鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

横浜FC戦報道・レポート

2007年08月26日 | Weblog

鹿島が横浜FC破り後半戦4連勝/J1
<J1:鹿島2-1横浜FC>◇第22節◇25日◇カシマ
 鹿島は前半1分、右サイドを突破したFWマルキーニョスのセンタリングをファーサイドに飛び込んだFW柳沢が胸で押し込み先制。前半は鹿島の1点リードで折り返した。
 横浜FCは後半開始から攻め続けて同24分、4年ぶりの左サイドバックを務めた根占が右足ミドルシュートを決め同点。だが、鹿島も同37分、交代出場したばかりのFW興梠がゴール前のこぼれ球を押し込み決勝ゴール。後半戦4連勝を飾った。
[2007年8月25日22時53分]

FW柳沢の先制弾などで鹿島勝つ/J1
 鹿島が後半戦4連勝を飾った。前半1分にFW柳沢がJ歴代12位タイの79ゴール目となる先制弾。その後押し込まれる時間帯が多く、後半24分に同点に追い付かれた。だが同36分に途中投入されたばかりのFW興梠が1分後に勝ち越しゴール。興梠は「絶対落とせない試合だったので1点取ろうと思っていた。求められているのは点を取ることだったので、それができて良かった」と満面に笑みを浮かべていた。[2007年8月25日23時51分]

鹿島興梠が途中出場1分V弾/J1

ゴールを決めた鹿島FW興梠(中央)は観客席によじ上り喜びを分かち合った
<J1:鹿島2-1横浜FC>◇第22節◇25日◇カシマ

 鹿島はオズワルド・オリベイラ監督(56)の采配がズバリ的中し、横浜FCに2-1で競り勝った。

 オリベイラ監督の魔法のような采配だった。途中出場で送り出したFW興梠が1分後に、しかも最初のボールタッチで決勝弾を決めた。最下位の横浜FCから勝利を取りこぼしかけていた後半37分。同19分から出場のMFダニーロの大きなサイドチェンジからMF野沢がゴール前にパスを送り、一瞬のスピードが持ち味の興梠が右足で押し込む。完ぺきなタクトを振るっての勝ち越し点に、ベンチで何度も拳を突き上げた。

 前節大宮戦も途中出場の増田が後半ロスタイム弾。会見で絶妙な起用を聞かれ「多少、私の采配には運があるのかも」とニンマリした。だが偶然ではなく、選手のモチベーションの高さによる必然の1点を強調する。「選手には練習から高い意識を持っていればファーストタッチでも点を奪えるぞ、と言っている」。指揮官の暗示がかかった興梠「監督から『取りに行け』と言われて狙いに行った。ごっつぁん(ゴール)です」と無邪気に喜んだ。

 就任1年目だが選手起用はフェアだ。序盤戦は不調のMFダニーロを起用し続けたが、5月上旬からサブに置いた。DFファボンは故障が治っても勝っている間はDF大岩の起用を続けた。流れを大事にし、調子が悪ければ実績のあるブラジル人でも外す。だが冷徹ではなく、人間味あふれる。DF内田には「君は私の息子によく似てるんだ」と言葉をかけたことがある。

 今季リーグ戦12勝中4勝が後半残り15分での決勝弾。そして3得点1アシストが途中出場選手によるものだ。2試合連続の劇的な勝利で4連勝と、首位浦和と勝ち点7差をキープし、2位G大阪とは同3差に縮め、次戦で直接対決する。「優勝するためにはタフな試合に勝たないといけない」。オリベイラ監督が「オズの魔法使い」と化して、鹿島の10冠への道へ導く。【広重竜太郎】[2007年8月26日9時11分 紙面から]

柳沢が復活ゴール!鹿島4連勝で2強の背中が見えてきた
 J1第22節第1日(25日・カシマスタジアム)鹿島の主将FW柳沢が復活ゴールを決めた。開始1分、右足第5中足骨を骨折した4月21日の清水戦以来、126日ぶりのゴールを胸で決めた。後半24分に追いつかれたが、同36分に柳沢に代わって投入されたFW興梠が1分後に決勝弾を決め、4連勝を飾った。

 2戦連続で途中出場の選手が決勝点を記録し、柳沢は「常に競争意識があるなかで控え選手が活躍しているときは強かったし、優勝していたときの流れ。いまもいい流れ」と手応え。2強の背中がはっきりと見えてきた。

