鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

温故知新

2007年08月10日 | Weblog

351日ぶりJ復帰!小笠原闘将宣言

 紅白戦でパスされたボールをトラップする鹿島MF小笠原(撮影・橘信男)
 鹿島MF小笠原が闘将になる。351日ぶりのリーグ復帰戦となる12日の甲府戦に向け、8日の紅白戦に出場。主力組に入り、2-1で勝った。1年ぶりの復帰後に感じたのは「昔から比べたらピリピリ感が足りない」。7月28日の本田氏の引退試合では本田氏がFKのキッカーに立ったが、アルシンド氏も譲らず、両者が監督を務めた鈴木満取締役に双方の交代を主張した。それほど黄金時代は勝利への執念が表に出ていた。「今の選手はケンカができない。当たり障りがない。試合に出る選手はそういう面で影響を与えないと」。古き良き時代を知る小笠原が模範となる。 [2007年8月10日9時55分 紙面から]

あの若手であった小笠原満男が昔を懐かしむとは時の流れは速いものである。
と懐古主義なわけではなく小笠原満男は危機感を露わにしているのである。
このメンタリティは伊太利亜漫遊で持ち帰った数少ないもの、大事にせねばなるまい。
チームを引っ張る自覚が出たと好意的に受け止めたい。
「練習から本気で当たる」
重要なことである。
練習で出来ないことは公式戦で行えるはずがないのである。
かねてから隻眼の軍師で名を馳せておる男が、鉄砲商人と偽ることには無理がありすぎる。
そして、商人の方を捕まえてしまっては鉄砲百丁は無理というものであろう。
突っ込みどころを楽しませるドラマと心得よ、ということか。


連勝にはまず一つ目の勝利を

2007年08月10日 | Weblog

鹿島DF岩政「8月は勝負月」
 鹿島DF岩政が8月を「勝負月」に定めた。リーグ再開戦となる12日の甲府戦を皮切りに千葉、大宮、横浜FCと下位チームとの対戦が続き、29日は首位を走るG大阪との一戦が待ち受ける。「8月はどこのチームも勝負。ここの勝ち負けいかんでは優勝を狙えるかがかかわってくる月になると思う。(8月が)終わったときに最低でも(首位と勝ち点差を)1ケタ台にしたい」。現在はG大阪と勝ち点11差だが、少しでも縮めて射程圏内にとらえる。 [2007年8月9日19時40分]

勝負なのはどこも同じと岩政が言う。
勝負を仕掛け、結果を残して優勝への挑戦権を得ようという腹づもりであろう。
残試合数を超える勝ち点差を逆転することはほぼ不可能と言われている。
逆に言えば、残試合数以内の差であれば逆転はあり得る。
つまり、現時点でのポジションは十分に優勝の目があるということである。
その為には下位チームからの取りこぼしを無くすことが肝要。
甲府15位・千葉14位・大宮16位・横浜FC18位とは勝利だけでなく得失点差を稼ぐ必要すらあるであろう。
が、油断はならぬ。
窮鼠猫を噛むの例もある。
一つ一つ勝利を確実に手にするまで気を抜かず励むのだ。
圧倒的な戦力で徳川家康に挑み、糞まで垂れ流させた三方ヶ原の戦いで勝利せしむるも、信玄公が発病しては上洛は成らぬ。
ここでの勝利は、籠城したい相手を野戦に引きずり出すという戦法を学び、それを関ヶ原で用いた糞まみれの家康公なのである。


ブラウニー田代

2007年08月09日 | Weblog

茶髪に変身の鹿島FW田代が活躍誓う
 鹿島FW田代が8日、イメチェンで活躍を誓った。先日、髪を茶色に染め上げて気分を一新。「ここまで茶色になったのは初めて」とこれまでの黒髪から、イメージが様変わりした。同僚からは不評? の様子だが「サッカーで派手な活躍をしたいですね」と笑顔。前半戦のリーグ戦は12試合で1得点と不本意な数字に終わったが、後半戦の巻き返しへ意欲を示していた。 [2007年8月8日18時35分]

