鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

大宮戦報道・レポート

2007年08月20日 | Weblog

鹿島増田のロスタイム弾で逆転勝ち/J1
<J1:鹿島2-1大宮>◇第21節◇19日◇熊谷陸
 鹿島が、序盤から攻勢に出た。MF本山、野沢を中心に先制点を狙っていった。だが、同25分にゴール前でMF小笠原が大宮FWデニス・マルケスを倒しPKを献上。同分に先制を許した。その後も速攻を中心に攻め立て、同33分にFWマルキーニョスが同点弾を決め、振り出しに戻した。前半を1-1で折り返した。
 鹿島は後半も一方的に攻め込んだが、大宮GK江角を中心とした守備陣の前に追加点を奪えず。その後も攻めあぐねる展開が続いた。だが、同ロスタイムにDF内田のクロスに反応したMF増田が、決勝点を決めて2-1で逆転勝ちした。

[2007年8月19日20時9分]

U22代表落選の鹿島増田が決勝弾/J1
<J1:鹿島2-1大宮>◇第21節◇19日◇熊谷陸
 鹿島MF増田がU-22代表落選の影響をうかがわせない劇的な決勝弾を決めた。1-1で迎えた後半34分からMF本山に代わり、投入された。ロスタイムも残りわずかとなったところで、DF内田の右クロスをファーサイドでヘッドで合わせ、値千金の勝利を呼び込んだ。
 反町ジャパン発足からコンスタントに招集されてきたが、22日のベトナム戦のメンバーには入れなかった。それでも「(代表は)関係ない。まずはチームのこと」と気持ちは切り替わっていた。

[2007年8月19日22時19分]

鹿島内田「イケメン違い」アシスト/J1

大宮対鹿島 五輪代表に選出された鹿島DF内田は右サイドを攻め上がる
<J1:鹿島2-1大宮>◇第21節◇19日◇熊谷陸
 鹿島DF内田が五輪最終予選を目前に劇的な決勝アシストを送った。同点の後半ロスタイム。右サイドから「有三さん(田代)に上げようと思ったらイケメン違いでした」と話す若干の狂いで? MF増田のヘッド弾が生まれた。小笠原が退場し、さらにドローならV戦線から後退と痛恨の結果に終わるところだったが、窮地を救った。中2日でベトナム戦だが「今回は先輩でも呼ばれていない選手がいる。疲れてるなんて言えない」と力強かった。
[2007年8月20日8時58分 紙面から]

反町ジャパンから外されても腐らん!鹿島・増田がロスタイム弾
 J1第21節最終日(19日、大宮1-2鹿島、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)鹿島はU-22日本代表を外れたMF増田誓志(22)が1-1の後半ロスタイムに劇的決勝弾を決めた。

 もう「覇気がない」とは言わせない。反町ジャパンから外された増田が試合を決めた。

 試合開始時は30度を超える猛暑、さらに後半からは雷雨。同12分、MF小笠原が2度目の警告を受けて退場と、天候同様に荒れた展開の中、1-1の後半ロスタイム、増田がU-22日本代表DF内田の右クロスを頭で押し込んだ。
 「やっぱり代表に入りたい気持ちはある。また呼ばれるようにチームでアピールするだけです」
 昨年は反町ジャパンの主力だったが、3位に終わった今月上旬の4カ国大会(中国)で「やる気、覇気が見られない」と監督から酷評され、ベトナム戦(22日)のメンバーから漏れた。くしくも同代表合宿初日、しっかりと結果を出した。

 まだあきらめない。今年1月に誓った「五輪出場」を果たすため、誓志は走り続ける。
(千葉友寛)
★氷と水で熱中症対策
 大宮は試合会場の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場の数個所に氷と水が入った桶を設置するなど、熱中症対策を実施。試合前には入場者に並ばないように呼びかけた。16日には観測史上最高の40.9度を記録した熊谷の、この日の最高気温は35.5度。「事前に予測できたことなのでクラブとして極力ケアをしました」と黒田運営担当。会場で体調不良を訴えたのは4人だった。

増田決勝弾!落選の悔しさ晴らした

<大宮・鹿島>後半ロスタイム、増田(左)が決勝ゴールを決め、野沢(中央)、田代と喜び合う
 【鹿島2―1大宮】劇的な“Vゴール”だった。引き分けムードが漂っていた後半のロスタイム。鹿島はU―22日本代表DF内田の右からのクロスをMF増田が頭で押し込んだ。「(小笠原が退場になり)チームは1人少ない苦しい状況だったので、決められてうれしい」。今季3度目の決勝弾に笑みを浮かべた。

