鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

U-22敗戦の将

2007年08月06日 | Weblog

U-22日本、ボツワナに敗戦…反町監督が選手“選別”明言
 【瀋陽(中国)5日=近藤安弘】4カ国大会最終日(5日、中国・瀋陽)U-22日本代表は、最終戦のU-22ボツワナ代表戦に0-1敗戦、勝ち点4で3位に終わった。反町康治監督(43)=写真=は「非常に恥ずかしい試合」と酷評。さらに22日からの北京五輪アジア最終予選へ向け、「使える選手と使えない選手の境界線が、はっきりとした」と選手の“選別”を明言した。優勝は勝ち点6のボツワナ。

 覇気がなく締まりのない内容で0-1敗戦。昨年12月のアジア大会・北朝鮮戦以来の黒星に、反町監督が怒りをぶちまけた。
 「非常に恥ずかしい試合をして申し訳ない気持ち。立ち上げから1年。この1年間はいったい何だったんだろう。それくらい気持ち、やる気、覇気が見られなかった。選手の気持ちがグラウンドにおりていなかった」。怒りを通り越し、あきれた表情までみせた。
 最終予選前、最後の国際試合。アジア杯やオールスターのためMF水野(千葉)、DF伊野波(FC東京)ら多くの主力を招集していない今大会のテーマは、サブ組の見極めだった。だがパスミスが繰り返され、攻守がバラバラ。アフリカ勢特有のフィジカルに圧倒される場面もあった。
 5日間で3試合目で、疲労はピーク。ある選手が「中国戦は勝てば優勝という緊張感があった。きょうのこの試合はこなせば帰れるという雰囲気があった」と漏らしたようにモチベーションを保つことは難しかったが、言い訳にはならない。
 さらに指揮官は「戦える選手と戦えない選手、使える選手と使えない選手の境界線がはっきりとした」と明言した。「(後半)10分で何もできなかったら代えると言った」とハーフタイムで指示したことを明かしたが、反町ジャパン発足時からの常連で、ともに先発したFWカレンとMF増田の2人が同12分に交代。 “見切った”格好だ。
 22日の最終予選の初戦ベトナム戦まで、あと17日。反町監督は「目標は最終予選で1位になること。もう1回足下を見つめて初戦で勝ち点3、必ず取りたい」と表情を引き締めた。
◆2度の決定機を外したFWカレン(磐田)
「運動量が少なかった。やらなきゃいけなかったけど体がついてこなかった。Jリーグでアピールするしかない」
◆攻守の舵取り役になれなかったMF
増田(鹿島)
「運動量が出せなかった。気持ちと体が裏腹だった。ハーフタイムに、監督に厳しく言われた」
■敗戦VTR
 前半に好機をつくったが日本だが、得点できないまま前半を終了。逆に後半1分、ゴディルワングに強烈なミドルシュートを決められて先制点を許すと、その後は攻めが雑になった。選手交代などで打開を図り、決定的チャンスもあったが、最後までゴールを割れなかった。
■4カ国大会
 北京五輪開幕まであと1年に迫り“プレ五輪”として開催。会場は本大会のサッカー会場3個所のうちの1つ、瀋陽五輪スタジアム(6万人収容)。開催国の中国のほか日本、北朝鮮、ボツワナのU-22代表が総当たりのリーグ戦方式で戦う。優勝賞金は5万ドル(約595万円)
■北京五輪男子サッカー・アジア予選
 2次予選から出場した日本は6戦全勝で最終予選進出。最終予選は12チームが4チームずつ3組に分かれ、8月22日から11月21日まで争い、各組1位の3チームが出場権を得る。日本はサウジアラビア、カタール、ベトナムと同じC組。2次予選同様、最終予選もホーム&アウエー方式の総当たりリーグ戦。ホスト国の中国と合わせアジアから4チームが本大会に出場する。