★田代が全治約3週間
 鹿島はFW田代有三(25)が左太もも裏の肉離れで全治約3週間と診断されたと発表した。23日の練習中に負傷した。

柳沢126日ぶり復活ゴール

<鹿島・横浜FC>前半、先制ゴールを決める鹿島・柳沢(右)。左はGK菅野。
Photo By 共同

 【鹿島2―1横浜FC】鹿島のFW柳沢が復活弾を決めた。開始わずか1分55秒。右サイドをドリブルで駆け上がったFWマルキーニョスのクロスに、ファーサイドで倒れ込みながら胸でゴールに押し込んだ。「ボールが来る意識でいった。そういう意識がなかったら、点につながらなかったと思う。泥くさいといえば泥くさいけど、自分的にはいいゴールだったと思う」。今季4点目。左足中足骨を骨折した4月21日の清水戦以来、126日ぶりのゴールに納得顔だった。

 チームは後半24分にいったん追いつかれたが、後半37分に柳沢に代わって入ったFW興梠が決勝弾を決め、2―1で勝利。今季初の4連勝で逆転優勝への道がおぼろげに見え始めた。「このゴールで勢いに乗りたい」と柳沢。主将の復活弾で29日のG大阪戦に弾みをつけた。[ 2007年08月26日付 紙面記事 ]

鹿島4連勝 柳沢126日ぶりゴール…J1第22節

前半1分、鹿島・柳沢(右)が先制ゴールを決める(GKは菅野)
 ◆J1第22節 鹿島2―1横浜C(25日、カシマ) 鹿島が後半戦無傷の4連勝。6年ぶり5度目のJ制覇へ乗ってきた。

 口火はFW柳沢だ。開始1分。右サイドを破ったFWマルキーニョスのクロスに逆サイドから走り込み、直前でバウンドしたボールを落ち着いて胸で押し込んだ。左第5中足骨を骨折した4月21日の清水戦以来、126日ぶりのゴール。「泥臭いゴールで、非常にいいゴールだった」と自画自賛した。

 後半24分に同点とされても、そこから勝ち越せるのが今の鹿島の底力。同37分、柳沢に代わって投入されたばかりのFW興梠がゴール前の混戦から右ひざで流し込み、決勝弾。前節の大宮戦で途中出場から決勝点を決めたMF増田に続き、交代選手が結果を残した。

 これで2位・G大阪との勝ち点差は「3」に縮まった。G大阪が浦和戦を終えたのに対し、鹿島は両チームとの直接対決を残しており、頂点は十分、射程内にある。柳沢は「(上位とは)明らかに近くなっているし、優勝を意識しながら狙っていきたい」と浦和追撃に意欲を燃やした。(2007年8月26日06時02分  スポーツ報知)

J1鹿島 4連勝 3位キープ
2007/08/26(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 8頁
 Jリーグ1部(J1)第22節第1日(25日・カシマスタジアムほか=7試合)鹿島は横浜FCに2-1で競り勝ち、4連勝で3位。前節に4カ月ぶりに首位に立った浦和はFC東京に3-2で逆転勝ち、3連勝で勝ち点を49とした。
 首位から陥落したG大阪は後半に3失点して川崎に1-4で敗れ、両チームの勝ち点差は4に広がった。
 柏は千葉を1-0で破って暫定5位。磐田は甲府を2-1で下した。名古屋は5-0で大宮に大勝し、藤田がJ1史上4人目の通算100得点を達成した。
 大分は神戸に2-0で勝った。

興梠、決勝ゴール 調子上向きも課題残る
 最下位の横浜FCを相手に勝つには勝ったが、前節で横浜FCと引き分けたG大阪の二の舞いを踏むかと思われた戦いぶりに、試合後の選手のコメントも控えめ。「勝ててよかった」とは決勝点を奪った興梠。そのほかの選手からも、同様の言葉が漏れるなど反省ムード一色。4連勝に沸き立つ中で課題も浮き彫りとなった。
 「以前からの課題だが、格下とやるときに課題が出る」と話したのは岩政。前半の決定機を外し続け、流れを相手に渡してしまうと、後半開始からは防戦一方。攻撃に出ようにもミスを連発して流れを呼び戻せず、集中力が切れたかのような同点シーンを迎えてしまった。
 増田「これで勝てるだろうという気持ちが多少流れてしまって、常にいいリズムでできなかった」と振り返った。
 それでも、勝ち続けていられるのは、前節の増田、今節の興梠のように日替わりでヒーローが現れているから。「サブ組が点を取ったら上の人も抜かれるんじゃないかと競争が出てくる」とは興梠柳沢「今まで控え選手が活躍しているときは強かったし、優勝してきた」と話し、チームの総合力が上向いているのは事実だ。
 それだけに、この試合内容は見ている側にも不満が残る。「失点しないと目が覚めないのは甘い点」と厳しい口調で岩政が話せば、柳沢「反省しなくてはいけないし、G大阪戦に向けて修正したい」と口元を引き締めた。喜びに浸っている暇はない。