 これまでU―22日本代表には常に招集されてきたが、22日のベトナム戦メンバーからは漏れた。チームでも小笠原の復帰で厳しい状況に置かれている。それでも「落選は関係ない。チームでアピールを続けるしかない」と力強く話した。チームはこれで今季2度目の3連勝。伏兵の活躍で、チームは悲願の10冠達成へ向けさらに勢いを増した。

 ≪佐久間監督初勝利お預け≫大宮はPKで先制したが、その後は完全に力負けだった。鹿島の小笠原が退場したにもかかわらず、同点の後半途中からボールをほとんど支配できなかった。リーグ戦再開前に就任した佐久間監督の初白星も遠く、J2への自動降格圏も抜け出せない。同監督は「相手が予想以上にリスクを冒して攻めてきた。こういう結果になり申し訳ない」と厳しい表情だった。
[ 2007年08月20日付 紙面記事 ]

終了直前増田弾!鹿島逆転勝ち…J1第21節

大宮に勝利し、笑顔で引き揚げる増田(手前左)ら鹿島イレブン
 ◆J1第21節 大宮1―2鹿島(19日・熊谷陸上競技場) 鹿島が終了直前、U―22日本代表に選出されたDF内田篤人(19)のパスをMF増田誓志(22)が決め2―1で大宮を下し3位を守った。

 この際、結果がすべてと割り切れる。1―1で迎えた後半ロスタイム。右サイドからDF内田が狙いを定めて、クロスを上げる。「有三さんを狙った。でも、もう1人のイケメンの方に行ってしまった」。ボールは目標のFW田代を越え、ファーで待つMF増田の頭へ。勝ち点3を手繰り寄せる決勝アシストに、立役者は照れに照れた。

 日本一暑い地・熊谷での試合。日中の最高気温は35・5度を記録し、キックオフ時も30・1度を指した。試合開始と同時に、今度は上空に雷様が登場。さらに、後半12分には大黒柱MF小笠原を2枚目の警告で失った。そして、大雨が追い打ちをかける。勝ち点3を狙うには困難の上塗りに遭ったが、内田が値千金弾を呼び込んだ。

 「みんなあきらめていなかった。落とせない試合だった。10人でも、勝てる試合はある、みんなそういう気持ちだった」。前節から首位との勝ち点差を1縮め、浦和に勝ち点差7。試合後、内田は初選出されたU―22日本代表に合流。「呼ばれたからにはやりますよ」自称「鹿王子」がチームを優勝争いに上昇させ、満を持して反町ジャパンに向かった。(2007年8月20日06時04分  スポーツ報知)

増田決勝ヘッド ロスタイム、執念の一撃
2007/08/20(月) 本紙朝刊 スポーツ A版 8頁
 Jリーグ1部(J1)第21節最終日(19日・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場ほか=2試合)鹿島が試合終了間際の増田のゴールで大宮に2-1で逆転勝ちした。3連勝の鹿島は勝ち点39で3位をキープした。大宮は同17で17位。
 新潟はマルシオリシャルデスのゴールで神戸に1-0で勝ち、同38で4位。神戸は同29で10位。

 轟く雷鳴に豪雨。蒸し暑さに加えて、10人という大きなハンディを背負い、引き分けかと思われた後半ロスタイム。逆転優勝のためには一つの取りこぼしも許されない鹿島を救ったのは、途中出場のMF増田だった。DF内田からの右クロスにファーサイドの背番号14が飛び込んだ。「正直、分からなかったが当てることだけを考えてヘディングした」。ネットが揺れた瞬間、両手を上げた増田を中心に歓喜の輪が広がった。
 出番が回ってきたのは後半39分。最近では途中出場がすっかり定着してしまっていたが、増田にとって今回の意味合いは違っていた。「今までは勝っているときに出ている。負けてるときや同点のときでも出してもらえれば、レギュラーに近いと考えられていることだと思う」と、自分をアピールする絶好のチャンスだった。
 加えて、残り少ない時間帯にもかかわらずオズワルド・オリベイラ監督からの指示は攻守両面にわたった。「守備に関しても言われたが、前に行くことも言われた。あきらめてないとすごく感じた」。燃えないわけがなかった。ロスタイムでの逆転弾に「10人でも点が取れたのはうれしい。自分の自信にもなるし、一番は使ってくれた監督にアピールができた」と喜びを口にした。
 直前にはU-22日本代表の選から漏れた増田。「まだ、チャンスがないわけではない。また入りたい気持ちはもちろんある。それにはJリーグで活躍することが近道」と代表への思いを口にしていたが、試合後は「関係ない」とあえて代表の話を封印。「一つも落とせない状況は変わっていないですから」。悲願の優勝のためだけにすべてをチームに捧げる覚悟だ。