反町監督 不発カレンにダメ出し
 日本が決定力不足を露呈した。U―22日本代表は5日、中国・瀋陽で行われた4カ国トーナメント最終戦でボツワナに0―1と敗れ、3位に終わった。先発2トップを組んだカレン・ロバート(22=磐田)、李忠成(21=柏)に加え途中出場のFW平山相太(22=FC東京)も不発で、今大会3試合でFW陣の得点は0。22日のベトナム戦から始まる北京五輪アジア最終予選に大きな不安を残し、反町康治監督(43)はカレンらに“ダメ出し”をした。
 天を仰ぎ、頭を抱える光景ばかりが続いた。チャンスはつくった。しかし、ゴールは奪えなかった。反町監督は「気持ちがゴールに向いていない」とバッサリ。さらにハーフタイムのゲキの内容を明かした。
 「10分で何もしなければ替えると選手に言った。ちょっとは変わったけど大きくは変わらなかった」。後半12分に交代させたカレンと増田に対する“最後通告”であることは明白だ。
 U―18時代から代表で無得点が続いているカレンは、通算37試合目も不発に終わった。前半31分にGKと1対1の決定機を迎えながら左足シュートを阻まれ、後半6分のヘッドはゴールライン上でDFにクリアされた。「運動量が少なかった。いいタイミングで裏に抜けたり、相手をほんろうしたりすることができなかった」とうなだれた。
 反町監督は後半12分に岡崎、29分にはエースの平山を投入。35分には平山のスルーパスから岡崎がシュートを放ったが、またしてもゴールライン上でクリアされた。これで2戦連続無得点。しかも、1日の北朝鮮戦の得点者はDF河本とMF梅崎で、FW陣は3試合で1点も決められなかった。今大会はオールスター出場などで主力を大量に欠いたが、FWだけは現時点でのベストメンバー。それだけに無得点の意味は重い。
 「最終予選に向けて戦える選手と戦えない選手、使える選手と使えない選手の境界線が見えた。新陳代謝をしなくちゃいけないかなとは思っている」。指揮官は選手の入れ替えの可能性を示唆したが、決定力不足は“戦犯”を外せば解決するという問題でもない。早急に方策を見つけなければ、北京は夢と終わりかねない。
[ 2007年08月06日付 紙面記事 ]

【U-22日本 vs U-22ボツワナ】試合後の増田誓志選手(鹿島)コメント [ J's GOAL ]
■U-22 4カ国トーナメント2007
8/5(日)18:00(日本時間)/中国・瀋陽オリンピックスタジアム
U-22日本 0-1 U-22ボツワナ
得点者:46' アモス(U-22ボツワナ)
・テレビ中継:G+(生中継)17:45-20:00(延長なし)、日本テレビ (関東/録画放送)26:15-27:50 (延長なし)
--------------

●増田誓志選手(鹿島):
「今日は運動量が足りなった。気持ちと体が裏腹になってしまい納得がいかない。裏に抜けてくれて、そこに出せてもくずすことはできなかった。交代はハーフタイムに言われていたから10分で何もできなかったから仕方がない。厳しいですね。ダイレクトでつなげば崩せる、やれる自信はあるんだけど。相手はマンツーマンだけど、ただついてくるだけでプレッシャーの厳しさなどはなかった。Jでアピールするしかない」
以上

増田誓志の北京への道はほぼ閉ざされた模様。
このボツワナ戦も2試合前の北朝鮮戦もボールには触るが”良い仕事”をしたとは言い難かった。
増田誓志本人のイメージに何かしらの不足があったように映った。
だが、イメージの統一は個人ではなく束ねる者の仕事であろう。
良い形で攻められないのも、簡単に崩される守備の組織も指揮官の能力不足である。
それを棚に上げ選手批判を行うとは、器の小さき男である。
これでは誰を起用しても北京への道は開かぬであろう。
それは、このボツワナ戦で失点後の采配に現れておる。
指揮官が動揺しては選手も本来の力を発揮出来ぬ。
敗戦は自明であった。
そして我等は再三再四増田誓志を名指しで批判し続けた反町氏とは、これで縁を切ることになろう。
ある意味、喜ばしいことである。
増田誓志は、復帰した小笠原満男と覚醒したダニーロを押しのける努力が必要となる。
そしてそれが叶うのであれば、五輪代表などという小さな目標ではなく、フル代表が見えて来る。
凡将に付き合う時間を捨て去ることが出来た、次は更なる上を目指す為に自らの鍛錬に励むのだ。
村上攻めから離れ越後へ向かおうではないか。