【J1:第22節 鹿島 vs 横浜FC レポート】またも交代選手が活躍!興梠のゴールで苦しい試合を鹿島が制するも、次節ガンバ大阪戦に向けて一抹の不安が残る。 [ J's GOAL ]
8月25日(土) 2007 J1リーグ戦 第22節
鹿島 2 - 1 横浜FC (19:05/カシマ/15,957人)
得点者:'1 柳沢敦(鹿島)、'69 根占真伍(横浜FC)、'82 興梠慎三(鹿島)

前節、増田誓志の劇的なロスタイムのゴールで大宮を下した鹿島。この試合も交代出場した興梠慎三がファーストタッチで決勝ゴールを決め、上位陣を追撃する勝ち点3を手に入れた。これで鹿島はリーグ戦再開後を4連勝。次節、直接対決の2位ガンバ大阪との勝ち点差を3とした。

試合展開は、鹿島にとっては苦しいものだった。

出足は好調。開始1分、右サイドでボール競り合ったマルキーニョスがフィジカルの強さを見せ、相手選手を吹き飛ばし、フリーでセンタリング。ニアサイドにつめた野沢拓也は届かなかったものの、ファーサイドにいた柳沢が難しいバウンドを胸で合わせゴールに押し込み、鹿島が開始早々に先制した。
しかし、このあとが続かないのがここ数試合の鹿島の悪い傾向。ボールを支配し、いくらでも攻め手がありそうな余裕を見せるもののチャンスをものにできない。何度もゴールに迫るものの、マルキーニョスのワザありのヒールパスを受け、中央を抜け出た野沢のシュートがゴールポストにはじかれるなど、全体としては鹿島のペースでゲームが進んでいるものの追加得点を奪えないまま時間が経過していった。
そして30分を過ぎたあたりから、横浜FCにペースが移り始める。鹿島の選手たちは、前節、あれほど良かったボールへの反応がいまいち。セカンドボールを拾えなくなり、攻撃の形もつくれなくなってしまう。

そして、後半、その傾向は顕著になる。ゲームを支配するのは横浜FC。オ・ボムソクを中心に鹿島陣内に攻め込むことが多くなった。守備面でも4-1-4-1の布陣が機能し、最終ラインの前に入ったマルコス・パウロが的確なポジショニングで鹿島の攻撃をほぼ封じ込める。そして69分、終始押し気味に試合を進めていた横浜FCに同点ゴールが生まれる。ロングスローから競り合ったボールがゴール正面にいた根占真伍の前に転がる。詰めてきたダニーロを左足のキックフェイントで交わし右足でミドルシュート。キーパーの曽ヶ端が一歩も動けないビューティフルゴールを決めた。慣れないポジションで先発し、開始早々の失点でマルキーニョスへの対応を誤り、失点の原因をつくっていただけに、根占にとってはうれしいゴールとなった。
このシーンでの鹿島の選手の反応の鈍さはこの試合の出来を良く表していた。ロングスローで競り合ったのは交代出場のダニーロ。こぼれ球に詰めていったのもダニーロで、彼がフェイントでかわされると根占に寄せる選手は誰もいなかった。

しかし、このあと得点を奪えてしまうのが今の鹿島アントラーズの強さを示している。82分、相手ボールを奪ったあと、左サイドのダニーロから右サイドをフリーで駆け上がっていた野沢に大きな展開のパスが通る。野沢がシュート性のセンタリングを入れたところ、マルキーニョスとDFがもつれたあとのこぼれ球を興梠がつめてゴール。またしてもオリヴェイラ監督の選手起用に、途中出場した選手が応えて見せた。

鹿島はこの勝利によって、再開前まで11離れていたガンバ大阪との勝点差が3となった。首位浦和とはまだ7差あるものの、連勝を続けることで上位チームにプレッシャーをかけることになる。ただ、鹿島にとって、引き分けはほぼ負けに等しい状況なだけに、今日のような試合運びではタイトルを狙うのは難しい。それほど暑さを感じない状況にも関わらず低調なパフォーマンスに終始したことは、その原因が疲労にしろ精神的なものにしろ、ガンバ大阪戦に向け一抹の不安を残す。前節のゴールは取るべくして取ったものだったが、今節はかなりラッキーな部分もあった。こうした試合は、そう何試合も続くとも思えない。首位浦和を見据えるのなら、自分たちのペースで試合が進んでいるときに、きっちり得点を奪う強さが欲しいところだろう。