マルキ同点弾 鹿島2-1大宮
 【評】鹿島は試合終了間際に増田が頭で決勝点を奪い、辛勝した。PKで先制を許した鹿島は、前半32分にマルキーニョスが同点。後半12分に小笠原が退場となったが、攻めの姿勢を失わなかった。大宮は数的優位を生かせなかった。

■力負けした大宮
 ○…PKで先制した大宮だが、その後は完全に力負けだった。相手が退場者を出したのにもかかわらず、同点の後半途中からボールをほとんど支配できなかった。
 リーグ戦再開前に就任した佐久間監督の初白星も遠く、J2への自動降格圏も抜け出せない。同監督は「相手が予想以上にリスクを冒して攻めてきた。こういう結果になり申し訳ない」と厳しい表情だった。

【J1:第21節 大宮 vs 鹿島 レポート】ボールへの反応・執着心に大きく劣り、大宮の佐久間監督の初勝利と対鹿島戦初勝利ならず [ J's GOAL ]
8月19日(日) 2007 J1リーグ戦 第21節
大宮 1 - 2 鹿島 (18:01/熊谷陸/13,889人)
得点者:'27 デニスマルケス(大宮)、'32 マルキーニョス(鹿島)、'89 増田誓志(鹿島)

試合終了と同時に、鹿島のベンチ前では監督、スタッフ、選手全員で歓喜の輪ができた。試合終了直前、途中交代の増田がヘディングシュートを決め、数的不利の鹿島が劇的な勝利。鹿島のベンチはまるで優勝したかのような光景だったが、じつに苦しい試合をものにできた喜びが率直に表れていた。

試合開始から、ボールを支配したのは鹿島だった。4-3-3の布陣をしいた大宮だったが、フィールドをワイドに使う鹿島の球回しをなかなか掴まえることができない。
大宮の佐久間監督は「うちは1ボランチのところに佐伯がいるんですけど、そこに鹿島は本山選手と野沢選手がいて、あそこの状況がどうしても数的不利な状態」だったと判断し、前半10分すぎにフォーメーションを4-4-2に変更した。しかし、状況に劇的な変化はない。相変わらずボールを支配しているのは鹿島だった。
特に前後に激しく動く鹿島FWの動きに大宮はセンターバックが付いていけない。ボールを引き出すFWの動きにプレッシャーがかけられないため、くさびのパスが簡単に入り、それをサポートするためボランチが下がらざるを得なくなり、結果としてチーム全体が自陣に押し込められてしまった。
ただ、鹿島も決定的な場面はあまり作れないでいた。最終ラインの前では自由にパスを回せるものの、ラインの裏に抜け出たり、ラインを崩すようなシーンはなかった。その影響もあってか、先制点は大宮に入る。27分、右サイドでキープしていたボールを逆サイドへ大きく展開すると、鹿島のプレッシャーが遅くなり、センタリングを折り返したとき、わずかにデニス・マルケスが抜け出るところを引き倒してしまった。鹿島がボールを支配して心理的に優位に立ち、少しずつプレッシャーが甘くなったところを見事に突いたプレーだった。PKはデニス・マルケス自らが蹴り、来日初ゴールを飾った。
しかし、鹿島もすぐさま同点に追いつく。32分、野沢のセンタリングをマルキーニョスが落ち着いて決めた。前半はそのまま鹿島ペースで進むものの、決定力に欠き、同点のまま後半に移った。

試合が動いたのは57分。小笠原がこの日2枚目のイエローカードとなり退場。後半から降り出した雨も徐々に強くなり、気象条件も選手にとっては厳しくなっていった。しかし、数的不利になっても足が動いているのは鹿島の選手たちだった。セカンドボールへの反応や、ボールへの執念で大宮を圧倒。数の少なさをまったく感じさせない戦いぶりだった。
大宮の選手はせっかくボールを奪っても、その他の選手がまったく走り出さない。鹿島の選手が労をいとわずプレスに来るところをパス回しで交わしはするものの、選手たちの足が止まっているため、チャンスをつくるには至らないパス回しだった。
試合前、佐久間監督からはカウンターをケアするために、中盤の選手に攻め上がりを自重する指示が出ていた。それならそれで、奪ったボールを素早くトップのデニス・マルケスに当てて少ない人数でゴールに迫ろうとするのかといえばそうでもない。数的優位を生かせなかったことからも、なにか選手たちが消化不良のままグランドに立っているように見えてしまった。チーム状況の悪さを考えると、いまやるべきは、少ない約束事をとにかく徹底していくことなのではないだろうか。