誰もが通る道。
大人への階段。
髪をいじるのは色気の証拠である。
鹿島で髪と言えば2005年開幕戦の岩政であろうか。
この年からレギュラーとなった彼は、アウェイ浦和戦でど派手な金髪で現れ完封勝利に貢献した。
それ以後、定位置を守りDFラインの顔と成りつつある。
それ以上に田代が意識しているのは銀髪の隆行かもしれない。
あの勇姿は鹿島ファンだけでなく日本人の心に焼き付いているはずである。
何を隠そう田代有三は隆行を尊敬しておる。
当然の如く彼のプレイは我等の目にも得点力のある隆行として映っておったのである。
と、記憶に残る髪を列挙してみたが、2001年なんぞは出場選手全てが茶髪であった。
特に熊谷と名良橋の髪が目立っておったのを記憶しておる。
茶髪でない者を裏切り者としてあぶり出した方が早いぐらいであったのである。
当時はともかく現在の裏切り者は深井であることは人物紹介がなされた時点で明白であった。
が、苦肉計を弄するとは真田幸隆もなかなか策士である。
周瑜としては少々物足りないところではある。
それにしても黄蓋役は骨が折れるというものであった。


U-22敗戦の将

2007年08月06日 | Weblog

U-22日本、ボツワナに敗戦…反町監督が選手“選別”明言
 【瀋陽(中国)5日=近藤安弘】4カ国大会最終日(5日、中国・瀋陽)U-22日本代表は、最終戦のU-22ボツワナ代表戦に0-1敗戦、勝ち点4で3位に終わった。反町康治監督(43)=写真=は「非常に恥ずかしい試合」と酷評。さらに22日からの北京五輪アジア最終予選へ向け、「使える選手と使えない選手の境界線が、はっきりとした」と選手の“選別”を明言した。優勝は勝ち点6のボツワナ。

 覇気がなく締まりのない内容で0-1敗戦。昨年12月のアジア大会・北朝鮮戦以来の黒星に、反町監督が怒りをぶちまけた。
 「非常に恥ずかしい試合をして申し訳ない気持ち。立ち上げから1年。この1年間はいったい何だったんだろう。それくらい気持ち、やる気、覇気が見られなかった。選手の気持ちがグラウンドにおりていなかった」。怒りを通り越し、あきれた表情までみせた。
 最終予選前、最後の国際試合。アジア杯やオールスターのためMF水野(千葉)、DF伊野波(FC東京)ら多くの主力を招集していない今大会のテーマは、サブ組の見極めだった。だがパスミスが繰り返され、攻守がバラバラ。アフリカ勢特有のフィジカルに圧倒される場面もあった。
 5日間で3試合目で、疲労はピーク。ある選手が「中国戦は勝てば優勝という緊張感があった。きょうのこの試合はこなせば帰れるという雰囲気があった」と漏らしたようにモチベーションを保つことは難しかったが、言い訳にはならない。
 さらに指揮官は「戦える選手と戦えない選手、使える選手と使えない選手の境界線がはっきりとした」と明言した。「(後半)10分で何もできなかったら代えると言った」とハーフタイムで指示したことを明かしたが、反町ジャパン発足時からの常連で、ともに先発したFWカレンとMF増田の2人が同12分に交代。 “見切った”格好だ。
 22日の最終予選の初戦ベトナム戦まで、あと17日。反町監督は「目標は最終予選で1位になること。もう1回足下を見つめて初戦で勝ち点3、必ず取りたい」と表情を引き締めた。
◆2度の決定機を外したFWカレン(磐田)
「運動量が少なかった。やらなきゃいけなかったけど体がついてこなかった。Jリーグでアピールするしかない」
◆攻守の舵取り役になれなかったMF
増田(鹿島)
「運動量が出せなかった。気持ちと体が裏腹だった。ハーフタイムに、監督に厳しく言われた」
■敗戦VTR
 前半に好機をつくったが日本だが、得点できないまま前半を終了。逆に後半1分、ゴディルワングに強烈なミドルシュートを決められて先制点を許すと、その後は攻めが雑になった。選手交代などで打開を図り、決定的チャンスもあったが、最後までゴールを割れなかった。
■4カ国大会
 北京五輪開幕まであと1年に迫り“プレ五輪”として開催。会場は本大会のサッカー会場3個所のうちの1つ、瀋陽五輪スタジアム(6万人収容)。開催国の中国のほか日本、北朝鮮、ボツワナのU-22代表が総当たりのリーグ戦方式で戦う。優勝賞金は5万ドル(約595万円)
■北京五輪男子サッカー・アジア予選
 2次予選から出場した日本は6戦全勝で最終予選進出。最終予選は12チームが4チームずつ3組に分かれ、8月22日から11月21日まで争い、各組1位の3チームが出場権を得る。日本はサウジアラビア、カタール、ベトナムと同じC組。2次予選同様、最終予選もホーム&アウエー方式の総当たりリーグ戦。ホスト国の中国と合わせアジアから4チームが本大会に出場する。