一方、敗れたものの横浜FCは可能性を感じさせる試合内容だった。守備面では、マルコス・パウロの安定性が素晴らしい。攻撃面で、いま一歩の進歩を見せればこの苦境を脱することも可能だろう。
高木監督の「いまのプレーを続けること」という考え方が間違っていないことを示す試合だった。

以上
2007.08.26 Reported by 田中滋

各紙試合開始早々の柳沢主将の先制弾で楽勝だったかのような記事であるが、ニッカンだけがゴール裏から降りる興梠の写真や篤人似の息子など密着記事で紙面を飾り非常に好感が持てる。
興梠がサポシに登ってくるのはハセの引退試合・秋田のカシマスタジアムラストマッチ以来の快挙であり、ミスター鹿島候補の筆頭に躍り出たこととなる。
佐々木の台頭でスーパーサブのポジションも危うくなっていたところにこの活躍は大きい。
田代の怪我で巡ってきたチャンスを掴んだとも言えよう。
我等は若きジョーカーの覚醒に立ち会うこととなろう。


横浜FC戦コメント

2007年08月26日 | Weblog
【J1:第22節】鹿島 vs 横浜FC:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●興梠慎三選手(鹿島):
「キツイ試合だった。点が取れるところを取れなかったので苦しい試合になった。監督には点を取りにいけと言われていたので1点狙ってた。ボールを持ったら勝負しろって言われてたのでその通りにいってよかった。ごっつぁんゴールだったけど決められてうれしかった。後半戦がまだあるので落とさないようにいきたい。後半戦はこれまでひと試合も出ていなかったので、これで監督へアピールになって良かったと思う。
アントラーズより上にチームがあるので勝てて良かった。シュートは膝で行った。サポーターとは僕のコールを『コウロキ!』って一緒に唄った。
今日はとにかく勝って良かった」

●増田誓志選手(鹿島):
「リズムがあっちに行っている時間があった。失点の前後も相手のリズムだった。前半最初に点が入って落ち着きすぎた。つねに良いリズムでできなかったのが…。もう1点、あの流れで取れれば良かった」
●岩政大樹選手(鹿島):
「今日は全体的に声が少なかった。僕はいつか失点すると思っていた。危うく取り返しの付かない勝ち点2を失うところだった。もっと自分たちのサッカーを謙虚に見ていかないと。ガンバ戦は自然と引き締まると思うが、引き締めようと思わないと引き締まらないのは選手として問題。どこでも同じようにできるようにしないといけない。誰とは言わず、もっと球際だったり長い距離を走ることができると思う。
先に点が入るとペースダウンしてしまう。苦しい状況になると頑張り出す。優勝するにはそういう試合を減らさないと行けない。今日は、途中で入った慎三(興梠選手)だったり、ダニーロだったり、青木ががんばってくれて良かった」
●柳沢敦選手(鹿島):
「勝ち点3を取ることができて良かった。立ち上がり、集中する前に点が入ることは良くある。ただ、流れが良くない部分が多かった。ガンバ戦に向けて修正していきたい。もう一度、気持ちを入れ替えて臨みたいと思う。
(ゴールについては?)自分としては泥臭いけど良いゴールだったと思う。いまは勝ち点が10以上離れていたときにくらべれば十分優勝を意識できる」
●内田篤人選手(鹿島):
「ガンバ戦は走り負けないようにしたい。
(対面は安田選手ですが?)勢いがあって、性格もスタイルもわかっている。でも、いつも通りにやりたい。
(イエローカードをもらったが?)あれはイエロー…。ちょっと引っ張られたけど後悔してる。
ここまで勝ってきて、次で負けたら意味がない。リーグ戦が始まってから前半戦は苦しい思いでやってきてここまで来た」