この敗戦で、大宮は、対鹿島0勝1分5敗といまだ勝利がない( http://www.j-league.or.jp/SS/jpn/team/20070100_000038_W0711_J.html )。対する鹿島はリーグ再開後3連勝。劇的な勝利でチームの勢いは最高潮だ。今後、G大阪と浦和の2強にとって不気味な存在となることだろう。
以上
2007.08.20 Reported by 田中滋

19節甲府戦後のインタビューでも内田篤人は柳沢主将についてイケメンと評した。
そして今回は田代有三と増田誓志をイケメンと褒め称え持ち上げておる。
「サッカー選手は顔」との名言もあり、良いに越したことはない。
ロベルトバッジョの愛らしさを例に出すまでもないであろう。
観客がいる以上、華が必要なのである。
その華が咲き結果を残せば言うことはない。
田代→篤人→誓志のラインはクラブも推す(バースデイカード)トリオ。
その華が咲いたこの試合は、今季のクラブの行く末を暗示しているようである。


大宮戦コメント

2007年08月20日 | Weblog

【J1:第21節】大宮 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●内田篤人選手(鹿島)
「勝てて良かった。本当は有三さん(田代)を狙って蹴った。勝ててホッとしてます。試合前からここは落とせない大事な試合だと言うことはよくわかっていた」
Q:リーグ戦再開後、3連勝だが?
「合宿でいい練習ができたからだと思う」
●柳沢敦選手(鹿島)
「チーム状態はすごく良い。控えの選手を含めて、チームが何を求めているのかみんながわかっている。レイソル戦(6/20)もそうだったが、こういう試合を勝ったことは大きい。次につながる試合だったと思う」

【J1:第21節】大宮 vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
8月19日(日) 2007 J1リーグ戦 第21節
大宮 1 - 2 鹿島 (18:01/熊谷陸/13,889人)
得点者:'27 デニスマルケス(大宮)、'32 マルキーニョス(鹿島)、'89 増田誓志(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:小笠原選手が退場して、1人少なくなっても攻めに行って勝ったという結果を収めた。選手に対してどういう評価を与えますか?
「10人になったところで厳しい戦いになるということは選手がいちばんわかったんじゃないかと思います。そのあと、みんなが意思統一をする必要があったし、そういう部分では選手同士の意思伝達がうまくいったのではないかと思います。前半から主導権を握ってチャンスをつくりながら、それをものにできませんでした。グラウンダーであったり空中戦であったり、いろんな形で崩そうとしたのですが得点になりませんでした。
点を取られた後、追いついて、そして10人になって厳しい戦いになったなかで、選手には試合前からこの試合を勝っていくということを伝えていたので、そのことをしっかり理解できていたんだと思います。攻撃的にアグレッシブにやって点を取りに行くというのがすごく重要なのであり、それがご褒美という形で最後の得点が生まれたんではないかと思います。
選手の頑張りに感謝したいし、彼らがそれだけ高い意識で戦ってくれたこと、自分たちの戦士達を誇りに思います」

以上

●増田誓志選手
チームが勝つことを決定できるゴールで良かった。苦しい展開になっていたけど、リザーブも準備できていた。どんな状況でも負けないことが大事。次も勝てるように頑張ります。
●内田篤人選手
今日負けると(優勝が)かなり難しくなると思っていた。どうしても勝って終わりたかった。(決勝アシストのシーンは)有三さんが上がってくると思っていたら、もう1人(増田が)上がってきていた。いいボールを上げればいけると思っていた。勝ててよかった。
●田代有三選手
(決勝ゴールにつながる空中戦を制し)あそこで競り負けたら意味がないと思って、7分間しかなかったけど、どんどん走っていこうと思った。また、こういうパターンがあったら、持ち味を出したい。いい結果が出た。

選手と監督の意思の統一をコメントから伺える。
一体感とも言えよう。
かつて鹿島を語るキーワードであった「ファミリー」が復活してきていることを肌で感じる。
大井夫人の嘆願で助命されるのである。