反町監督 不発カレンにダメ出し
 日本が決定力不足を露呈した。U―22日本代表は5日、中国・瀋陽で行われた4カ国トーナメント最終戦でボツワナに0―1と敗れ、3位に終わった。先発2トップを組んだカレン・ロバート(22=磐田)、李忠成(21=柏)に加え途中出場のFW平山相太(22=FC東京)も不発で、今大会3試合でFW陣の得点は0。22日のベトナム戦から始まる北京五輪アジア最終予選に大きな不安を残し、反町康治監督(43)はカレンらに“ダメ出し”をした。
 天を仰ぎ、頭を抱える光景ばかりが続いた。チャンスはつくった。しかし、ゴールは奪えなかった。反町監督は「気持ちがゴールに向いていない」とバッサリ。さらにハーフタイムのゲキの内容を明かした。
 「10分で何もしなければ替えると選手に言った。ちょっとは変わったけど大きくは変わらなかった」。後半12分に交代させたカレンと増田に対する“最後通告”であることは明白だ。
 U―18時代から代表で無得点が続いているカレンは、通算37試合目も不発に終わった。前半31分にGKと1対1の決定機を迎えながら左足シュートを阻まれ、後半6分のヘッドはゴールライン上でDFにクリアされた。「運動量が少なかった。いいタイミングで裏に抜けたり、相手をほんろうしたりすることができなかった」とうなだれた。
 反町監督は後半12分に岡崎、29分にはエースの平山を投入。35分には平山のスルーパスから岡崎がシュートを放ったが、またしてもゴールライン上でクリアされた。これで2戦連続無得点。しかも、1日の北朝鮮戦の得点者はDF河本とMF梅崎で、FW陣は3試合で1点も決められなかった。今大会はオールスター出場などで主力を大量に欠いたが、FWだけは現時点でのベストメンバー。それだけに無得点の意味は重い。
 「最終予選に向けて戦える選手と戦えない選手、使える選手と使えない選手の境界線が見えた。新陳代謝をしなくちゃいけないかなとは思っている」。指揮官は選手の入れ替えの可能性を示唆したが、決定力不足は“戦犯”を外せば解決するという問題でもない。早急に方策を見つけなければ、北京は夢と終わりかねない。
[ 2007年08月06日付 紙面記事 ]

【U-22日本 vs U-22ボツワナ】試合後の増田誓志選手(鹿島)コメント [ J's GOAL ]
■U-22 4カ国トーナメント2007
8/5(日)18:00(日本時間)/中国・瀋陽オリンピックスタジアム
U-22日本 0-1 U-22ボツワナ
得点者:46' アモス(U-22ボツワナ)
・テレビ中継:G+(生中継)17:45-20:00(延長なし)、日本テレビ (関東/録画放送)26:15-27:50 (延長なし)
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●増田誓志選手(鹿島):
「今日は運動量が足りなった。気持ちと体が裏腹になってしまい納得がいかない。裏に抜けてくれて、そこに出せてもくずすことはできなかった。交代はハーフタイムに言われていたから10分で何もできなかったから仕方がない。厳しいですね。ダイレクトでつなげば崩せる、やれる自信はあるんだけど。相手はマンツーマンだけど、ただついてくるだけでプレッシャーの厳しさなどはなかった。Jでアピールするしかない」
以上