【J1:第22節】鹿島 vs 横浜FC:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
8月25日(土) 2007 J1リーグ戦 第22節
鹿島 2 - 1 横浜FC (19:05/カシマ/15,957人)
得点者:'1 柳沢敦(鹿島)、'69 根占真伍(横浜FC)、'82 興梠慎三(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:大宮戦でも途中出場の増田選手が決勝ゴール。今日も興梠選手が決勝ゴールというかたちで監督の采配がずばずば当たっている。監督の期待に選手が応えられる要因をどうお考えですか?
「監督として、まずサブのメンバーに何をしなくてはいけないかというと自信を与えることをしなくてはいけないし、あるいは僕は君を信じているという信号を送らなくちゃいけないと思います。まずそういう作業をしたうえで、個の意識を高める作業をしてます。それは日々の練習からであって、いろんな状況というのは試合の中で生まれてくる。そういう練習を多く取り入れることによって、実際の試合になったとき、ひとつのチャンスをものにするということが大切であり、練習から高い意識をもっていれば、ファーストタッチでもシュートを決められるんだという僕は言い続けています。自分の采配が当たっているというより、彼らの高い意識がこういう結果につながっているのではと思います。やはり選手個人の意識やその改善が結果につながっていると思います」
Q:点を取った後、なかなか追加点を奪えなかったわけですが、その点について監督が不満をお持ちでしたら教えて下さい。
「確かに1点目取った後にチャンスはたくさんあったと思いますし、一つは野沢選手がフリーで中央に飛び出したところで残念ながらシュートがポストに当たってしまったこともありました。また内田選手が飛び出していったところでシュートを打つタイミングのところで、ファウルをされたかと思いますけど、レフリーの判断はシミュレーションという形になってしまった。そのあともチャンスはつくっていますし、点に結びつかなかったところはあったと思いますけど、われわれのワンサイドゲームではなかったし、横浜FCもすばらしい組織的な守備を、ひとりひとりが戦術的役割を果たそうという気持ちでいたから、われわれの攻撃もなかなか機能しなかったというところがあったんではないかと思います」
Q:興梠選手がファーストタッチで点を決めたと思いますが、監督からの指示はどういったものだったのでしょうか?
「多少、運も味方してくれるというところが僕の采配にはあるかもしれませんが、さっき言ったように練習の成果だと思いますし、本人にも入るときにフレッシュな状態でいるので、集中・注意というものを張って欲しい、チャンスは絶対に来るのでそれをものにして欲しいと言いました。特にサイドに入ったときの動きだしというところ、ポジショニングというところを、つねに練習の中で取り入れて多く注文を出したり修正したりする作業をしているので、そういった部分の積み重ねてというのが今日の結果につながっていると思う」
Q:横浜FCのマルコス・パウロ選手がポイントになっていたと思うのですが、彼に対する特別なマーキングなどの指示はあったのでしょうか?
「特別にマンマークという形にはしてませんけど、彼がボールをもったときに必ずひとりがプレッシャーをかけるように指示しました。どうしてもうちは、柳沢、マルキーニョス、本山、野沢と前の4人が流動的に動くので、どうしても誰かを固定してしまえば、攻撃の動き出しが少なくなってしまう。そういう意味で近くにいる選手が必ずプレッシャーをかけるということをお願いしてるので、うちが攻撃しているとき、彼がディフェンスラインの前にいるので、ちょうど奪ってからボールを受けやすい選手なので、切り替えを早くしながら彼に対してプレッシャーをかけるという指示は細かく出しました」
Q:次、ガンバ戦があって、レッズ戦など優勝争いをするために重要な試合が控えています。リーグ戦を制覇するために今後必要となる要素は?
「上位との対決がありますけど、まず次節のガンバ戦を考えていきたい。そこに集中したい。そこに勝ってから次のプロセスを考えていきたい。いまは一戦一戦が大事であって、ただこのリーグ戦に参加してるだけなのか、それともタイトルを取りに行くのか、という気持ちを強く持って、目的を失わずにひとつひとつの作業をやっていくことがすごく大切なのであり、そういった作業をチーム内全体でもっと強くしていかないといけない。そう言ったところを踏まえて、次のガンバは日本代表もいますし、外国人の助っ人もいますし、技術的にほんとうにすばらしいチームだと思いますので、タフな試合になると思います。厳しい試合という前提で戦わなければいけないし、優勝するためにはまずガンバに勝たなくてはいけない。勝った上で次のことを考えて、ひとつひとつやっていきたいと思っています」
以上
 
自分の采配より選手個人の意識の改善が結果に結びついた。
1点目をとったあとチャンスは多くあったのに点に結びつかなかったのは横浜FCも守備を中心にしっかりとしたサッカーをしていたからであって我々が思うように攻撃できなかったんだと思う。
リーグ戦制覇のために必要なことというよりも次のガンバ戦に集中することが大切。
1戦1戦が大事であり、タイトルを獲りにいくという気持ちを強く持つこと。次はタフな試合になるだろうがガンバに対してしっかりと勝たなければならない。
 
岩政の言うように危機感を募らせる試合であった。
結果だけは残っている。
が故に怖いのである。
4連勝したとはいえ下位に沈む降格レースに出馬しておるチームである。
圧勝せよとは言わぬが、中盤を制圧される相手ではないはず。
これは楽観視できぬ状況。
一通り下位と当たったここから先は上位との連戦となる。
既に選手も監督も先を見てはいるようであるが、実際に対戦せねば分からぬことも多い。
勝って兜の緒を締めるのである。