたダニーロは狙い済ました左足シュートで1点をたたき出したのだ。

 これで一息ついたものの、この日の鹿島はその後、ピリッとしなかった。先制点から3分後に岩政大樹がチアゴをぺナルティエリア内で倒してしまい、主審はPKを宣告。一瞬、嫌な空気がスタジアムを取り巻いたが、守護神・曽ヶ端準が立ちはだかる。チアゴのPKを抜群の反応でセーブ。こぼれ球を拾った HUANG Bowen(黄博文、背番号16番)のヘッドはクロスバーを叩き、北京国安はまたとない同点機を逃した。「ソガさん(曽ヶ端)のおかげ」と岩政もコメントしたが、曽ヶ端の活躍がなければ大事なホームでのACL大一番を引き分けていたところだった。

 この後、オズワルドオリヴェイラ監督は増田誓志や興梠慎三、佐々木竜太といった攻撃的な選手を投入し、追加点を取りに行った。が、自陣に引いて守る相手守備陣を崩せない。逆に終盤にはマルティネスに決定機を作られるなどピンチもあった。1-0で勝つには勝ったが、ここまでの鹿島とは違う、やや不完全燃焼感の残るゲームだった。
 それでも指揮官は「いちばんの目標は勝点3を取ること。勝つことがいちばん重要。それを果たしたのだから評価されるべき」と改めて話した。いい内容でなくても結果を出せるのは確かに強豪チームの証だ。1-0とはいえ、北京国安に大きなプレッシャーを与えたのも間違いない。これで余裕を持って23日のアウェイ戦に臨むことができるはずだ。

 その前に鹿島にはJ1序盤戦の天王山、浦和レッズ(13日/埼玉)、ガンバ大阪戦(19日/カシマ)の2連戦が待ち構えている。シーズンスタートから固定したメンバーで戦っているだけに主力選手の疲労は明らか。小笠原や野沢、この試合で右の腰を強打した内田ら負傷者も少なからずいる。しかし「今が頑張りどころ。みんなで乗り越えなければいけない」とオズワルド オリヴェイラ監督は強調していた。
 今こそ「チームの総合力」を発揮すべき時。北京国安戦の1勝で得た自信を次なる戦いへとつなげたい。
以上
2008.04.10 Reported by 元川悦子

引いた相手を攻めあぐぬことはサッカーではよくあること。
この試合もそうなる予感がひしひしと感じられた。
更に相手は汚いファールも辞さぬ。
今季最強であったことは紛れもない事実であった。
結果的に退場者を出した相手は自滅と言いたいところであるが、1-0という結果は安心できぬスコアである。
まだ180分の試合のハーフタイムが終わっただけ。
気を引き締め直したい。