増田誓志の北京への道はほぼ閉ざされた模様。
このボツワナ戦も2試合前の北朝鮮戦もボールには触るが”良い仕事”をしたとは言い難かった。
増田誓志本人のイメージに何かしらの不足があったように映った。
だが、イメージの統一は個人ではなく束ねる者の仕事であろう。
良い形で攻められないのも、簡単に崩される守備の組織も指揮官の能力不足である。
それを棚に上げ選手批判を行うとは、器の小さき男である。
これでは誰を起用しても北京への道は開かぬであろう。
それは、このボツワナ戦で失点後の采配に現れておる。
指揮官が動揺しては選手も本来の力を発揮出来ぬ。
敗戦は自明であった。
そして我等は再三再四増田誓志を名指しで批判し続けた反町氏とは、これで縁を切ることになろう。
ある意味、喜ばしいことである。
増田誓志は、復帰した小笠原満男と覚醒したダニーロを押しのける努力が必要となる。
そしてそれが叶うのであれば、五輪代表などという小さな目標ではなく、フル代表が見えて来る。
凡将に付き合う時間を捨て去ることが出来た、次は更なる上を目指す為に自らの鍛錬に励むのだ。
村上攻めから離れ越後へ向かおうではないか。


ダニーロの覚醒

2007年08月05日 | Weblog

練習試合 vs神奈川大学 試合結果
8月4日(土)18:30キックオフ(カシマサッカースタジアム) 観衆800人
鹿島アントラーズ 6-0 神奈川大学
  ( 前半 1-0 ) 
  ( 後半 5-0 ) 
 
【前半】
■得点者
  25分 本山
■出場選手
21 曽ケ端
3 岩政
5 ファボン
7 新井場
8 野沢
10 本山
13 柳沢
15 青木
16 中後
18 マルキーニョス
40 小笠原
※GK以外は背番号順
 
【後半】
■得点者
47分 オウンゴール
69分 ダニーロ
73分 船山
89分 田代
89分 佐々木
■出場選手
21 曽ケ端 → 1 小澤(HT)
3 岩政 → 4 大岩(72分)
5 ファボン → 31 後藤(76分)
7 新井場 → 22 石神(65分)
8 野沢 → 17 興梠(69分)
10 本山 → 11 ダニーロ(59分)
13 柳沢 → 34 佐々木(69分)
15 青木 → 30 大道(76分)
16 中後 → 24 當間(65分)
18 マルキーニョス → 9 田代(59分)
40 小笠原 → 23 船山(72分)

復調手応え!鹿島ダニーロ1G1A
 鹿島MFダニーロが神大との練習試合で、1ゴール1アシストの活躍を見せた。後半14分から左MFで途中出場。その10分後に、左足で強烈に蹴り込んだ。前半戦は23試合に出場し2アシストに終わっているだけに、オリベイラ監督も「今まで苦しんだ時期もあったが、周りのサポートで調子を取り戻した」と後半戦の巻き返しに期待。試合は6―0で鹿島が勝った。
[ 2007年08月05日付 紙面記事 ]

ついに覚醒か。
ミドルもワンタッチクロスも待っていた結果である。
アマチュア相手とはいえ、練習で結果を出してこそ公式に繋がると言えよう。
前半はチーム不調の代名詞のような扱いであったが、曲がり形にも地球一の称号を持つプレイヤーである。
本領を発揮すれば並のJリーガーでは太刀打ちできないであろう。
このまま眠らせておくわけには行かぬ。
秘密兵器も発動してこそ意味があるのである。
旧日本軍の秘密兵器である風船爆弾は史上唯一アメリカ本土の攻撃に成功した兵器である。
風船に使用された和紙は現在のアルミ以上の強度を誇り、高度一万メートル以上へ舞い上がる、まさに秘密兵器と呼べよう。
恐るべし秘密兵器。
我等の秘密兵器も今まさにベールを一枚脱ごうとしている。